今年は5月に中禅寺湖には3回行ってきたが、多くの人が言っているように今年の中禅寺湖は水温が低くレイクは釣れていたがホンマスやヒメマスは殆ど釣れないといった状況だった。但し釣れているレイクは例年よりもアベレージサイズが大きく、引きも強く楽しめる魚が多かった。
5月3日(土) 晴れ、午後薄曇り、夕方一時雨
ＧＷ後半の初日、水温も4月の解禁二週目と大差なく、まだ木々も芽吹いておらず寒々しい状況。今回から4月末に入荷したSA STダブルOH&D チェンジST23G/6S S3/S4を使用した。ラインの調子は良くて快適に釣りが出来たが、午前中に放流ニジマスがヒットしたがばらしてしまい、その後は何も無いまま時間が過ぎていく。
しかし、アブレを意識し出した16時過ぎにチャンスはやってきた。
夕方から雨予報だった天気予報のとおり雲が厚くなってきて、今にも降り出しそうになってきた16時過ぎ、それまで見かけなかったレイクが頻繁に足元近くを回遊するようになってきた。それも60cm位はありそうな良型で、最初はいつものフラッシュストリーマー（UVポーラシェニールやマラブー主体のTMC200に巻いたキールのストリーマー）で狙ったがヒットしない。やはりルアーマンに散々狙われてスレている様子なので、地味なコンブランナーに変更しキャストをすること数回。ウソみたいにあっさりとヒットし、GASS6120-4が絞り込まれる。予想以上に引きが強く、何回もラインを引きだされた後、寄ってきたのは大きなレイク。ネット入れに手こずること数回、やっとキャッチして測ってみると66cmあり、3年前に釣った64cmを超えて私のレイクの自己記録更新となった。
5月18日(日) 晴れ
会社のSさんと同行したこの日は、離れて釣っていたSさんが60cmアップのレイクをキャッチしたとのこと。私は朝50cm弱のレイクを足元でバラシのみだったので、そのポイントに合流すると再びSさんが45cm位のレイクをキャッチ。私には当たりも無く、アブレを覚悟して最後に前回66cmをキャッチしたポイントで夕マズメに勝負をかけると、18時頃にまたしてもコンブランナーにヒット。何とか50cmのレイクをキャッチしてアブレを回避・・・あぶなかった。
5月25日(日) 晴れ
残念ながら仕事で行けなかった西側特別解禁の翌日、流石に人が少なく好きなポイントに入り放題。新緑も美しくやっと良い季節になってきたこの日は、足元の駆け上がり沿いに泳いでいるレイクを何匹も目撃し、待望のセミやモンカゲ、ワカサギも若干見かけるようになってきた。
足元に泳いでいるレイクは駆け上がりの下側の際を回遊しているようだったので、今回もSA STダブルOH&D チェンジST23G/6S S3/S4で駆け上がりの際を丹念に探っていると、時々反応があり、レイクの40cm、52cm、54cmをキャッチ。他にバラシ1匹と乗らなかったのもあって、結構楽しめたが、実はこの後悔しい思いも味わうことになった。
あるポイントで足元の駆け上がり沿いを泳いでいる60cm位のブラウンを発見。水面を意識しているようだったので、もう一本用意していたセミ用タックルに持ち替えて、シケーダーフライをキャストすると、すーっと寄ってきてフライを喰った！・・・がフライは水面に浮いたまま。魚が直ぐに反転して再びフライを喰った・・・はずが、フライはやはり水面に浮いたまま。魚も私も何故だろうという感じで腑に落ちないまま、魚はゆっくりと去って行った。
少しすると、再びそのブラウンがやってきて足元に浮いていたモンカゲのダンを喰った。そのバイトが先程の自分のシケーダーフライに出た時と同じようにそっと小さく口を開けて咥える感じだったので、先程のシケーダーフライだと、フライの下に出ているフックが邪魔をしてフライを弾いてしまい口に入らなかったのだろう。すかさずモンカゲダンを結んだが、あろうことかこの日はフロータントを忘れていて、フライが数投で水を吸ってしまい不自然な浮き方になり無反応となってしまった。
60cmブラウンは次回にリベンジすると誓って5月の中禅寺湖を後にするのだった。
タックルデータ
ロッド：LOOP GASS6120-4
リール：ダニエルソンL5W・6-9
ライン： SA STダブルOH&D チェンジST23G/6S S3/S4
リーダー：フロロハイエナジーリーダー1X 12ft + フロロステルスティペット2X 60cm
OGGY
