Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2011.10.27

道南のサケ

先週末に北海道の道南の海にサケを狙いに行ってきた。今までに道北や道東の海ではサケを釣ってはいるが、今回は時期的なこともあって道南をチェックしようと思った。道南の海でのサケは初めてだったので事前に小甲さんに相談したり、自分なりに幾つか情報を集めたりしたところ、とりあえずは何とかなりそうな雰囲気。そこで、金曜日の朝の飛行機で函館に向かい、日曜日の夕方に帰る2泊3日の日程でレンタカーを借りて一人で行くことにした。

土日に荒れるという天気予報が残念なことに的中し、土曜日は数多くのサケが波打ち際に寄っていたにも関わらず、大雨+強風+うねりでフライをまともに漂わせることが出来ずスレのみで2時間程で断念。日曜日に至っては前日以上のうねりが残っていた上に、サケの群れが小さく岸からも遠くて、フライでは狙える雰囲気で無かったためにロッドを一度も出さなかったが、初日の金曜日だけは何とかまともに釣りが出来た。

初日の金曜日、函館空港から車で30分程の河口規制の無い川の河口に到着したのが11時少し前、いきなり最初のポイントでサケの群れを発見。群れの大きさは数匹~10数匹とそれ程大きくはないが、岸から十分に届く距離なのでこのポイントで釣りを開始することとした。

最初のうちは群れの移動が速いのと多少のうねりに苦戦したが、午後になってだんだんと群れが大きくなって岸に近づき、数匹のスレの後、やっと待望の首を振る感触が伝わってきた。しっかりと合わせを入れると直ぐにサケが水面でフライを外そうと首を振り、その後一気に沖に向かって走り出す。#9のダブルハンドを十分に絞り込むファイトを楽しみつつ、最後に波に乗せて砂浜にずり上げてキャッチしたのは、ブナは入っているが良型のオスのサケだった。

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蝶番の一番いい所にフッキングしていたオス

とりあえず一本キャッチして安心した少し後、ひったくるような当たりに再びスレじゃないかと思った矢先にジャンプ2回。それから嬉しい首を振る感触が伝わってきて、さらに再びジャンプの後に走り出した。先程よりは小振りだが元気のいいファイトを楽しんでキャッチしたのは少しコンディションのいいメスだった。

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ひったくるような当たりで良くファイトしたメス

その後は薄暗くなるまでキャストを繰り返したが、次第にうねりが強くなってきて、フライを良い感じに漂わせることが難しくなってしまい撤収。但し、今年もサケの重量感ある引きを楽しむことができて満足。しかも函館の街中の宿まで30~40分。ゆっくり片付けて宿に向かっても夕飯の時間に十分間に合う道南のサケ釣りは、東京から飛行機で行けば結構気軽にできてお勧めだと思う。土日の二日間だけでも十分釣りをする時間が取れるので、また来年も来てみようと思うのだった。

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写真では分からないが波間にサケの姿。左の遠くに見えるのは下北半島

~タックルデータ~
ロッド:LOOP オプティダブルハンドOPDH9140-4
リール:ダニエルソンXLW・8-12
ライン:LOOP オプティアダプテッドダブルOATH9-10F-13+ADT9-10F-13
リーダー:LOOPサーモン・ライトリーダー+AKRONミスティープラス・ティペット0X 40cm

OGGY


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