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長谷川 武宏

Bass Fishingプロスタッフ長谷川 武宏 野尻湖攻略2016シーズン Vol.1

2016.06.09

野尻湖攻略2016シーズン Vol.1

2016年の野尻湖シーズンも無事開幕しました。今シーズンも宜しくお願い申し上げます。

 

今年は、解禁からゴールデンウィークにかけて、連日強風が吹き、アングラーの皆さんも大変苦労していたようです。恒例の増水もここへきて一時止まりあとは水温の安定、といきたい所だったのですが、この強風で底荒れが激しく、ゴールデンウィーク開けから非常に不調な状態になりました。オスのスモールはシャローエリアに上がっているようですが、メスはなかなか居着かず、コンタクトポイントなどのバンクで抱卵したグッドサイズが…という感じでした。また、上がっているオスも本当に落ち着かず、ショートバイト、ミスバイトも多く、釣りづらいという印象でした。

 

6月1日までに満水へ、という情報もあり、あと少し増水する事が予想されますが、先ずは水の安定!を願いたいところですね。このコラムを皆さんが読まれる頃には水位は安定することと思います。

 

ところで、皆さんは今年のフェンウィックのニューロッドご覧になりましたか?もう“購入した!”という方もいるかと思いますが、私的には野尻湖に、いや!まさに野尻湖の為に、とも言えるロッドが数本リリースされました。今年のコラムでは、お勧め出来るロッドの使い方を、これから本番のスポーニング期〜アフター初期といった時期にお勧めしたい釣り方、ニュールアーやリグなどのお話と絡めてお話していきたいと思います。

 

これからスポーニング本番〜アフターとなってきますが、このスポーニング時期、私的にはネスト直撃という非常に簡単な釣り方(スモールのネスト直撃パターンは、ラージに比べて非常にイージーです)は、ガイドゲストさんのリクエストがない限り全くと言っていい程やる事がありません。ここ数年のメインパターンはネコリグ(ネコジャラ)と、リアクションスプリットです。特にネコリグは昨年のガイドで、1時間で51cm2本を含め49UPを6本(その際私が釣った51cm、アフターでガリガリですが…後の5本はゲストさん)という驚異的な釣果をたたき出した超有効なパターンです。

 

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ネコリグに、と言えば…

NewゴールデンウィングGW60SLJ、そしてNewスーパーテクナS-TAV60SLJの2本です。昨年までは、6.1ftのソリッドティップを多用していましたが、このロッドはチューブラーでありながら、ソリッド並みの繊細さと、感度が抜群なのです。ソリッドティップと見間違える程の細さでありながら、チューブラーのパワーも併せ持っている為に、シェイク時のワームの動きがよりパワフルになり、より魚を呼び込む事が出来る、と思っています。また長さも6フィートとなった為に、一日中シェイクを続けていても疲れる事がありません。もちろん、非常に軽くなった!と言うことも忘れてはいけませんね!

 

この2本のLクラスのロッドですが、どう使い分けているかというと、小さめのウルトラフィネスクローラーや、軽め(1/96〜1/42oz)のネイルシンカーを使う時にはゴールデンウィングを、サイズアップのスーパーフィネスクローラーや、1/42 〜1/16ozクラスのネイルの時にはスーパーテクナ、という感じです。ラインはフロロの2.5〜3lbで、ハイギアの2500番のリールを使用しています。スポーニングエリアの2〜3mラインをドラッギングしながらシェイクし続けます。このネコジャラ?…私のブログやルアマガモバイルなどでお話していますのでご覧いただきたいのですが、この時期は特に大型の雌をターゲットに瀑釣必至の釣りです。

 

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そして、ネコジャラのフォローとしているのが、リアクションスプリット。ロッドは、新ゴールデンウィングGW64SXULJです。このロッドも、もちろんソリッドを凌駕するような繊細なティップを持ち、かつゴールデンウィング特有の張りの強さ、しゃきっとした操作感は抜群です。昨年シーズン終了間際には、なかなか捉えられないビッグスモールを、10〜13mの沈みオダ的なカバー周りで連発させたロッドです(プロト使用)。0.3〜0.6gという超極小のスプリットを使用しながら、これらの水深でしっかりと障害物を感じる事が出来る為に取る事ができた魚と言えるでしょう。野尻湖においては強力な“技”であるハングオフアクションが非常にやり易いのですね。春からアフター初期のネコパターンでのフォローとして最適だと思います。

 

もう店頭に並んでいることと思いますので、この3本是非手に取ってみてください。次回は、この続き(アフター以降)を…。それでは、野尻湖でお会いしましょう!
 

 


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