今年のフェンウィックのミドストロッドがエイシスACES64SULJ "Mid Strolling Special"としてリニューアルされました。
フェンウィックといえば、“Mid Strolling Special”3兄弟(TAVGP64XSULJ、TAVGP64SULJ、TPMX66SLJ)と言うように、ミドストのパイオニアとして造詣が深いロッドです。
前モデルのTAV-GP64SULJ "Mid Strolling Special"が発売された当初は、ゲーリーヤマモト シャッドシェイプワーム 3インチに1/16ozのジグヘッドを組わせたリグでミドストを行うことが想定されたティーパーデザインでした。当時のガイドシステムで、ロッド振ってしなりをラインの強弱のウェーブにてワームのローリングアクションを出すものでした。
時代は進み、リザーバーでのフラッシングミドストが登場して、ワーム自体は軽い物で、ジグヘッドも1/32~3/32ozをリトリーブ(アクション)スピードや使用レンジにて使い分けるようになりました。ミドストロッドにも、アクション時のキレや軽さが求められる時代になりました。
現在のフェンウィック・テクノロジーにて進化したのが、ACES64SULJ "Mid Strolling Special"です。
ミドストが効くシチューエションは、次の状況に当てはまります。
・ハードプラグのアクションが強すぎる時
・ソフトベイトの岸へのフォールとアクションに反応しない時
・ベイトフィッシュを追って沖にクルーズしている時
リザーバーでのアプローチ方法は、ボートから直角投げる方法や岸から平行に投げる方法の2通りがあります。最初は、岸へ斜めにクロスキャストを行って、どの位置から魚が出てくるかを観察します。
その後、沖目に出てくるのであれば、その水深をキープする様に平行にキャストを行っていきます。岸近く出てくるのであれば、岸と平行にキャストをしていきます。ルアーセレクトは、基本2通りです。
基本は、ボティのヒラヒラとしたアピールのスーパーシャッドシェイプワーム3インチです。じっくり喰わす場合に有効です。ロールアクションのハイアピールの場合は、スーパーリビングフィッシュ3インチを使います。遠くから魚を呼びたい場合に有効です。ベイトフィッシュの動きや天候にて、ルアーを変えてローテションを行います。ルアーを変えただけで、バイトラッシュということも多々あります。釣れないと他のリグに変えたりしますが、まずはルアーを変えることが大事です。
ワームの釣りということで、喰わせのイメージがありますが、どちらかと言うと、クランクベイトやスピナーベイトと言ったファーストムービングルアーというイメージで、広く探っていく感じでどんどん違うエリアやスポットを探って行く釣りです。ジグヘッドは、山岡計文氏監修のジグヘッドを使います。
スーパーシャッドシェイプワームやスーパーリビングフィッシュの頭上部に薄刺しにてリグをセットします。このジグヘッドは、スーパーシャッドシェイプワームやスーパーリビングフィッシュの頭割れによるワームのズレやロストのトラブルは皆無です。且つ、ロールアクションが出しやすく、フッキングも良いジグヘッドです。
ラインは、3.5LBをベースとして、3~4LBの間で使い分けていきます。深いレンジを探る時は、細めの3LBをメインにして、魚が大きい時やストラクチャー廻りで使う時は、太目の4LBを使います。リールは、1日中ロッドを振ることも考えて、軽量モデルを使った方が疲労感の軽減できます。
秋と言えば、広範囲に魚が散らばって、浅深を問わずいろんなレンジに魚がいます。いつもでしたらハードベイトな秋ですが、指向を変えてミドストゲームも楽しい釣りができると思います。マニアックな釣りですが、爆発力とディープな世界はハマると思います。