5月下旬、鬼怒川中流域に今年初めて釣行した。
天候は雨、水質はやや白濁した感じで水量も多かったが、初釣行の私には普段がどの程度なのか分からないため、
「この時期はこんなものなのか…」
程度にしか思っていなかった。
朝5時頃から釣り始めたが、大物が居そうな好ポイントにはエサ師や他のルアーマンが既に入っていたため、人のいない瀬を攻める事にした。2投目でアタリがあり、すかさず合わせるとジャスト30cmのヤマメだった。
手早く写真を撮り、リリースした後再び瀬を攻めると、また“ゴン”とアタリ。
すかさずアワセをくれると、先程より手ごたえが大きかったが、数秒やりとりしているうち急にロッドが軽くなった。
「浅かったか!?」とラインを回収していると、痛恨のラインブレイク。
気配を感じふと川に視線を移すと、なんと今まさにラインで繋がっていたであろう魚がジャンプしたのである。
そいつは35cmはあろうかというヤマメで、口に付いたままのルアーを外そうとしたのだろう。そのポイントは浅瀬で、前の魚を釣った時ラインが傷んでしまったのか、ラインチェックさえ怠らなければ…とショックだった。
その後釣り下りながら、22~26位のヤマメを数本ゲットし、場所を移動した。
そこは、いかにも大物が好みそうなポイントだった。
ガンガンからヒラキになる場所の2投目、対岸の流れの弱い場所から本筋に入るあたりでルアーをターンさせたら“ドン!”と、今までとはケタの違うアタリがあった。ヘッドシェイクしているのが、ゴンゴンとロッドハンドに伝わり、ラインがジリジリと出されていく。
「コ、コイツはデカイ!40UPは間違いない!」
と思って慎重にやり取りしていると、なんと、またしてもラインブレイク!
ナイロン5lb.ではここのヤツは取れないのか!?と疑心暗鬼になり、とうとう6lb.の巻いてあるリールを取りに500m位先にある車まで戻り、タックルを変更した。
再びポイントに戻り、30分位ネバっていたらまたしてもアタリがあったが、釣りあがってきたのは33cmのヤマメだった。明らかに先程のとはアタリも引きも格段に違うので素直には喜べなかった。
昼食を済ませ、1時間程仮眠をとり、大物らしき物をバラしたガンガン瀬の一つ上のポイントに入川した。一投目でまたアタリがあり、釣り上がって来たのは、またしてもジャスト30cmのヤマメ。
その後、ブッツケから開きの方に釣り下がって行くと、またしても“ドン!”と強いアタリ。
「ラインも換えたし今度こそバラさないぞ!」
と心の中で思っていたのも束の間、またしても強烈なヘッドシェイクとともにラインがジリジリと出されていき…そしてフッとロッドが軽くなってしまった。
「いったい今日は何なんだ!?」
と狐につつまれた気分になり、その後は何のアタリも無くミジメさを噛み締めながら、鬼怒川を後にしたのであった。
ロッド:トラウターTWZ78
リール:シマノ07ステラ2000S、ダイワセルテート2506フィネス
ライン:ナイロン 5lb.&6lb.
ルアー:シュマリ70SP ほか