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長谷川 武宏

Bass Fishingプロスタッフ長谷川 武宏 ソリッドは、もう要らない! Part1「ネコ&スプリット」

2016.11.15

ソリッドは、もう要らない! Part1「ネコ&スプリット」

皆さん、こんにちは!

 

 今年の野尻湖は、春解禁からアフター初期そして、恒例のムシ•セミパターンの時期までは、とても好調な釣りができましたが、お盆以降は本当に絶不調という感じでシーズンを終わりました。毎週更新のルアマガモバイルをご覧のかたは、そう感じで頂けたと思いますが、かなり厳しい状況であったと思います。

 

 そんなシーズンではありましたが、私的には大きな変化と発見のあったシーズンとなりました。今までの野尻湖、といえばゴールデンウィング、スーパーファインといったソリッドティップ系フィネスロッドを使用したライトリグが定番でしたが、今シーズンはソリッドティップを全く使用せず、50UPを含めたグッドサイズ、そしてまとめ釣りといった良い釣りを展開する事ができました。
NEW Golden Wingの登場がなし得た事です。今回のコラムは、野尻湖でのパターンと使用したロッドなどのお話をさせて頂こうと思いますが、ライトリグに焦点をあててみようと思います。

 

 野尻湖の解禁当初は、水温も低いのですが、今年は意外に高く、シャローでの魚の気配も高い、という状況でした。この時期私的に定番パターンと言えば、ネコリグ、そしてスプリットショット、ミドストの3本建てとなります。

 

①ネコリグ

今までは、ゴールデンウィングのSF61SULというソリッドオンリーでしたが、今年新発売になりましたスーパーテクナS-TAV60SLJ TZ、そして同じくGolden Wing GW60SLJの2本のみを使用しました。この2アイテムに共通する事は、ブランクスのハイテーパー化と言えます。S-TAV60SLJ TZは、トルザイトリング搭載によるその軽さ、感度アップ、そしてハイテーパーブランクスによる魚の浮きの早さは絶大。そしてGW 60SLJはメインマテリアルにナノレジンを採用し、同じくハイテーパー化されたことにより、素晴らしく軽くなり、今までのゴールデンと違って魚の浮きも劇的に良くなりました。更にこの2つのアイテムはテーパーだけでなく、ソリッドを凌駕するほどの繊細なティップを持つ、と言う事も大きな武器になっています。

 

ソリッドティップに比べて、中空であるがゆえに、軽く、感度が良いのですね。水深の浅い春は1/64ozそしてディープに落ちてからは1/42ozという非常に軽いネイルシンカーを使用してのネコリグでは、このティップの効果は絶大で、まさにソリッド要らず!という感じでした。良く、同じゴールデンでSLではなく、SULやSXULではどう?と質問される事が多かったのですが、私の考えでは、確かにティップは柔らかく繊細にはなるのですが、連続シェイクによるワームの動きをみると、SULやSXULでは動かしきれない、と考えています。プロトに段階で昨年から使い比べてきましたが、明らかにSLの方がバイトは多く、ドラッギングでの魚とのやり取りも圧倒的に有利だと言えるでしょう。解禁当初からアフターへ移行する頃までは、ネコと並びスプリットショットリグが有効です。
 

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②スプリットショットリグ

いわゆるリアクションスプリットですね。先ずはネコでシャローエリアを効率良く流して行くのですが、ショートバイトが多発する様な時(動いているものを嫌うことが良く有ります)ドラッギングという動かし続ける事にたいして、一転ボートを止め、さらに超ゆっくりズル引くという、まさに逆のパターンが有利な事が多く有ります。その中に、ハングオフというリアクションを織り込む事によってバイトを誘発させる釣りです。

 

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昨年までは、やはりゴールデンウィングの64という長さのソリッドティップが定番でしたが、今年はGW64SXULP+Jという新たなアイテム基本となりました。まさにソリッドティップの領域にフルチューブラーで挑んだ、という感じです。当然感度は飛躍的にアップしソリッドよりもトルクがある為、繊細に引っ掻け、パワフルに外す!と言う事が圧倒的に楽になりました。同じ日、同場所で連続的に50UPをガイドゲストさんに釣って頂いたパターンで、毎年通用する鉄板パターンでもあります。

 

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Part1      Part2

 

 


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