Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2011.05.07

松前の海アメ・海サクラ

今年も北海道の松前へ海アメ&海サクラを狙いに行ってきた。昨年の私は小振りなアメマスを1本キャッチしただけでサクラを2本ばらしてしまったので、今年こそはとコンブランナーを沢山巻いておき準備万端。今回はいつもの近藤さんと二回目の挑戦の福嶋さん。初挑戦の松下君の4人での釣行だ。また、現地でffmediaの佐伯さんと合流することになっている。

今回は釣行した4日間とも風が強く、うち前半の二日は岸から沖に向かっての風で、海はべた凪だが、後ろの斜面を吹き下りてくる風がまわっていて意外と釣りづらい状況だった。

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「写真では分かりづらいがべた凪でも風は強かった」

しかしそれでも初日にはそれなりにライズが見られ、一か所でヘッドアンドテールのライズを繰り返していたり、目の前で60cm位ありそうなサクラが跳ねたりと釣れそうな状況に期待してキャストを繰り返すと、重量感のある手ごたえとラインの先の水中で太い魚が光った。しかしグリングリンというローリングの後にロッドが軽くなってしまった。やられた。良型のサクラだったのに・・・。去年もここで2本サクラをばらしていたのに今年も同じ失敗をしてしまった。
その後は風向きが少し変わってライズが無くなってしまい、初日の私はいつもの海イワナ(アメマスとは呼べない位小さい海に降りたばかりと思われる幼魚)1本のみで終わってしまったが、福嶋さんはアメマスを2本キャッチし、うち1本は54cmで体高のある非常にコンディションの良い魚でかなりのファイトを見せていた。

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「初日から好調の福嶋さん」

二日目も同様の岸からの強風。しかし、この日も好調の福嶋さんは朝食前の短時間でアメマスをキャッチ。私は昨日ライズのあったポイントで粘るが今日はライズが全く無い。昼近くなっていい加減諦めてポイントを変えようと思っていた時、本日初めてのライズを発見、すかさず投げたフライがいいところに落ちてリトリーブを開始すると直ぐにヒット!45cm位のアベレージサイズのアメマスだったが、絵にかいたようなヒットに満足の一匹だった。
これで余裕が出たのかその後昼過ぎにもう一本ヒット。こちらは最初結構走ったのでサクラか?と期待したが、その後の重要感のある引きにアメマスと判断し、あせらずにランニングラインを巻き取ってリールファイトに持ち込む。暫くのやり取りの後にキャッチしたのは65cmと予想以上の大物のアメマスだった。

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「予想以上の大物」

三日目と四日目は風が逆になり、海からの強風に徐々にうねりが強くなって非常に釣りづらい状況となった。それでも三日目はポイントを変えつつ一日頑張ったが、風裏の漁港内でサケ稚魚の群れの中、海イワナが一つ釣れただけだった。

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「風と波にめげずにキャストを繰り返したが・・・」

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「釣れない時に癒してくれる可愛い海イワナ」

今回の松前遠征もいつものように数は釣れなかったが思い出に残る釣行となった。広い海に向かって無心にキャストを繰り返したり、たまにある魚のライズやハネにいつヒットするかとワクワクしたり、たまには期待通り(期待以上?)の結果が微笑んでくれたり、帰ってきたばかりだがまた来年の釣行を楽しみにフライボックス整理している。
最後に、宣伝になってしまうが、この釣りに興味がある人は昨年12月に発売されたアンダーハンド・キャスティング実釣編の最後に、この場所で昨年近藤さんがサクラを2本釣った時の解説とファイトシーンが収められているので見てみるといいと思う。また、オープニング映像の中には一昨年近藤さんが釣った73cmのアメマスの映像も含まれていて、映像のように簡単に釣れる訳ではないが、この釣りの参考になると思う。

 

~タックルデータ~
ロッド:LOOP マルチダブルハンドMUL8130-4
リール:LOOP エヴォテックHD7-10(旧モデル)
ライン:LOOP オプティアダプテッドダブルOATH8-9 S2 + ADT8-9 S3
リーダー:LOOPサーモンライトリーダー + AKRONミスティープラスティペット0X 60cm

OGGY


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