~I’m fenwick MAN~「Energy シリーズにもベイトフィネス!」
2010.12.13 Update
スーパーテクナ、テクナGPに来年追加されるベイトフィネススペシャルは、先にリリースされたゴールデンウィングの3機種と合わせて、まさにベイトフィネスタックルの最先端を行くロッド達と言えるでしょう。
ベイトフィネスタックルの提唱者である沢村幸弘プロとフェンウィックの開発力の融合によって生み出されたこれらのロッドは、誰が何と言おうとベイトフィネスロッドの目指す姿の一つであると思います。
しかし、ベイトフィネスロッド、リールを中心とするベイトフィネスタックルの普及には、トップエンドモデルばかりでは物足りないのも事実。
フェンウィックの基本ポリシーとして「最良の選択肢を提供し、選択はユーザーに委ねる。」というもの。
ロッドには素材やパーツの違い、コンセプトの違いにより様々な特徴があって当然です。トルキーなロッドを必要とすることもあれば、軽くてキンキンなロッドを求めるアングラーもいます。それを無視して「これが最高だ!」と自らの主張を振りかざすことをフェンウィックは創業当初から良しとはしませんでした。
たくさんの選択肢を用意して、その中からアングラーがベストな選択をする環境を提供することこそ、ロッドメーカーの使命だと考えているからです。
ベイトフィネスロッドに関しても然り。
ゴールデンウィングに端を発したベイトフィネスロッドの開発は、テストと実戦経験を重ねていく過程で、スーパーテクナ、テクナGPのブランク特性が欲しくなっていきます(ゴールデンウィングが物足りないのではなく、素材特性的に違うアプローチが求められるということ)。
そして2011年にはスーパーテクナやテクナGPにベイトフィネスモデルが発売されるわけですが、ブランクの素材、ガイドの種類などでどうしても高価格な製品になってしまいます。もう少し価格抑え目で、でもベイトフィネスロッドのノウハウをきっちり詰め込んだものを提供することが、ベイトフィネスの魅力を伝えることになるのではないか、それはフェンウィックこそが果たすべき役割であろうと考えたのです。
っと、まあ前置きが長すぎ、なんですがエナジーシリーズにもベイトフィネススペシャルが追加されます!
エナジーシリーズにはパワーシールドデザインという、カーボンテープを細かいピッチでブランク全体に隙間なく巻き上げることによって、ブランクのネジれや潰れへの耐性を高めてあります。決して軽量でキンキンなロッドではありませんが、扱いやすいしなやかさとテクナGPに匹敵するトルクが売りです。

「エナジーシリーズはテクナに匹敵するトルキーなブランク構造が特徴」

「“Bait Finesse Special”2本、“Bait Finesse Pluggin’”1本が登場」
そのエナジーシリーズに追加される3機種をご紹介しましょう!
ENG 67C UL P+ J ” Bait Finesse Special“ 6′7″ 1/32 - 1/4oz. Lure 6 - 12lb. Line
パワーシールドデザインによるトルクフルでしなやかなブランクは、軽量なリグをキャストするにも操るにも、使い手を選ぶことなくその性能の全てを発揮できます。ULパワープラス表記のアクションは、吸い込むようなバイトへの高い追従性を持つティップと軽量リグの重みを乗せやすくキャストを容易にするベリー、バスを浮かせる必要十分なパワーを持つバットをよどみないベンドカーブで仕上げてあります。ダウンショットリグ、ノーシンカーリグ、スモラバなどシェイクやフォールを繰り返すテクニカルなライトリグを中心として、スピニングの領域をカバーしつつベイトロッドのメリットを生かしきった使い方が可能です。
・E-MNSTトップ+E-KTSG+E-LNSG。フェンウィックオリジナル・フィネスガイドセッティング。総ガイド数(トップ+11個)。
・ブランクに“Bait Finesse Special”文字入り。
このロッドは個人的にはネコリグ、ジグヘッドワッキーがおススメですね。ミドストロッド風なラインスラックを利用したシェイクがやりやすいテーパーになっています。もちろんフィネスガイドシステムがラインスラックを駆使する誘いの妨げにならない、っていうのが効いています。ガイドはセッティングが全て。工夫次第でいろんな結果が生まれるものなのです。
ENG 67C L P+ J ” Bait Finesse Special“ 6′7″ 1/8 - 3/8oz. Lure 6 - 14lb. Line
ベイトフィネスが最もアツい、シャローカバーへの軽量リグアプローチ。ノーシンカーリグ、ウルトラライトテキサスリグ、ネコリグなどをオフセットフックやガード付フックでアプローチするのに適した1本。ウィードが濃く、魚もでかいフィールドや、マッディシャローレイクではまずこの1本。
ピッチング、サイドキャストでのアプローチの正確性と、ウィードレスなリグでの正確なフッキングを約束するトルクフルでパワーロスのない6’7”という絶妙なレングスのブランク。小口径ガイドを多数配置したことで、スムースなベンドカーブと感度の向上を実現。食わせに欠かせないラインスラックを適度にコントロール出来るガイド設定が、実際の釣り動作において、「多くのバイトを生み出す」ロッドを誕生させました。
・E-MNSTトップ+E-KTSG+E-LNSG。フェンウィックオリジナル・フィネスガイドセッティング。総ガイド数(トップ+11個)。
・ブランクに“Bait Finesse Special”文字入り。
これはテクナGPのTAV-GP69CLP+Jに比べると、少しスローなテーパーに仕上げてあり、ルアーの重量がロッド全体に乗りやすい、つまりはキャストしやすいロッドになっています。きっちり投げられることがベイトフィネスの基本ですからね。

「エナジーシリーズのリールシートはトリガー付」

「“Bait Finesse Special”はセパレートハンドル、“Bait Finesse Pluggin’ ”はストレート」
「ベイトフィネスに興味はあるけどリールも買わないといけないしな・・・」と躊躇している皆さん、決して安い買い物ではありませんがエナジーシリーズならテクナに比べれば・・・ね?
個人的な意見としては、ひとまずベイトフィネスを幅広く体感するならENG67CLP+Jがおススメかな。
次回は「フェンウィックのベイトフィネスは巻物用もあるぜ!」というお話をする予定です。
ベイトフィネスタックルの提唱者である沢村幸弘プロとフェンウィックの開発力の融合によって生み出されたこれらのロッドは、誰が何と言おうとベイトフィネスロッドの目指す姿の一つであると思います。
しかし、ベイトフィネスロッド、リールを中心とするベイトフィネスタックルの普及には、トップエンドモデルばかりでは物足りないのも事実。
フェンウィックの基本ポリシーとして「最良の選択肢を提供し、選択はユーザーに委ねる。」というもの。
ロッドには素材やパーツの違い、コンセプトの違いにより様々な特徴があって当然です。トルキーなロッドを必要とすることもあれば、軽くてキンキンなロッドを求めるアングラーもいます。それを無視して「これが最高だ!」と自らの主張を振りかざすことをフェンウィックは創業当初から良しとはしませんでした。
たくさんの選択肢を用意して、その中からアングラーがベストな選択をする環境を提供することこそ、ロッドメーカーの使命だと考えているからです。
ベイトフィネスロッドに関しても然り。
ゴールデンウィングに端を発したベイトフィネスロッドの開発は、テストと実戦経験を重ねていく過程で、スーパーテクナ、テクナGPのブランク特性が欲しくなっていきます(ゴールデンウィングが物足りないのではなく、素材特性的に違うアプローチが求められるということ)。
そして2011年にはスーパーテクナやテクナGPにベイトフィネスモデルが発売されるわけですが、ブランクの素材、ガイドの種類などでどうしても高価格な製品になってしまいます。もう少し価格抑え目で、でもベイトフィネスロッドのノウハウをきっちり詰め込んだものを提供することが、ベイトフィネスの魅力を伝えることになるのではないか、それはフェンウィックこそが果たすべき役割であろうと考えたのです。
っと、まあ前置きが長すぎ、なんですがエナジーシリーズにもベイトフィネススペシャルが追加されます!
エナジーシリーズにはパワーシールドデザインという、カーボンテープを細かいピッチでブランク全体に隙間なく巻き上げることによって、ブランクのネジれや潰れへの耐性を高めてあります。決して軽量でキンキンなロッドではありませんが、扱いやすいしなやかさとテクナGPに匹敵するトルクが売りです。
「エナジーシリーズはテクナに匹敵するトルキーなブランク構造が特徴」
「“Bait Finesse Special”2本、“Bait Finesse Pluggin’”1本が登場」
そのエナジーシリーズに追加される3機種をご紹介しましょう!
ENG 67C UL P+ J ” Bait Finesse Special“ 6′7″ 1/32 - 1/4oz. Lure 6 - 12lb. Line
パワーシールドデザインによるトルクフルでしなやかなブランクは、軽量なリグをキャストするにも操るにも、使い手を選ぶことなくその性能の全てを発揮できます。ULパワープラス表記のアクションは、吸い込むようなバイトへの高い追従性を持つティップと軽量リグの重みを乗せやすくキャストを容易にするベリー、バスを浮かせる必要十分なパワーを持つバットをよどみないベンドカーブで仕上げてあります。ダウンショットリグ、ノーシンカーリグ、スモラバなどシェイクやフォールを繰り返すテクニカルなライトリグを中心として、スピニングの領域をカバーしつつベイトロッドのメリットを生かしきった使い方が可能です。
・E-MNSTトップ+E-KTSG+E-LNSG。フェンウィックオリジナル・フィネスガイドセッティング。総ガイド数(トップ+11個)。
・ブランクに“Bait Finesse Special”文字入り。
このロッドは個人的にはネコリグ、ジグヘッドワッキーがおススメですね。ミドストロッド風なラインスラックを利用したシェイクがやりやすいテーパーになっています。もちろんフィネスガイドシステムがラインスラックを駆使する誘いの妨げにならない、っていうのが効いています。ガイドはセッティングが全て。工夫次第でいろんな結果が生まれるものなのです。
ENG 67C L P+ J ” Bait Finesse Special“ 6′7″ 1/8 - 3/8oz. Lure 6 - 14lb. Line
ベイトフィネスが最もアツい、シャローカバーへの軽量リグアプローチ。ノーシンカーリグ、ウルトラライトテキサスリグ、ネコリグなどをオフセットフックやガード付フックでアプローチするのに適した1本。ウィードが濃く、魚もでかいフィールドや、マッディシャローレイクではまずこの1本。
ピッチング、サイドキャストでのアプローチの正確性と、ウィードレスなリグでの正確なフッキングを約束するトルクフルでパワーロスのない6’7”という絶妙なレングスのブランク。小口径ガイドを多数配置したことで、スムースなベンドカーブと感度の向上を実現。食わせに欠かせないラインスラックを適度にコントロール出来るガイド設定が、実際の釣り動作において、「多くのバイトを生み出す」ロッドを誕生させました。
・E-MNSTトップ+E-KTSG+E-LNSG。フェンウィックオリジナル・フィネスガイドセッティング。総ガイド数(トップ+11個)。
・ブランクに“Bait Finesse Special”文字入り。
これはテクナGPのTAV-GP69CLP+Jに比べると、少しスローなテーパーに仕上げてあり、ルアーの重量がロッド全体に乗りやすい、つまりはキャストしやすいロッドになっています。きっちり投げられることがベイトフィネスの基本ですからね。
「エナジーシリーズのリールシートはトリガー付」
「“Bait Finesse Special”はセパレートハンドル、“Bait Finesse Pluggin’ ”はストレート」
「ベイトフィネスに興味はあるけどリールも買わないといけないしな・・・」と躊躇している皆さん、決して安い買い物ではありませんがエナジーシリーズならテクナに比べれば・・・ね?
個人的な意見としては、ひとまずベイトフィネスを幅広く体感するならENG67CLP+Jがおススメかな。
次回は「フェンウィックのベイトフィネスは巻物用もあるぜ!」というお話をする予定です。
~I’m fenwick MAN~「ベイトフィネスの新機種紹介・・・1」
2010.11.16 Update
2011年、フェンウィックのベイトフィネスは一気に充実のラインナップとなります。
2009年にゴールデンウィングツアーエディション・GWT64CLP+ J”Power Plus” のリリースから始まったベイトフィネスロッドの歴史は、2010年に追加されたGWT63CLJ、GWT610CLP+J”Power Plus” によって進化を始め、2011年に結実の時を迎えます。
思えば、2008年初めにはテストを開始していたベイトフィネスロッド。沢村プロからの提案を受け、噛み砕き、自分なりに理解していく過程は、そりゃもう・・・・(涙)。
トーナメントに出る以外は、ほぼすべてベイトフィネスタックルの釣りしかしてませんよ、この数年。そうこうしているうちに、ベイトフィネスロッドのあるべき姿がはっきりと掴めてきたのです。
沢村プロからのノウハウは全てフィードバックされています。北プロ、市村プロ、山岡プロといったJB TOP50の若手選手達は、その柔軟な発想と吸収力でベイトフィネスを自分のモノにしており、それらを私のもとへどんどんぶつけてきます。彼らと一緒に釣りをすることも多々あり、その経験が来年のフェンウィックに反映されているのです。
今回は、アイテムごとに簡単なうんちくを紹介します。
TAV-GP 69C UL P+ J “Power Plus” 6′9″ 1/32 - 1/4oz. Lure 6 - 12lb. Line
ULパワープラス表示。繊細なアクションを持ちながらもブランク全体からほとばしるトルクはアラミドヴェールならでは。フォール中の抑え込むバイトをはじくことなく追従するティップは、ワームの微細な振動をもしっかりと伝えます。ベイトフィネスの釣りは軽量リグをキャストする能力が求められるので、スピニングのような極端なティップアクションではなく、重さを乗せやすくロングキャスト性能に優れたスムースなテーパーを採用しています。ネコリグ、ジグヘッドリグ、ダウンショットリグを中層やボトムでシェイク、フォール、ズル引きといった操作を仕掛ける使い方をする場合も、スムースなテーパーが抜群の操作性約束します。6’9”というロングレングスから繰り出されるしなやかでジワジワと魚を浮かせる筋肉のごときパワー&トルクは、カバーが豊富で魚がデカいフィールドにおけるライトリグの釣りにこそ真価を発揮します。琵琶湖プロガイド平村尚也がサマーパターンのライトリグで愛用するロッドです。
・T-MNSTトップ+T-KTSG+T-LNSG。フェンウィックオリジナル・フィネスガイドセッティング。総ガイド数(トップ+11個)。
・ラウンデッドリールシート。
・ブランクに“Bait Finesse Special” 文字入り。
・“Bait Finesse Special” 専用ブランクカラー&スレッド採用

ブランクカラーはマットブラック仕上げ。“Bait Finesse Special” の文字入り

琵琶湖テストは平村ガイドがメインで担当。
マスバリ使用のダウンショット、ネコリグなどにベストなセッティングに仕上げてくれた。
TAV-GP 69C L P+ J “Power Plus” 6′9″ 1/8 - 3/8oz. Lure 6 - 14lb. Line
Lパワープラス表示。ベイトフィネス誕生のきっかけとも言える、シャローカバーへの軽量リグのアプローチ。1/8oz.テキサスリグ、スモラバ、ノーシンカーをカバーにタイトに、手返し良くキャスト、ピッチするには、6′9”というレングスとキャストのしやすいスムースなテーパーが不可欠。オフセットフックやライトガード付フックを確実にフッキングさせるためには相応のパワーも必要です。ベイトにしてはライトなラインをかばうクッション性、カバーからバスを引きずり出すパワー、そのすべてがアラミドヴェールをまとったこのロッドに凝縮されています。小口径ガイドを多く装着することで、瞬時に負荷がかかる際のブランクのねじれによるパワーロスを軽減。バットガイド2個をダブルフットにすることでガイドねじれを防ぎ、バットパワーをアシストします。霞ヶ浦に代表されるマッディシャローレイクでのウルトラライトテキサスリグや、琵琶湖でのPDLマルチスティックリアクションネコで最も使用される1本です。
北大祐、山岡計文、市村直之らが既に実戦投入し、試合で好結果を残しているだけではなく、プロガイドの平村尚也、国保誠もリアクションネコリグで多用。タフコン下を乗り切るのに欠かせないロッドだと語ります。
・T-MNSTトップ+T-KTSG+T-LNSG。フェンウィックオリジナル・フィネスガイドセッティング。総ガイド数(トップ+11個)。
・ラウンデッドリールシート。
・ブランクに“Bait Finesse Special” 文字入り。
・“Bait Finesse Special” 専用ブランクカラー&スレッド採用

イッチーはTOP50北浦戦でこのロッドのプロトを使用。
ウルトラライトテキサスをカバーにアプローチしていた。

国保ガイドはPDLマルチスティックのリアクションネコリグで使用。
琵琶湖におけるベイトフィネスの有効性を示した。

TAV-GP65CLJとTAV-GP69CULP+J、TAV-GP69CLP+Jのリアグリップ長の違い。
細かな差だが使用感は劇的に変わる(上が69、下が65)。
まだまだたくさんの機種があるので、続きは次回に。
2009年にゴールデンウィングツアーエディション・GWT64CLP+ J”Power Plus” のリリースから始まったベイトフィネスロッドの歴史は、2010年に追加されたGWT63CLJ、GWT610CLP+J”Power Plus” によって進化を始め、2011年に結実の時を迎えます。
思えば、2008年初めにはテストを開始していたベイトフィネスロッド。沢村プロからの提案を受け、噛み砕き、自分なりに理解していく過程は、そりゃもう・・・・(涙)。
トーナメントに出る以外は、ほぼすべてベイトフィネスタックルの釣りしかしてませんよ、この数年。そうこうしているうちに、ベイトフィネスロッドのあるべき姿がはっきりと掴めてきたのです。
沢村プロからのノウハウは全てフィードバックされています。北プロ、市村プロ、山岡プロといったJB TOP50の若手選手達は、その柔軟な発想と吸収力でベイトフィネスを自分のモノにしており、それらを私のもとへどんどんぶつけてきます。彼らと一緒に釣りをすることも多々あり、その経験が来年のフェンウィックに反映されているのです。
今回は、アイテムごとに簡単なうんちくを紹介します。
TAV-GP 69C UL P+ J “Power Plus” 6′9″ 1/32 - 1/4oz. Lure 6 - 12lb. Line
ULパワープラス表示。繊細なアクションを持ちながらもブランク全体からほとばしるトルクはアラミドヴェールならでは。フォール中の抑え込むバイトをはじくことなく追従するティップは、ワームの微細な振動をもしっかりと伝えます。ベイトフィネスの釣りは軽量リグをキャストする能力が求められるので、スピニングのような極端なティップアクションではなく、重さを乗せやすくロングキャスト性能に優れたスムースなテーパーを採用しています。ネコリグ、ジグヘッドリグ、ダウンショットリグを中層やボトムでシェイク、フォール、ズル引きといった操作を仕掛ける使い方をする場合も、スムースなテーパーが抜群の操作性約束します。6’9”というロングレングスから繰り出されるしなやかでジワジワと魚を浮かせる筋肉のごときパワー&トルクは、カバーが豊富で魚がデカいフィールドにおけるライトリグの釣りにこそ真価を発揮します。琵琶湖プロガイド平村尚也がサマーパターンのライトリグで愛用するロッドです。
・T-MNSTトップ+T-KTSG+T-LNSG。フェンウィックオリジナル・フィネスガイドセッティング。総ガイド数(トップ+11個)。
・ラウンデッドリールシート。
・ブランクに“Bait Finesse Special” 文字入り。
・“Bait Finesse Special” 専用ブランクカラー&スレッド採用
ブランクカラーはマットブラック仕上げ。“Bait Finesse Special” の文字入り
琵琶湖テストは平村ガイドがメインで担当。
マスバリ使用のダウンショット、ネコリグなどにベストなセッティングに仕上げてくれた。
TAV-GP 69C L P+ J “Power Plus” 6′9″ 1/8 - 3/8oz. Lure 6 - 14lb. Line
Lパワープラス表示。ベイトフィネス誕生のきっかけとも言える、シャローカバーへの軽量リグのアプローチ。1/8oz.テキサスリグ、スモラバ、ノーシンカーをカバーにタイトに、手返し良くキャスト、ピッチするには、6′9”というレングスとキャストのしやすいスムースなテーパーが不可欠。オフセットフックやライトガード付フックを確実にフッキングさせるためには相応のパワーも必要です。ベイトにしてはライトなラインをかばうクッション性、カバーからバスを引きずり出すパワー、そのすべてがアラミドヴェールをまとったこのロッドに凝縮されています。小口径ガイドを多く装着することで、瞬時に負荷がかかる際のブランクのねじれによるパワーロスを軽減。バットガイド2個をダブルフットにすることでガイドねじれを防ぎ、バットパワーをアシストします。霞ヶ浦に代表されるマッディシャローレイクでのウルトラライトテキサスリグや、琵琶湖でのPDLマルチスティックリアクションネコで最も使用される1本です。
北大祐、山岡計文、市村直之らが既に実戦投入し、試合で好結果を残しているだけではなく、プロガイドの平村尚也、国保誠もリアクションネコリグで多用。タフコン下を乗り切るのに欠かせないロッドだと語ります。
・T-MNSTトップ+T-KTSG+T-LNSG。フェンウィックオリジナル・フィネスガイドセッティング。総ガイド数(トップ+11個)。
・ラウンデッドリールシート。
・ブランクに“Bait Finesse Special” 文字入り。
・“Bait Finesse Special” 専用ブランクカラー&スレッド採用
イッチーはTOP50北浦戦でこのロッドのプロトを使用。
ウルトラライトテキサスをカバーにアプローチしていた。
国保ガイドはPDLマルチスティックのリアクションネコリグで使用。
琵琶湖におけるベイトフィネスの有効性を示した。
TAV-GP65CLJとTAV-GP69CULP+J、TAV-GP69CLP+Jのリアグリップ長の違い。
細かな差だが使用感は劇的に変わる(上が69、下が65)。
まだまだたくさんの機種があるので、続きは次回に。
~I’m fenwick MAN~「新型リールシートのお話」
2010.11.05 Update
スーパーテクナ、テクナGPに2011年追加されるベイトフィネススペシャルには、先に紹介した「フィネスガイドスペシャル」に加えて大きな特徴があります。それがフェンウィックオリジナル・ラウンデッドトリガーリールシートです。
リールシートを含むグリップまわりはロッドの顔ともいえる場所であると同時に、実際に手で握る場所でもあるので、使用感にダイレクトに影響するパーツです。フェンウィックでは過剰な装飾は施さず、シンプルかつ軽量な仕組みのリールシートやグリップのデザインを心掛けてきましたが、ベイトフィネススペシャルを開発するに当たり、私自身、どうしても気になる部分があったのです。
キャストはもちろん、リグの操作においても従来のベイトロッドとは一線を画す繊細さが要求されるベイトフィネスタックル。特に右利きアングラーが左巻きハンドルのリールを使用して、利き腕でシェイクなどを行う際に、ベイトロッドには当たり前の存在であったトリガーが、ハンドリングの自由度を阻害していたのです。
いかに薄く作ろうとも、長さのあるトリガーはグリッピングスタイルを変更する際の指の移動に邪魔になります。今まで基本とされていた、「ワンフィンガー(人差し指をトリガーに掛ける)でキャストして、スリーフィンガー(薬指と小指の間にトリガーを挟む)でパーミングする」スタイルは、右ハンドルリールの使用時(右利きの人が)や重たいリグの操作時には適しています。しかし、左ハンドルリールをセットして右投げ左巻きを選択した場合、キャストの精度と手返し、利き腕(右利きの場合)でロッドを操作することによる繊細さなどから、「ワンフィンガーもしくはツーフィンガーでキャストして、ツーフィンガーで操作、フッキング~ランディング」という流れが最も自然になります(個人差はあるのでしょうが)。
そうなると、従来のトリガーではどうしても自由度が下がる、ではどうするか。
すぐに思いついたのはトリガーレス。つまりトリガーをすべて削ってしまうことでした。私物のフリッピンスティックなどに施していた加工で、その使い勝手はある程度把握していましたし、フェンウィックの長い歴史の中でもトリガーレスロッドは存在していたので特に新しいというわけでもなく、試してみる価値は大いにあると思いました。
ところが、きれいに削って処理したプロトを使ってテストすること数日。いつもよりも手が疲れるような気がします。そう、トリガーが無いがゆえについつい無用な力が入ってしまい、疲労が増大してしまっていたのです。
そこからは、少しずつ削ってはテストを繰り返し、ようやく納得のできる形状にたどり着きました。その時は見た面も決して美しいとは思えませんでしたが、そこは道具としての優秀性を確保して、この新たな形状のリールシートをスーパーテクナとテクナGPのベイトフィネススペシャルに採用することを決定しました。

リールシート
「丸みを帯びたトリガーはトリガーレスではなく、むしろプチトリガー。」
わずかに丸みのある(Rounded)、最小限度のサイズにとどめられたトリガーは、キャストからファイトに至るまでの何の不足もなく、繊細かつ自由度の高い操作を可能にします。
リールをセットしてグリップすれば一目瞭然の握り心地。キャスト時(ワンフィンガーor ツーフィンガー)からリグ操作時(ツーフィンガーorスリーフィンガー)への移行のスムースさ、リールを包み込むことによる安定感、そして微細かつ高速なシェイクのやりやすさなど、そのメリットは絶大です。

ワンフィンガー
「キャスト時には必要十分な指のかかりを確保。」

ツーフィンガー
「キャストもシェイクもリトリーブもこなす最も多用されるグリップ(右投げ左巻きの場合)。
トリガーはほぼ指の間に埋もれる。」

パーミング
「ティップをビビビ・・・と震わせる高速シェイクはスリーフィンガーで握ってリールを抱え込むように握るとやりやすい。
デカい魚とのやりとりも安定感が増す。」
リールシートを含むグリップまわりはロッドの顔ともいえる場所であると同時に、実際に手で握る場所でもあるので、使用感にダイレクトに影響するパーツです。フェンウィックでは過剰な装飾は施さず、シンプルかつ軽量な仕組みのリールシートやグリップのデザインを心掛けてきましたが、ベイトフィネススペシャルを開発するに当たり、私自身、どうしても気になる部分があったのです。
キャストはもちろん、リグの操作においても従来のベイトロッドとは一線を画す繊細さが要求されるベイトフィネスタックル。特に右利きアングラーが左巻きハンドルのリールを使用して、利き腕でシェイクなどを行う際に、ベイトロッドには当たり前の存在であったトリガーが、ハンドリングの自由度を阻害していたのです。
いかに薄く作ろうとも、長さのあるトリガーはグリッピングスタイルを変更する際の指の移動に邪魔になります。今まで基本とされていた、「ワンフィンガー(人差し指をトリガーに掛ける)でキャストして、スリーフィンガー(薬指と小指の間にトリガーを挟む)でパーミングする」スタイルは、右ハンドルリールの使用時(右利きの人が)や重たいリグの操作時には適しています。しかし、左ハンドルリールをセットして右投げ左巻きを選択した場合、キャストの精度と手返し、利き腕(右利きの場合)でロッドを操作することによる繊細さなどから、「ワンフィンガーもしくはツーフィンガーでキャストして、ツーフィンガーで操作、フッキング~ランディング」という流れが最も自然になります(個人差はあるのでしょうが)。
そうなると、従来のトリガーではどうしても自由度が下がる、ではどうするか。
すぐに思いついたのはトリガーレス。つまりトリガーをすべて削ってしまうことでした。私物のフリッピンスティックなどに施していた加工で、その使い勝手はある程度把握していましたし、フェンウィックの長い歴史の中でもトリガーレスロッドは存在していたので特に新しいというわけでもなく、試してみる価値は大いにあると思いました。
ところが、きれいに削って処理したプロトを使ってテストすること数日。いつもよりも手が疲れるような気がします。そう、トリガーが無いがゆえについつい無用な力が入ってしまい、疲労が増大してしまっていたのです。
そこからは、少しずつ削ってはテストを繰り返し、ようやく納得のできる形状にたどり着きました。その時は見た面も決して美しいとは思えませんでしたが、そこは道具としての優秀性を確保して、この新たな形状のリールシートをスーパーテクナとテクナGPのベイトフィネススペシャルに採用することを決定しました。

リールシート
「丸みを帯びたトリガーはトリガーレスではなく、むしろプチトリガー。」
わずかに丸みのある(Rounded)、最小限度のサイズにとどめられたトリガーは、キャストからファイトに至るまでの何の不足もなく、繊細かつ自由度の高い操作を可能にします。
リールをセットしてグリップすれば一目瞭然の握り心地。キャスト時(ワンフィンガーor ツーフィンガー)からリグ操作時(ツーフィンガーorスリーフィンガー)への移行のスムースさ、リールを包み込むことによる安定感、そして微細かつ高速なシェイクのやりやすさなど、そのメリットは絶大です。

ワンフィンガー
「キャスト時には必要十分な指のかかりを確保。」

ツーフィンガー
「キャストもシェイクもリトリーブもこなす最も多用されるグリップ(右投げ左巻きの場合)。
トリガーはほぼ指の間に埋もれる。」

パーミング
「ティップをビビビ・・・と震わせる高速シェイクはスリーフィンガーで握ってリールを抱え込むように握るとやりやすい。
デカい魚とのやりとりも安定感が増す。」
~I’m fenwick MAN~「フェンウィックオリジナル・フィネスガイドシステムとはなんぞや」
2010.10.28 Update
来年発売されるフェンウィックのベイトフィネススペシャルには新たなガイドシステムが採用されています。その概略は下記の通りです。
・フェンウィックオリジナル「フィネスガイドシステム」
Fuji MNSTトップ+KTSG+LNSG(全てチタンフレームSICリング)をオリジナルセッティング。ラインのブランクへの干渉を極力抑え、ブランクのスムースなベンドとネジレを抑制するマイクロサイズをティップ部に配置。徐々にサイズを上げてバット部にはバットパワーをアシストするダブルフットLNSG7,8を用いています。ラインの放出時の抵抗を軽減するとともに、整流効果を高めてティップ部へ向かってスムースなライン放出を実現しています。
また、バット部のガイド位置、サイズにはフィネスフィッシングには欠かせない、ラインスラックを巧みに利用する誘い、アプローチへのアシスト効果もあります。
ガイド数を増やし小口径化することで、ラインとガイドとの接点が増えて感度がアップします。また、ブランクのベンドカーブへの追従性が高まり、ブランクの持つ性能を最大限引き出すことが可能になっています。しかし同時に感度を上げ過ぎる、ラインのテンションを張りすぎる場合があることを度重なるテストの結果認識した私たちは、誰でも簡単にフィネスな誘いを可能にするために、あえてラインスラックを出しやすい傾向にあるセッティングを施しました。繊細なシェイクやリフト&フォールでは不可欠なガイド間のラインのたるみ。それをガイドが勝手に奪ってしまうことのない、釣るための実戦的なセッティングなのです。ガイド位置は同じ長さのロッドであってもアクション別に最適な位置に設定。スペシャリティーラインにふさわしい、徹底的に磨き上げたセッティングです。
ガイドセッティングを重量という視点で考察する
ロッド開発においてのガイドは昔から重要だったのですが、ことベイトフィネスのように繊細さと投げやすさを高次元で要求されるロッドにおいては、さらに重要度が増していると言ってよいでしょう。
ガイドがブランクに与える最も大きな影響は「重量」です。わずか2m程度のブランク上に8~12個程度のガイドが搭載されるわけですから、影響は少なくありません。特にティップに向かうにつれ、ガイドの感覚は狭くなるのでさらに重量が乗りやすくなります。
「重量」が乗るということはロッドを振った時にモーメントが発生しやすいわけですから、ガイドの「重量」が重いほど、同じアクションのブランクであってもロッドの振れ幅は大きくなる、というわけです。 ですから意図的に重いガイドを乗せてロッドを曲げてやることも可能です。実際にそのようなセッティングでロッドの最終調整を行った経験もあります。
「じゃあ、実際のところガイドの重さってどのくらいなのよ?」
という疑問が湧くのが普通ですね。ってことで計ってみました。
ここではテクナGPに使用されているチタンフレーム・Sicリングのガイドを、6’9”のロッドにセッティングした場合の比較を行いました。
まずは既存のTAV-GP69CMJのセッティングです。
MNST5.5/LSG5.5×3/LSG6/LSG7/LNSG7/LNSG8/LNSG10/LNSG12 (トップ+9個)

「トータルで2.4g。下4個だけダブルフットガイド。
これはベリーをしなやかに曲げるためのセッティング。」
わずか2.4gしかありません。ロッドに組んだ場合はガイドをスレッド(糸)で巻きとめて、上からエポキシコーティングを施しますので、その重量が加算されます。平均的なスレッド+コーティングの重さは1カ所につき0.1g程度。つまりこのロッドの場合は、14カ所の固定による重量=約1.4gが加わります。つまりガイドを搭載することで3.8gの重量増ということになります。
では、2011年新製品のTAV-GP69CLP+J “Bait Finesse Special”に採用されたフィネスガイドシステムを見てみましょう。
MNST5/KTSG4×5/KTSG4.5/KTSG5/KTSG5.5/KTSG6/LNSG7/LNSG8(トップ+11個)

「ガイド数は3個増だが重量は1.4gと軽い。
ガイドの企画そのものの差がある。」
ガイド数が増えても1gの軽量化。フィネスガイドシステムでは小口径Kガイドを多数使用。ガイドの数を増やしても軽量化出来ています。スレッド+コーティングの個所も実は計14カ所で前述のTAV-GP69CMJと同じ。ダブルフットガイドの個数が2個減ったことでスレッド+コーティングによる重量増を抑えています。
さらにTAV-GP69CLP+J “Bait Finesse Special”の場合シングルフットガイドにKガイドを使用しています。Kガイドのメリットは様々あるのですが、そのひとつに足が短いという点があります。足とはガイドをとめるスレッドを巻く部分であり、その長さはスレッドを巻く長さに直結します。足が短ければスレッドを短く巻くことができる=重量増を抑えられる、というわけです。

「左が69CMJのティップ部に使用されているLSG5.5。足の長さは7mm。
右は69CLP+Jに使用されているKTSG4。足は4.8mmと短く、細い。」
結果として、スレッド+コーティングの重量も計1g程度まで抑え込むことができ、ガイド搭載におけるトータル重量は2.4g。TAV-GP69CMJとの差は1.4gとなりました。
ちなみにガイドをオールダブルフットにした場合はこうなります。
NST5.5/LNSG6×4/LNSG7×2/LNSG8/LNSG10/LNSG/12 (トップ+9個)

「オールダブルフットならガイド重量は2.8gまで増える。
スレッド+コーティングは19カ所で約2gの重量増。トータルで4.8gとなる。」
既存のガイドセッティング:(3.8g)
フィネスガイドシステム:(2.4g)
オールダブルフットセッティング:(4.8g)
※6’9”のロッドにチタンガイドで独自に設定した場合
どうでしょう。ガイドの重量だけに注目しても、これほど差が出ます。もちろんガイドというのは適材適所ですし、セッティングもさまざまであってしかるべきです。軽ければ良いというものでもなく、小口径だから良いというものでもありません。しかし、トータル2gにも満たない重量差がセッティングを煮詰めていくことによってロッドの使用感、さらにはロッドが生み出す釣果にまで影響する可能性があるということを、今回の内容を踏まえたうえで2011年にリリースされるテクナGPやスーパーテクナ、エナジーシリーズのベイトフィネススペシャルを触っていただくことで、ご理解いただけるのではないかと思います。
・フェンウィックオリジナル「フィネスガイドシステム」
Fuji MNSTトップ+KTSG+LNSG(全てチタンフレームSICリング)をオリジナルセッティング。ラインのブランクへの干渉を極力抑え、ブランクのスムースなベンドとネジレを抑制するマイクロサイズをティップ部に配置。徐々にサイズを上げてバット部にはバットパワーをアシストするダブルフットLNSG7,8を用いています。ラインの放出時の抵抗を軽減するとともに、整流効果を高めてティップ部へ向かってスムースなライン放出を実現しています。
また、バット部のガイド位置、サイズにはフィネスフィッシングには欠かせない、ラインスラックを巧みに利用する誘い、アプローチへのアシスト効果もあります。
ガイド数を増やし小口径化することで、ラインとガイドとの接点が増えて感度がアップします。また、ブランクのベンドカーブへの追従性が高まり、ブランクの持つ性能を最大限引き出すことが可能になっています。しかし同時に感度を上げ過ぎる、ラインのテンションを張りすぎる場合があることを度重なるテストの結果認識した私たちは、誰でも簡単にフィネスな誘いを可能にするために、あえてラインスラックを出しやすい傾向にあるセッティングを施しました。繊細なシェイクやリフト&フォールでは不可欠なガイド間のラインのたるみ。それをガイドが勝手に奪ってしまうことのない、釣るための実戦的なセッティングなのです。ガイド位置は同じ長さのロッドであってもアクション別に最適な位置に設定。スペシャリティーラインにふさわしい、徹底的に磨き上げたセッティングです。
ガイドがブランクに与える最も大きな影響は「重量」です。わずか2m程度のブランク上に8~12個程度のガイドが搭載されるわけですから、影響は少なくありません。特にティップに向かうにつれ、ガイドの感覚は狭くなるのでさらに重量が乗りやすくなります。
「重量」が乗るということはロッドを振った時にモーメントが発生しやすいわけですから、ガイドの「重量」が重いほど、同じアクションのブランクであってもロッドの振れ幅は大きくなる、というわけです。 ですから意図的に重いガイドを乗せてロッドを曲げてやることも可能です。実際にそのようなセッティングでロッドの最終調整を行った経験もあります。
「じゃあ、実際のところガイドの重さってどのくらいなのよ?」
という疑問が湧くのが普通ですね。ってことで計ってみました。
ここではテクナGPに使用されているチタンフレーム・Sicリングのガイドを、6’9”のロッドにセッティングした場合の比較を行いました。
まずは既存のTAV-GP69CMJのセッティングです。
MNST5.5/LSG5.5×3/LSG6/LSG7/LNSG7/LNSG8/LNSG10/LNSG12 (トップ+9個)
「トータルで2.4g。下4個だけダブルフットガイド。
これはベリーをしなやかに曲げるためのセッティング。」
わずか2.4gしかありません。ロッドに組んだ場合はガイドをスレッド(糸)で巻きとめて、上からエポキシコーティングを施しますので、その重量が加算されます。平均的なスレッド+コーティングの重さは1カ所につき0.1g程度。つまりこのロッドの場合は、14カ所の固定による重量=約1.4gが加わります。つまりガイドを搭載することで3.8gの重量増ということになります。
では、2011年新製品のTAV-GP69CLP+J “Bait Finesse Special”に採用されたフィネスガイドシステムを見てみましょう。
MNST5/KTSG4×5/KTSG4.5/KTSG5/KTSG5.5/KTSG6/LNSG7/LNSG8(トップ+11個)
「ガイド数は3個増だが重量は1.4gと軽い。
ガイドの企画そのものの差がある。」
ガイド数が増えても1gの軽量化。フィネスガイドシステムでは小口径Kガイドを多数使用。ガイドの数を増やしても軽量化出来ています。スレッド+コーティングの個所も実は計14カ所で前述のTAV-GP69CMJと同じ。ダブルフットガイドの個数が2個減ったことでスレッド+コーティングによる重量増を抑えています。
さらにTAV-GP69CLP+J “Bait Finesse Special”の場合シングルフットガイドにKガイドを使用しています。Kガイドのメリットは様々あるのですが、そのひとつに足が短いという点があります。足とはガイドをとめるスレッドを巻く部分であり、その長さはスレッドを巻く長さに直結します。足が短ければスレッドを短く巻くことができる=重量増を抑えられる、というわけです。
「左が69CMJのティップ部に使用されているLSG5.5。足の長さは7mm。
右は69CLP+Jに使用されているKTSG4。足は4.8mmと短く、細い。」
結果として、スレッド+コーティングの重量も計1g程度まで抑え込むことができ、ガイド搭載におけるトータル重量は2.4g。TAV-GP69CMJとの差は1.4gとなりました。
ちなみにガイドをオールダブルフットにした場合はこうなります。
NST5.5/LNSG6×4/LNSG7×2/LNSG8/LNSG10/LNSG/12 (トップ+9個)
「オールダブルフットならガイド重量は2.8gまで増える。
スレッド+コーティングは19カ所で約2gの重量増。トータルで4.8gとなる。」
既存のガイドセッティング:(3.8g)
フィネスガイドシステム:(2.4g)
オールダブルフットセッティング:(4.8g)
※6’9”のロッドにチタンガイドで独自に設定した場合
どうでしょう。ガイドの重量だけに注目しても、これほど差が出ます。もちろんガイドというのは適材適所ですし、セッティングもさまざまであってしかるべきです。軽ければ良いというものでもなく、小口径だから良いというものでもありません。しかし、トータル2gにも満たない重量差がセッティングを煮詰めていくことによってロッドの使用感、さらにはロッドが生み出す釣果にまで影響する可能性があるということを、今回の内容を踏まえたうえで2011年にリリースされるテクナGPやスーパーテクナ、エナジーシリーズのベイトフィネススペシャルを触っていただくことで、ご理解いただけるのではないかと思います。
~I’m fenwick MAN~ 「クラシックを制したベイトフィネススペシャル」
2010.10.22 Update
2011年10月16~17日に遠賀川で開催されたJB クラシックは、Mr. fenwick沢村幸弘プロが見事に優勝を果たしました。
初日2位、2日目1位の危なげない試合運びでTOP50選手や地元の強豪を圧倒した試合内容は、サワムラ式 にあるように、試合前から勝ちを確信するものであったようです。
そしてこの勝利に貢献したのが、フェンウィックの2011年モデルの2本であったことは、開発担当者としてもこの上ない喜びであると同時に、自身のモノ作りに対する励ましにもなったのです。
その2本とはスーパ-テクナのS-TAV63CLJとテクナGPのTAV-GP65CLJ。

「スーパーテクナ待望の新作は、繊細なベイトフィネスロッド。」

「ブランクにはベイトフィネススペシャルの印字が入る。まさにスペシャリティーラインの証。」
スーパーテクナは沢村プロの強い要望で、昨年中にワンオフで作製されていたサンプルがベース。「ベイトフィネス」を確立していく過程で、沢村プロにとってどうしても必要なロッドであったのですが、そこはスーパーテクナという極めて高価なロッドであるがゆえに製品化には二の足を踏んでいた事実がありました。GWTの3機種をラインナップしたところで様子見、というのが正直なところだったわけです。
結果として長い熟成期間を確保でき、ガイドセッティングやグリップデザインに至るまでを徹底的に煮詰めることができました。そしてこの完成度ならばたとえ高価であってもユーザーの皆様に体感してほしい、との思いから2011年にリリースすることになったのです。
TAV-GP65CLJは2011年にテクナGPに追加されるベイトフィネススペシャルの中の1本。
テクナGPにはベイトフィネス絡みで4本もの新作がリリースされる予定です。
沢村プロは個人的な好みの問題で最近はテクナGPよりもスーパーテクナやゴールデンウィングを使用していたのですが、このクラシックに出発する直前に、このTAV-GP65CLJの最終プロトを手にして一言、
「このロッド、置いてって」
沢村プロは手にした瞬間に、このTAV-GP65CLJが遠賀川の試合で武器になると判断したようでした。

「TAV-GP65CLJ。満を持してテクナGPにベイトフィネスシリーズが加わる。」

「ベイトフィネススペシャルの印字。ブランクの仕上げにも一工夫あるが・・・。」
アクションはテクナGPの最大の特徴であるアラミドヴェールの粘りを全面に押し出してしなやかでありながらトルクフル。65レングスによって操作性も高く、まず選択に迷ったらコレ!と言える1本です。
わかりやすいところでは、ガイドシステム、リールシートの変更が特徴です。
「フェンウィックオリジナル・フィネスガイドシステム」
「フェンウィックオリジナル・ラウンデッドトリガーリールシート」
など、アクションやブランクの特性以外にも際立った特徴がありますが、それを語るにはスペースも時間も足らないってことで、詳細は次回に。
初日2位、2日目1位の危なげない試合運びでTOP50選手や地元の強豪を圧倒した試合内容は、サワムラ式 にあるように、試合前から勝ちを確信するものであったようです。
そしてこの勝利に貢献したのが、フェンウィックの2011年モデルの2本であったことは、開発担当者としてもこの上ない喜びであると同時に、自身のモノ作りに対する励ましにもなったのです。
その2本とはスーパ-テクナのS-TAV63CLJとテクナGPのTAV-GP65CLJ。
「スーパーテクナ待望の新作は、繊細なベイトフィネスロッド。」
「ブランクにはベイトフィネススペシャルの印字が入る。まさにスペシャリティーラインの証。」
スーパーテクナは沢村プロの強い要望で、昨年中にワンオフで作製されていたサンプルがベース。「ベイトフィネス」を確立していく過程で、沢村プロにとってどうしても必要なロッドであったのですが、そこはスーパーテクナという極めて高価なロッドであるがゆえに製品化には二の足を踏んでいた事実がありました。GWTの3機種をラインナップしたところで様子見、というのが正直なところだったわけです。
結果として長い熟成期間を確保でき、ガイドセッティングやグリップデザインに至るまでを徹底的に煮詰めることができました。そしてこの完成度ならばたとえ高価であってもユーザーの皆様に体感してほしい、との思いから2011年にリリースすることになったのです。
TAV-GP65CLJは2011年にテクナGPに追加されるベイトフィネススペシャルの中の1本。
テクナGPにはベイトフィネス絡みで4本もの新作がリリースされる予定です。
沢村プロは個人的な好みの問題で最近はテクナGPよりもスーパーテクナやゴールデンウィングを使用していたのですが、このクラシックに出発する直前に、このTAV-GP65CLJの最終プロトを手にして一言、
「このロッド、置いてって」
沢村プロは手にした瞬間に、このTAV-GP65CLJが遠賀川の試合で武器になると判断したようでした。
「TAV-GP65CLJ。満を持してテクナGPにベイトフィネスシリーズが加わる。」
「ベイトフィネススペシャルの印字。ブランクの仕上げにも一工夫あるが・・・。」
アクションはテクナGPの最大の特徴であるアラミドヴェールの粘りを全面に押し出してしなやかでありながらトルクフル。65レングスによって操作性も高く、まず選択に迷ったらコレ!と言える1本です。
わかりやすいところでは、ガイドシステム、リールシートの変更が特徴です。
「フェンウィックオリジナル・フィネスガイドシステム」
「フェンウィックオリジナル・ラウンデッドトリガーリールシート」
など、アクションやブランクの特性以外にも際立った特徴がありますが、それを語るにはスペースも時間も足らないってことで、詳細は次回に。
開発担当者の「I’m fenwick MAN」
2010.10.15 Update
フェンウィックスペシャルサイトをご覧いただきありがとうございます。
フェンウィックロッドの開発担当、企画開発課の鬼形です。
立ち上がったばかりのフェンウィックスペシャルサイト。まだまだ内容充実には至っていませんが、開発日記を含め、プロスタッフのレポートなど情報をたくさんアップすることで、見て楽しい、読んで面白いサイトを目指して頑張りますので、よろしくお願いします。
さて、最初のネタですが・・・・。
実は今、フェンウィックの開発担当者としては最も忙しい時期に差し掛かっています。まだ10月も半ばですが、2011年モデル(つまり来年)の発表が迫っているからです。
現段階で発売が決まっているアイテムのテストはほぼ終了し、生産の手配や価格の設定、発表へ向けての準備など事務的仕事が多くなっています。ロッドの開発というと、どうしても釣りばかりしているように思われますが、それはそれ。実は開発途中においても、事務的な仕事というのは極めて大事なんです。
ロッドの開発というのは大きく分けると・・・
1.企画立案
2.サンプル作製
3.実釣テスト
という3項目位に分けられます。
1.の企画立案というのは、「こんなロッドがあればいいなぁ~」という思いつきのレベルもあれば、外部スタッフから「~用にこんなロッドが欲しい」と具体的に依頼される場合もあります。いずれにしても日々の釣りから生まれ出るアイデアですから、会議室でウンウン唸ったところで思いつくものではありませんね。
2.のサンプル作製は1.でのアイデアを形にする最初の段階です。ここでの出来がその後の開発作業を決定づけるといっても過言ではないですね。目指すゴールが明確にイメージできているときほど、精度の高いファーストサンプルが出来ます。この作業は工場側とのコミュニケーションとしっかりとした仕様書の作成がカギ。パソコンに向かって地味に行う作業です。ここでは釣りが上手いとか、年間何日釣りしているとか、そういう経歴はあまりあてになりません。優れたアングラーが必ずしも優れた開発者たりえない、難しいところだと思います。

「パソコンと宙をにらみながら悩む時間。釣りに行けばいいってものではありません。」
3.サンプルが出来たら実釣りテストです。そのロッドに必要な状況があるフィールドへ出かけて、釣ってこなくてはいけないのですから、簡単ではありません。例えばソリッドティップを搭載した繊細なスピニングロッドのテストならスモールマウスがいる野尻湖や桧原湖でテストが出来ますが、7ft以上あるヘビーなベイトロッドのテストでは琵琶湖でテストしなくてはなりません。シャロークランキング用のロッドなら霞ヶ浦、ベイトフィネスロッドなら霞ヶ浦も琵琶湖もリザーバーでも使っておきたいわけですから、自分の好きな(あるいは得意な)ホームレイクだけで釣りをしていてもテストは成り立たない、ということになります。
テストの結果を踏まえてサンプルの修正を繰り返しますが、2.で述べたように、コンセプトが明確で、目指すゴールがはっきりしていれば修正は的確に進みます。逆に曖昧だと修正のたびにブレてしまい、時間ばかりが掛ってしまうことになります。

「サンプルをいろんな場所で使って釣る。コレ大事。楽しそう?ええ、楽しいですよ(笑)」
実釣テストは純粋にテストのためだけの釣行もあれば、プロスタッフの真剣勝負の場であるトーナメントでのテストもあります。ガイドスタッフによるテストもあります。フェンウィックはプロだけのためでも、サンデーアングラーだけのためでもない、あらゆるアングラーのあらゆるニーズに応える選択肢を用意する、というのがモットーですから、テストの内容は多岐にわたります。

「プロスタッフが試合で信頼して使える道具を作ること。彼らが勝つことは我々の喜びでもあります。」
そして今、私が忙殺されているのは、これらの工程を経た結果、ゴールにたどり着いたサンプル達を流通段階に乗せるための作業です。価格の設定や利益の計算、生産スケジュールの確認、販促計画などを関係部署と連携しながら進めています。
2011年のフェンウィックは、まさに今、最もアツいスタイル、ベイトフィネスに特化したアイテムを集中的に発表します。さてその内容はいかに!

「続々と完成する最終サンプル。徹底的に釣りこんで、考えて、試した結果のカタチです。」
次回は少しずつ来年の新作について触れていきたいと思います。
では。
フェンウィックロッドの開発担当、企画開発課の鬼形です。
立ち上がったばかりのフェンウィックスペシャルサイト。まだまだ内容充実には至っていませんが、開発日記を含め、プロスタッフのレポートなど情報をたくさんアップすることで、見て楽しい、読んで面白いサイトを目指して頑張りますので、よろしくお願いします。
さて、最初のネタですが・・・・。
実は今、フェンウィックの開発担当者としては最も忙しい時期に差し掛かっています。まだ10月も半ばですが、2011年モデル(つまり来年)の発表が迫っているからです。
現段階で発売が決まっているアイテムのテストはほぼ終了し、生産の手配や価格の設定、発表へ向けての準備など事務的仕事が多くなっています。ロッドの開発というと、どうしても釣りばかりしているように思われますが、それはそれ。実は開発途中においても、事務的な仕事というのは極めて大事なんです。
ロッドの開発というのは大きく分けると・・・
1.企画立案
2.サンプル作製
3.実釣テスト
という3項目位に分けられます。
1.の企画立案というのは、「こんなロッドがあればいいなぁ~」という思いつきのレベルもあれば、外部スタッフから「~用にこんなロッドが欲しい」と具体的に依頼される場合もあります。いずれにしても日々の釣りから生まれ出るアイデアですから、会議室でウンウン唸ったところで思いつくものではありませんね。
2.のサンプル作製は1.でのアイデアを形にする最初の段階です。ここでの出来がその後の開発作業を決定づけるといっても過言ではないですね。目指すゴールが明確にイメージできているときほど、精度の高いファーストサンプルが出来ます。この作業は工場側とのコミュニケーションとしっかりとした仕様書の作成がカギ。パソコンに向かって地味に行う作業です。ここでは釣りが上手いとか、年間何日釣りしているとか、そういう経歴はあまりあてになりません。優れたアングラーが必ずしも優れた開発者たりえない、難しいところだと思います。
「パソコンと宙をにらみながら悩む時間。釣りに行けばいいってものではありません。」
3.サンプルが出来たら実釣りテストです。そのロッドに必要な状況があるフィールドへ出かけて、釣ってこなくてはいけないのですから、簡単ではありません。例えばソリッドティップを搭載した繊細なスピニングロッドのテストならスモールマウスがいる野尻湖や桧原湖でテストが出来ますが、7ft以上あるヘビーなベイトロッドのテストでは琵琶湖でテストしなくてはなりません。シャロークランキング用のロッドなら霞ヶ浦、ベイトフィネスロッドなら霞ヶ浦も琵琶湖もリザーバーでも使っておきたいわけですから、自分の好きな(あるいは得意な)ホームレイクだけで釣りをしていてもテストは成り立たない、ということになります。
テストの結果を踏まえてサンプルの修正を繰り返しますが、2.で述べたように、コンセプトが明確で、目指すゴールがはっきりしていれば修正は的確に進みます。逆に曖昧だと修正のたびにブレてしまい、時間ばかりが掛ってしまうことになります。
「サンプルをいろんな場所で使って釣る。コレ大事。楽しそう?ええ、楽しいですよ(笑)」
実釣テストは純粋にテストのためだけの釣行もあれば、プロスタッフの真剣勝負の場であるトーナメントでのテストもあります。ガイドスタッフによるテストもあります。フェンウィックはプロだけのためでも、サンデーアングラーだけのためでもない、あらゆるアングラーのあらゆるニーズに応える選択肢を用意する、というのがモットーですから、テストの内容は多岐にわたります。
「プロスタッフが試合で信頼して使える道具を作ること。彼らが勝つことは我々の喜びでもあります。」
そして今、私が忙殺されているのは、これらの工程を経た結果、ゴールにたどり着いたサンプル達を流通段階に乗せるための作業です。価格の設定や利益の計算、生産スケジュールの確認、販促計画などを関係部署と連携しながら進めています。
2011年のフェンウィックは、まさに今、最もアツいスタイル、ベイトフィネスに特化したアイテムを集中的に発表します。さてその内容はいかに!
「続々と完成する最終サンプル。徹底的に釣りこんで、考えて、試した結果のカタチです。」
次回は少しずつ来年の新作について触れていきたいと思います。
では。
開発課 鬼形 毅
