平本直仁：2015年WBS最終戦

2015.10.20

2015年WBS最終戦

皆さんこんにちは！

延期となったWBS最終戦が終了しました。初日は狙い通りの展開で6000ｇに迫る5760ｇ/5本でTOPウェイト！しかし、2日目は一変。雨のローライトでファットペッパー祭りかと思いきやまさかの大沈黙の地獄モード・・・。ゴールデンウィングプロトの助けを借り何とか１本絞り出し、首の皮一枚6位入賞。かろうじて踏みとどまりましたが、天国と地獄の両方を味わった最終戦でした。

年間成績は久しぶりのTOP5入り。優勝で締めくくりたかったのはやまやまですが、ひとまずは素直に喜びつつも、この悔しさを来年の糧とします。その前にWBSクラッシックにぶつけます！

さて、試合に向けての状況です。前回のレポートでは横の動きに好反応とお伝えしました。バスにも快適な22℃前後の水温に加え、増水。まさに秋。横の動きに強く反応し始める頃。あの時はまだベイトがリンクしていなかったので、これからだな！と思っていましたので、プラクティスの序盤はシャローの石積、ジャカゴを横の動きでチェックしたのですが、急激に5℃程下がった水温、平水以下に減水した水位、ベイトリンクせずでこのパターンは不成立。浚渫でやりきるためには、精神安定剤として是が非でもキーパー場が欲しかったのですが、残念ながら見つけることが出来ませんでした。

今回の試合は、天候崩れがち。二日目は寒い雨の中での試合でした。薄くて、軽く動きやすさに定評のあるFoxfireテンペストDSジャケットはオーバーヘッドキャスト、ピッチングでも腕の動きを妨げず、パンツは浚渫ランガン時の立ったり座ったり、エレキの上げ下げも軽快。フットワークよく動けます。そして少々早いですが寒い時には、エクストリームDSジャケットの登場。冷えた体を温めてくれます。

偏光レンズに関しては、夏も終わり日差しも弱くなってきたので、サイトマスター・キネティックのイーズグリーン/シルバーミラー１本で対応できています。朝や夕方で光量が足りないと感じる場合には、ミラー無しのイーズグリーンに変え対応していますが、雨の日くらいですね。

【霞ケ浦浚渫　三種の神器】

オフィシャルプラクティス後半で、浚渫の状況を確認しに行くと、ファットペッパーにポロポロとグッドサイズ。減水に伴いバスが沖のファーストブレイクに動いている手ごたえを確認。浚渫ランガンを決意しプラクティスを終えました。

グラスロッド　×　ファットペッパー

気になったことは、クランクの喰い方。リアフック１本掛かりだったり、外掛かりだったりの状況から、けしてアグレッシブに丸飲みしてくる感じではなかったので、少しでもバイト位置を深くするためにグラスを選択。チョイスしたのは現在シャローカバー用に開発が進んでいるのアイアンホーク。グラスコンポジット（プロトタイプ）。浚渫でのクランキンはフルキャストというよりはフルとショートの中間位のミディアムキャストが主体となるので、シャロー対応のショートグリップでも十分OK。むしろ取り回しがよく快適です。カバークランキン用ですが、3.5Mダイバーにも十分対応。グラスならではの幅広いキャスタビリティーは頼もしい限りです。グラスでのクランキンは、カーボンとそれとは違い浚渫の凹凸を舐めるように引けるのが特徴。そしてフッキングしてからのファイティングも素直にバスを追いかけてくれるので安心です。もう一度グラスを見直すいい機会になりました。

キャリラバ　×　ショートロッド

次は改めて書くこともないくらい今年の右腕キャリラバ。素早く落として間髪入れずに口を使わせる完全リアクションメソッドです。なかなか喰いませんが、出ればデカイ！とにかく信じてやり続ける事！(笑)。この釣りは明らかにショーとロッドが有利です。時代錯誤感はありますが、5.8ｆｔ位がとってもいい感じ。でもフッキング後の事を考えると、6ｆｔ弱かな？と個人的に思ったりしています。

NEWゴールデンウィング　×　ヘビキャロ

三種の神器の最後。晩夏から取り入れ始めた、ヘビーキャロライナリグ。浚渫の入門は本来このリグから始めるのがスタンダードではないでしょうか？嫌いではないのですが、どうにもタックルセッティングが決まらず、1.5軍リグのままでした。そんな中に届いた１本のプロトロッド。来年フルモデルチェンジを控えたゴールデンウィングのラインナップの中の１本でした。ゴールデンウィングといえば、シャープで高感度。本来は撃ち物用に仕上げられたロッドと聞きましたが、ためしに3/8ozヘビキャロで組んでみたところ、これがぴったり！岩盤の凹凸、ボトムの硬さの変化が超ダイレクトに伝わってくるではないですか！本当はその使用感、スペック、特性等を一日でも早くお伝えしたいところではありますが、もうしばらくお待ちください。