Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

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2010.09.27

夏の北海道釣り三昧 其の三「知床の長い一日」

午前の部:渡船でのカラフトマス
西別川でしっかりと癒された翌日は、夜中の2時半に眠い目をこすりながら相泊港に向かった。今回の北海道釣行の目的の一つでもある知床でのカラフトマス狙いの渡船を予約していたからだ。

朝一番には目の前に魚の群れがいて周りではポツポツとギンピカのカラフトマスが釣れていたが。私はバラシを繰り返しているうちに目の前の群れが徐々に遠ざかり、すっかり日が昇った頃にはメタルジグでもないと届かない程沖に行ってしまった。

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雰囲気は抜群だったのだが、魚は遠くに・・・

そうこうしているうちに8時をまわり、帰りの船が迎えに来る11時まで3時間を切ってしまった。まずい!このままでは一昨日の忠類川の二の舞になってしまうとあせり始めた頃、他の人が移動して空いていた河口の右の浅場にカラフトマスの群れを発見し、そちらで勝負をかけることとした。

右の浅場に移動してキャストを繰り返すこと約30分、何回かのバラシの後に、今度こそしっかり喰ったと思えるような首を振る感触にタイミングを合わせてロッドを立てしっかりと合わせる。するといきなり右側の沖の方に向かってダッシュを始めた。PE4号のバッキングラインが3色(30m)程出ても一向に止まる気配が無いため、さすがにこれ以上ラインを出されるとその先の岩場で切られる心配があると、少しドラグを締めて勝負をかけるとやっと止めることができた。しかし、ここまで走るということは背びれか脂びれ辺りにスレてしまったのだろう。その後も何回かラインを出されつつも徐々に寄せ、やはりスレだろうと8割がた諦めかけた頃やっと魚の姿が見えてきた。
するとスレでなくちゃんと口にかかっている。しかも銀色の魚体で非常にでかい!良く見るとカラフトマスではなくサケだ。思いもよらぬ相手に嬉しい半面、今回はサケを釣りに来たのではなくカラフトマスを釣りに来たのにという複雑な気持ちで何とかキャッチしたのは、80cmのフレッシュなオスのサケだった。

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とんでもないファイトの末キャッチしたのはこいつ

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笑顔でニコパチも実はちょっと複雑

その後は再びカラフトマスをヒットさせるもバラシのみで、結局帰りの船が迎えに来るまでにカラフトマスをキャッチすることはできなかった。他の釣り人からは「この時期のサケ1匹はカラフトマス10匹より嬉しいですよ。」と羨ましがられたが、本命のカラフトマスはアブレなので、河口規制の無い川の河口で夕方にもう一度カラフトマスを狙おうと決意して相泊港を後にした。

昼の部:ちょっとだけオショロコマ
相泊港から一旦羅臼の町まで戻ったついでに、羅臼川でオショロコマを狙ってみた。オショロコマは以前に西別川でイブニングの時にそれらしき魚を釣ったことはあるが、暗くてうまく写真が撮れなかったのと、あそこには確かブルックもいたと思うので、もしかしたらブルックだったかもしれない。ということではっきりと釣ったことがあるとは言えない魚だったので、せっかくだからこの機会に釣ってみようという訳だ。

河口の少し上の国道沿いから川に入って直ぐの堰堤下、対岸の際でライズを発見。直ぐにキャストをすると一発で出た。これは乗らなかったが、フライを変えて数投目にフッキング。さほど大きくは無いが思ったよりも小気味いい引きを見せて上がってきたのは、22~23cm位のオショロコマだった。

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朱点がきれいなオショロコマ

その後もフライにアタックはあるが、いずれも10cm台程度と小さくフッキングしない。そこで直ぐに羅臼川に見切りをつけて、相泊港方面に車で向かいながら良さそうな渓に入ったが、そこではなぜか全く当たりがなかった。まあ、オショロコマの姿も見られたことなのでとりあえずこれでOKとして、車に戻って一眠りしてから夕方に再びカラフトマスを狙うこととしよう。

午後の部:カラフト祭り
この日は朝の2時半起きだったので、さすがに昼寝をしないと体が持たないだろうと思って、川の脇の駐車スペースに車を停めて横になったが、眠気はあるのに何故か眠れない。ふと河口の方に眼をやると、一人のフライマンがキャストを繰り返していた。そこで念のためと思いタックルをセットしてそのフライマンの近くに行って声をかけると、魚は沢山いるけどスレばかりで殆ど口を使わないとのこと。よくみると確かに午前中の渡船で渡った湾よりも多くのカラフトマスがこの河口に集まっているようだ。しかもそのフライマンと私以外釣り人は誰もいないので、これはチャンスと眠気も吹っ飛んで釣りを始めることにした。すると確かに魚は沢山いるが本当に口を使わない。それでも魚の向きと川からの流れの向きに合わせてフライを漂わせると、中には口を使ってくれる魚もいる。そこで何回かのバラシの後に、やっと少し背中が盛り上がり始めたオスのカラフトマスをキャッチすることができた。
その後は上げ潮に乗って新しい魚が入ってくるようで群れがどんどん濃くなる中、やはりバラシは多いがぽつぽつとヒットがあり、何とかギンピカのメスもキャッチすることができた。ヒットしたのはいずれもサイトフィッシングで、漂っているフライが消えた時やフライの辺りで魚が不自然に首を振ったのを見て合わせると、ちゃんと口に掛かっているという感じで、殆ど手元には当たりが伝わってこなかった。

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今回の旅の目的の一つ、やっと釣れたギンピカのメス

その後、昼間にこれだけ群れが入ってきたのだから、夕方にはとんでもないことになるのではと期待したが、夕方になるにつれて徐々に群れが少なくなってしまい、いつの間にか静まりかえってしまった。そこでまだ明るい時間だったが、本命のカラフトマスもキャッチできたので満足して納竿し、翌日以降の目的地であるオホーツク海側に向けて車を走らせた。

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祭りの後。遠くに見えるのは国後島

本日のタックル
<サケ&カラフトマス>
ロッド:GASS6120-4
リール:EVOTEC HD7-10(旧モデル)
ライン:ADT6-7FI

<オショロコマ>
ロッド:OPCR373-3
リール:EVOTEC FW2-6(旧モデル)
ライン:オプティクリークライン OCRF-F WF3F

 

オホーツク海側に向かう途中の知床峠では、前方に茜色から紫へ刻一刻と変わっていく夕空、さらに後方からは銀色に輝くまんまるの月。知床の美しい景色と相まって北海道に来て良かったと感動すると共に、この日の釣りの充実感を一層高めてくれた。そして明日以降も良い釣りができるのではないかと期待しつつ知床を後にして、網走へと向かうのだった。
 

 

其の四「思い立って〇〇川」に続く・・・

 

OGGY

 


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