今回は新コンセプトのルアー、スピットペッパーについてご紹介していきます。
スピットペッパーは一言で説明するとバスの捕食本能を刺激するルアーです。バスマンなら誰もがバスに追われて逃げ惑うベイトフィッシュが水面に追い詰められる時の独特の水飛沫を見たことがあると思います。フィッシュイーターを興奮させバイトを誘発させる大事な要素です。
ちなみに「スピット」(spit)とは、「つばをペッペッと吐く」というような意味で、このルアーが水飛沫をあげる様子からイメージしています。
スピットペッパーを開発するきっかけ
大減水のシャローフラットにギルが取り残されていて、そのまわりをバスがウロウロしていました。その時突然バスが背ビレが出るほどの勢いでシャローにギルを追い詰めてバイトしている瞬間を目撃しました。そのときに、スイッチが入るきっかけが、ギルが水飛沫をあげている姿でした。
斜めに削られたフロントカップ
コーリングペッパーは深めのカップでワンアクションさせるとゴボンと水を咬む構造です。これに対してスピットペッパーは斜め前方に水飛沫をあげて小魚が逃げる状況を演出しています。それが水面に落ちた時に"釣れる音"になるようにカップの形状をデザインしました。
サブサーフェスアクション
スピットペッパーは完全に水面に浮くトップウォータールアーではなく、アクションさせると背中に薄く水面の膜が張る程度、つまり水面直下でアクションするように設計されています。これがさらに多くのバイトを生む秘密です。さらにフラットボディがアクションさせたときの明滅効果をもたらします。
プロップ&フェザー
プロダクティブゾーンで出来るだけバスのバイトチャンスを誘発するため、テールに装着されたオリジナルペラとフェザーフックがジャークするとジュッと言う"釣れる音"を出し、さらに移動距離を抑える役割を果たしています。
スピットペッパーはタフな状況下であっても短いプロダクティブゾーンの中で逃げ惑う小魚を演出し、水飛沫の効果でビッグバスを誘います。
スピットペッパーは10月発売予定です。発売を楽しみにしてください。