Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2010.08.02

渓の山女魚

連日30℃を超える日が続く中、涼を求めて渓流に行った。渓に立つまではとても暑かったが釣り上り、河畔林のトンネルの中に入ると涼しくなってきた。目の前をしつこく飛び続ける虫を手で払いながら、よさそうなポイントでフライを流すが、魚がスレているのか見切られてしまう。人がひっきりなしに入っているのだろう。
ティペットを8Xにしてそのスレたイワナを釣ろうと思ったがやめた。そこまでして粘るよりは6Xで釣れる魚を探そうと思った。ロッドはエヴォテック390-3。オプティストリームラインのWF3Fにマルチライトリーダー(12ft)のバットを1ftカットして11ftにして先端に4X60センチ+5X60センチ+6X60センチで釣り上った。マルチライトリーダー(12ft)とかマルチリーダー(13ft)というのはバット側やティップ側をカットして自由に調整して使うためマルチという名前がついている。今のパッケージは12ftとか13ftという表示になっているが中身はずっと前から同じだ。
アンダーハンド用リーダーはバットが太く長いためリバイタライザーなどのライン用フロータントを薄く塗ると快適になる。もちろんラインにも塗るといい。

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夏の渓流釣りは河畔林がしっかりした川を狙うといいだろう。河畔林は夏になると葉が大きくなり渓流に日陰を作り温度上昇を防ぐという効果がある。夏でも良く釣れる渓流はこういった条件がそろっているのだ。以前、川の研究をしている人に聞いたことがある。ある河畔林がしっかりした川は水温のピークが6月で、真夏の8月は6月より水温が下がるというのだ。逆に開けた川は夏になればなるほど水温は上昇していく。釣れる、釣れないが腕の差ではなく、こういった川の選択であることになかなか気付かない時期が自分自身もあった。夏になると釣れないという人は思い切って河畔林のしっかりした川に行くことをお勧めする。

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さてしばらく釣り上ると、いかにもというポイントにたどり着いた。アンダーハンドともオーバーヘッドとも言えないようなあいまいなキャストでカディスを模したパラシュートフライをキャストした。

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ただものすごくラインスピードを遅くしてキャストした。水が澄んでいたし魚を驚かせたくなかったからだ。超スロースピードでラインは飛んでいき、最後は長いリーダーがターンするのに最低限の力しか残っていなかった。フライは水面にぽとりと落ちた。30㎝ほどナチュラルドリフトするとフライが消えた。

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すかさず合わせるとヤマメは特有の暴れ方をした。ヌメッとしたコーティングの厚いそのヤマメはいかにも渓の山女魚という魚だった

近藤記


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