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Bass Fishing  社員ブログ   グラビンバズ用ワーム「ハイパーイングリー」の釣果の秘密

2016.05.31

グラビンバズ用ワーム「ハイパーイングリー」の釣果の秘密

ロコイズムブランドで【ハイパーイングリー】がいよいよ発売となります!


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このワームはズバリ、マディウォーターのグラビンバズ用ワームです。初夏から秋まで、霞水系で見かけることが多い、浮いているボラを攻略するためのパターン『ボラパターン』。バズベイトやスピナーベイト等、様々なスタイルがある中、私の仲間内で10年近くに渡り、シークレット的に使われていたパターンといえるのがこの『グラビンバズ』による攻略法です!本当によく釣れるテクニックですので、皆様、ぜひその釣れっぷりを体感していただけると嬉しいです。では、そのロコイズム ハイパーイングリーの構造とその釣果の秘密に関して書いてみたいと思います。

 

テールに対するこだわり

本当によく釣れる、このマディウォーターでのグラビンバズ・・・。グラビンバズの代表格としてはゲーリーヤマモトのスーパーグラブ等があります。しかし通常のシングルテールグラブはテールのアピール力が弱くクリアウォーター向きです。そのため霞水系のマディウォーターではバスに気が付かれにくく、攻略する上ではやや力不足な感じがありました。そのためまずアピール力を高めるために、テール形状を徹底的に煮詰めることとなりました。

 

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そしてたどり着いたのはこのテール。このテールはいまや有名な形状の一つ。このテールの水押し感は非常に強く、また水面で使用した際の水飛沫の出方はバズベイトを彷彿とさせるものであり、水面攻略においても非常に有能なテール形状でした。しかし、このテールにも弱点があります。それは【水噛みが悪く低速での立ち上がりが悪い】という点です。これを解消するためテールを柔らかくしたり、切れ込み部分を大きくすると水噛みもよくなり見た目のアクションはよくなるのですが、水を押すパワーがなくなり、マディウォーターでのアピール力が減少します。またテールを硬くすると水を押すパワーが大きくなるのですが、低速で動かないテールとなってしまい、使いにくいワームとなってしまいます。重要なのは【低速でもよく動く、水押しパワーを持ったテール】でした。

 

そのためまず、このテール形状がどうして動くのか?を徹底的に研究しました。そのうえで見えてきたのは【立ち上がり初期の水かませる部分の重要性】です。このテール形状はすべて、先端の部分が右か左に押し流され、その捻りの力が戻ろうとすることでさらにテール全体が捻じれ、この捻じれの部分に水流を受けることでアクションします。そのため、まず重要なのは【立ち上がり初期の水かませる部分】、いわゆるテールの先端の形状です。

 

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通常のこのテールはツンの先端が針先状になっているのがほとんどです。しかし写真を見ていただけるとわかるのですが、このハイパーイングリーのテールは先端部分が少し変わった形をしています。これこそがパイパーイングリーのパワーの源。この部分があると無いとでは大きく立ち上がり感が違います!また、そのトルクフルなアクションが出てきません!このちょっとした羽を持たせることで水噛みがよくなり、安定感が一気に増します。この羽の部分だけは若干厚みが薄くついているのですが、実はこの部分が重たいと全体のテールアクションが愚鈍になり、ルアー全体のパワーが落ちてしまいます。そのため【水を噛ませる】という意味だけで取り付けているこの羽の部分は薄く作られています。

 

またこのハイパーイングリーのテール部分はやや短め、寸詰まりに作られています。この手のテール形状は実は大きければ水飛沫が大きくなるというわけではなく、大きければ大きいほど水飛沫が起きないばかりか、愚鈍なテールアクションとなります。テール部分をやや短めにすることで、ワームの張りを生かした強力な水飛沫を発生させ、ハイピッチなバイブレーションを生み出します。

 

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ワームマテリアルの選定

理想的なアクションを求めるためには、ワームのマテリアル選定も非常に大きな問題でした。ノーシンカーでの使用を前提とするグラビンバズでは、やはりたっぷり塩を入れた重たいマテリアルが望ましい。ですが塩が多くなるほどプリッと張りのある素材感を出すことができないのでテールアクションが悪くなる・・・。

 

この問題を解決するために、金型から徹底的に見直しました。ハイパーイングリーではテール部分だけ塩なし、ボディ部分はたっぷり塩入りという異色のマテリアルコンビネーションを採用しています。加えてボディ部分のマテリアルの硬さとテール部分のマテリアルの硬さまで別々に設計。ボディはたっぷり塩入りで柔らかいワームマテリアルを採用。ロングキャストがしやすくまた、フッキングが決まりやすいボディとなっています。そして、テール部分に関してはプリッと張りがある塩なしマテリアル。アクションの立ち上がりもよく、そしてもっともグラビンバズで水飛沫が起きやすい硬さに設計しています。さらにテール部分が裂けてしまうトラブルが少なくなり、理想的なアクションを持続させることができます。

 

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カラーに関して

カラーに関しては、独自のこだわりのカラーを展開しています。このハイパーイングリーのカラーは、ボディが濃く、テールが薄い色のカラーが多数存在しています。この【ボディカラーは濃く】【テールカラーは薄く】というのは、実釣していく上では非常に重要なカラーなのです。マディーウォーターのグラビンバズをおこなっていると、【フッキングが悪い】ということが気になります。クリアウォーターに比べ、フッキングが悪いのです。

 

これに関してはずいぶんと謎のままでした。バイトがあってワームを持って行った段階でフッキングしても、フッキングまで至らない。バイト位置を確認してみると、テールばかり食われることがある・・・。実釣と水槽テストを繰り返すうちに、一つの仮説にたどり着くことができました。バスが小魚やルアーを本気食いするとき、それは確実に頭を狙ってきます。頭を狙うことで確実にベイトの動きを封じることができるからです。また、頭からでないとバスはベイトを飲み込めません。

 

このグラビンバズでも同じことが言えます。バスの出かたから推察するに、バスは本気食いしてくることは確実なのですが、フッキングしない。これはバスが頭を認識していないためだという仮説を立てました。正確には、尻尾の部分を頭だと思ってバイトしているのです。グラビンバスをしていると、大抵の場合やや頭を上げ気味にしてリトリーブする形となります。そのほうが引きやすいですし、水飛沫も起きやすいからです。ですがその状態を水槽で眺めてみると・・・テールの水飛沫の部分はしっかり認識できるのですが、引かれてくるボディ部分が半分近く水面の上に出てしまっているため実際は見えにくいのです。そのためバスは水飛沫が起きているテール部分を頭だと誤認識し、そこにめがけてバイトしてしまう。クリアウォーターではたとえ水面上にボディが出ていてもバスが目視できるために正確に頭をめがけてバイトしてきますが、マディウォーターの場合、水面上にボディが出てしまうと認識にくいためテールバイトが多くなってしまうのではないかと考えました。

 

マディウォーターでは、バスにルアーの頭はどこにあるのかを正確に認識してもらう必要がある・・・。そう考えました。その考えをもとに、【ボディカラーは濃く】・【テールカラーは薄く】というコンビネーションを作り上げています。可能な限りバスにボディと頭部分はどのあたりなのか?正確に把握させるためにこのようなカラーを採用しています。クランクベイト等に採用されているストライクドットと同じような考えをこのハイパーイングリーに採用しています。

 

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使用方法に関して

さて、ハイパーイングリーの使用方法に関してです。よく質問を受けるのが、「フックのつけ方」に関してです。フックセットのとき、どちらが上か下か?よく質問を受けます。これに関してですが、「どちらでもよい」というのが正解です。実はこのテール形状、よくよく観察してみると水飛沫をしっかり出して泳いでいるときは、すべてテールは横向きにして泳いでいます。セッテイングによってはテールを必ず下にして泳がすことも可能ですが、そうするとなんと水飛沫が全く出ません・・・。ハイパーイングリーはテール横向きが正解。そのためフックは必ず横になるのでフックセットに関してはどちらでもよいのです。

 

細かいアクションの違いの話になってくると、上下を意識しなくてはなりません。しかしその場合でも取り付けるフックとそのセッテイング位置でアクションは微妙に変わってきますので、実際セットしてみないと何とも言えません。フックセットによって水の噛み方が変わってきますので、ココはお好みでアクションの違いを出していただければと思います。全長76mm、単品で4.5g程度、フック重量を加えると5gをこえてくる重さとなります。これ以上軽くなってしまうとベイトフィネスでも、スピニングでも飛距離に問題が出てきます。これ以上大きくなってくると、一番食われやすいボラ稚魚のサイズ感ではなくなってきてしまいますのでバイトが減ります。もっとも【釣れる】サイズ感に仕上げた大きさと形です。

 

ハイパーイングリーはテールアクションを徹底的に煮詰め、ワームでありながら小型バズベイト以上の水飛翔とサウンドを放ちバスにアピールします。ワームであるがゆえにスキッピングも容易で、かつ浮きゴミにも強く、あらゆる場所を攻略!もちろん沈めて使用してもOK。特にトップに出きらない状況ではジグヘッドによるスイミングが威力を発揮します!

 

ボディ部は塩タップリの柔らかいマテリアルで、フッキングの良さとロングキャスト性能を実現。テール部は塩無しのやや硬めのマテリアルで、強い水押しと水飛沫、ハイピッチなバイブレーションを生み出す形状。

 

これからの時期、大活躍のルアーとなると思います。ぜひとも使用してみてください!!

 

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