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Bass Fishingプロスタッフフィールドインフォ 徳島Part6 福光正樹 「四国ダム湖釣行」

2016.12.05

徳島Part6 福光正樹 「四国ダム湖釣行」

シーズンオフに入りましたがいかがお過ごしでしょうか?釣りにいく機会は少なくなりつつあると思いますが、先日山間にあるダム湖に行ってきました。

 

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自宅から約一時間半、山の中にひっそりとあるそのダム湖。たまにテレビの取材で使われる事があるものの、トーナメントは行われておらず、水位の変動が大きいので釣りが出来る期間は晩秋から初秋までの限られた間となります。基本的に山の奥にあるので訪れるアングラーは少なく、レンタルボートはありません。そして、時折イノシシの鳴き声が山間に響く私的には秘境ともいえるフィールドです。スロープも狭いので12フィートクラスのアルミボートが下せる程度の小規模なダム湖。関東にはないタイプのフィールドです。

 

その日は釣り人ゼロで貸し切りの、完全プラーベートポンド状態でした。水質は非常にクリアでフラットは少ないダム湖、そして急深。水位が上昇したばかりでまだ葉が青い冠水植物だらけ、時折バンク沿いにビックバスの魚影が見える事があります。そうです、私が最も苦手とするフィールドです。ここ二年ほどクリアなダム湖が苦手だとことが分かったので、勉強の為に去年から冬の間に訪れています。ライトリグ、ハードベイトを駆使するものの、毎回釣果は厳しくサイズも出ません。ディープをライトリグで攻めてもサイズは伸びず、i字系で攻めてもチェイスのみ、カバーを撃つのに近寄るとバスが逃げていくのが良く見えます。冠水植物の中にいるのが見えたり、外でサスペンドしているのは分かるのですが、自分の引き出しではバイトを引き出せない。こちらから迎えに行く釣りではなく、バスを引っ張る釣りが必要なのは分かっているのですが…といった歯がゆい状況でした。

 

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その日も案の定、チェイスのみでバイトも無く苦戦していたところ、ちょっとしたひらめきでビッグスプーンを試してみました。今シーズンさめうらダムと旭川ダム用にタックルボックスに入れていたものの、ボックスの肥やし状態になっていたルアーです。案水ブッシュにキャストすると、フラッシングが遠くまで確認出来、フォールスピードも速すぎず遅すぎずサスペンドしているバスにアピール出来るような感じでした。

 

しばらく投げ続け、着底後ロッドを煽るとビッグバス特有の重量感が…。50近いバスで、ボート際まで寄せたもののランディング時にフックオフ。そのダムでは掛けたことのないサイズでしたので、ビッグスプーンに自信を持ち、その後も要所で投入して行きました。谷間のダムなので闇に包まれるのもあっという間で少し暗く練ってきたタイミングで何とかナイスバスをキャッチ。キャッチしたのはその一本でしたが、新しい引き出しが出来たので充実の釣行でした。

 

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TPMX70CMJはカバーのテキサスリグからバルキー系のバックスライドと幅広く使える一本で重宝しています。比較的ショートディスタンスのビッグスプーンにはもう少し短くても良いかもしれないのでセッティングを見直してみます。シーズンオフは引き出しを増やす為の縛りの釣行なども面白いと思います。タックルセッティングの細かい調整にも冬の釣行はお勧めです。

 

 

【タックルデータ】

ロッド:fenwick TPMX70CMJ
リール:K.T.F.アルファスNEOライトハンドル(7.9レシオ)
ライン:フロロカーボン12ポンド
ルアー:ビッグスプーン

 

 


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