Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2015.09.07

朱鞠内湖の夏イトウ 

2分割の夏休み後半は北海道に行ってきた。8/29~9/3の6日間の日程で、前半3日間は道北のオホーツク海沿いの河川でニジマス&海でカラフトマス。後半3日間は朱鞠内湖で夏イトウを狙おうという計画だ。前半のニジマスとカラフトマスは大きくは無いが元気なニジマスが釣れたのと、カラフトマスは波が高く釣りづらく、口で掛けたのが2本バラシとスレで1本キャッチ。他にスレで2本バラシと全く反応が無かった訳ではないが、少し物足りない感じだったので、後半の朱鞠内湖では何とか1本キャッチしたいものだ。

朱鞠内湖ではこの時期は夏の終わりといった感じで表面水温は22度だった。周りの木々もまだ殆ど色づいておらず、漁協の中野さんに聞くと9月の3週目の週末位からはイトウ狙いの釣り人が訪れるそうだが、この時期に岸からイトウを狙っている人はいないそうだ。しかし、それでも一部のポイントにはイトウが居ないことは無いはずなので、挑戦してみる価値はあるとのこと。そこで2泊3日で頑張って投げ続ければ、1回位は反応があるのではないかと、駄目元で挑戦してみることにした。

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初日は時にこの時期一番可能性のある小さな岬に渡船。この日は一日中晴れで、時々そよ風が吹くがその岬を狙うには今一つな風向きだった。しかも少し吹いても直ぐに止んでしまい、水面が鏡の状態になってしまうという状況で、湖の引っ張りの釣りには非常に厳しい状況だった。

それでも、午前中に3回程届きそうな距離でイトウらしきモジリがあったので、魚は絶対に居るはずと信じて投げ続けていると、15時過ぎに弱い通り雨が降り出してレインを着た直後にヒット!。

半分ウソだろうと思いながら合わせると明らかにイトウの首を振る感触が伝わってきた。しかも小さくは無さそうなので、慎重に寄せてくるとまあまあサイズのイトウ。絶対にばらさないように気注意しながらイトウ用の内径70cmの大型ネットに一発でネットインすると、70cmにあと1cm足りない69cmのイトウだった。

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70cmには届かなかったが、厳しいと思っていた夏イトウを初日にキャッチできた喜びと、久々のイトウの引きを味わえた余韻が残っていたその30分後、通り雨が止んだ後風向きが逆になり岬を狙うには良い風が吹いてきたので、そちらに向かってキャストしているとすぐに再びヒット。

今度も同じ位の引きで間違いなくイトウだったが、前年ながら寄せてくる途中で外れてしまった。

その後はまた風が止んでしまいノーヒットだったが、初日に釣ることが出来て満足。レークハウスの美味しい食事を頂いて気持ちよく眠りに着いた。

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二日目は、朝食をってから8時過に渡船。この日も初めてのポイントで2つあるワンドの間で、少し岬状になっている場所で、秋の早い時期から釣れ始める場所とのことだった。しかし、この日も風が弱く、無風になっている時間も多い厳しい状況で、午前中はウグイが2匹釣れただけでイトウの反応は無かった。

しかし13時過ぎにウグイの群れが水面に沢山浮いている場所を発見。そのすぐ後にその近くでイトウらしきボイルがあったので、期待してキャストを続けると程無くしてヒット。前日よりは小さそうだが、首を振る感触があるのでイトウと判断して寄せてくると50cm台前半位のイトウだったが、残念ながらネットに入れる時にポロっと外れてしまった。

この日はその後反応が無くアブレてしまったが、それでもイトウのヒットはあり引きは味わえたので十分。最後に外れてしまったのは運が悪かったのか、バレたけれどヒットしたのは運が良かったのか微妙な気持ちで眠りに着いた。

 

最終日は、5時半位に初日にやった小さな岬に再び渡船。この日は帰りの飛行機に合わせて14時までの釣り。一日雨が降ったり止んだりで、レインがいらない位の弱い雨だったり、本降りになったりだが、小さな雲が次々とくる感じで、30分と同じ天気が続かない状況だった。前日までよりも風が強く普通ならば釣りには良い状況だが、そこの岬を狙うには風向きが逆の方が良く、イトウのヒットは無くウグイを3匹釣っただけで帰りの時間となってしまった。しかし、届く範囲で数回イトウらしきボイルがあったり、キャストしてカウントダウン中に自分の目の前、ロッドから2m位のところで70cm位のイトウがヘッドアンドテールでもじったりと、魚はいたので運悪くタイミングが合わなかっただけだと思う。

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初めて挑戦した夏の終わりのイトウ釣りだったが、水温が22度と高くても思っていたよりも魚の反応はあった。2泊3日で1本キャッチの2バラシと結果だけ見れば、春や秋のシーズンと遜色無い気がするし、他に誰も居ないので渡船ポイントも選び放題。ゴアウェーダーに薄着で十分釣りが出来るので、これはこれでアリかもしれないと思った。川や海と違って大雨の濁りや波が高くて釣りが出来ないということが無い湖の釣りは遠征に向いているので、興味がある人は来年の夏休みに挑戦してみてはいかがだろうか?

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タックルデータ

 

ロッド:LOOPクロスS1トラベルダブルCRO8132-6MF

リール:ダニエルソンXLW・8-12

ライン:LOOP オプティアダプテッド・ダブルOAT8-9S2/S3 (廃番モデル)

リーダー:TIEMCO OH&Dシンキングリーダー ダブル 14FT 02X(バット側を30cmカット)

 

フライはいつものTMC202SP#2にキールに巻いたフラッシュストリーマー

 

OGGY


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