Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2014.08.21

真夏の中禅寺湖

7月の半ばに近藤さんと行って以来の1ヶ月振りとなる8月18日(月)、夏休み中の一日に中禅寺湖に行ってきた。去年は8月にもニジマスをドライでキャッチしているので、本命は引っ張りで良型ブラウン。抑えにドライでニジマスという企みだ。朝一番に入ったポイントでは、3回程ニジマスらしきライズを見かけたが自分のフライには反応が無く、引っ張りにも藻が掛かってくるだけで何も無いので1時間位で見切って、一番の本命ポイントに移動することにした。

アンダーハンド釣行記

こちらのポイントでは届かない位沖で数回ライズやボラのように跳ねる魚(ニジマス?)を見たが、最初に投げていたシケーダーフライ、次に結び変えたチェルノブイリアントにも全く反応が無く、近くを回遊してくるニジマスも見当たらないので7時過ぎに引っ張りに変更。まずは岸近くの駆け上がり沿いを狙おうと岸よりに軽くキャストしてリトリーブを開始した。するとヘッドが入って少ししたところでいきなり魚の手ごたえ。ウソだろと思いながらもまさかの引っ張りに変えて1投目でヒットしてしまった。50cm強のメスのブラウンでブラウンにしてはニジマスのように鋭い走りを見せる魚だったが、運悪く口先の少し横に浅くフライがかかっているのが見えた。そこで時間を掛けるとバレそうなので急いで足元に寄せたが、まだ元気が残っていてネット入れに失敗。その後深場にダッシュしたのでテンションを掛けつつ足元のランニングラインを巻き取っている時に、何回かの首振りの感触の後ふっと軽くなってしまった。

その後はあちこち引っ張ってみても何も反応が無く、もしかしたら今日唯一の魚をばらしてしまったのかと不安になりかけた9時頃、足元の駆け上がり沿いにこちらに向かって泳いでくるニジマスを発見。急いでドライのタックルに持ち替えてチェルノブイリアントを魚の進行方向にキャスト。しかし魚は素通りし、再び投げ直しても無反応。私の目の前を通り過ぎてしまい駄目かと思った時に、急に魚がUターンしてこちらに戻ってきた。そこで今度は魚の進行方向より少し沖側にキャストすると。フライに気付きすーっと寄ってしてフライを喰おうとしたが見切って反転。やはり駄目かと思った時に再び反転して、今度は真下からしっかりとフライを咥えた。合わせもしっかりと決まって、何度もラインを引き出す力強いファイトを凌いでキャッチしたのは、元は放流魚だが回復して背中が青みがかった50cmのニジマスだった。

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その後、あちこちのポイントをまわったが何も反応が無く、ここで終わりにしようと最後のポイントに入ったのが17時過ぎ。とりあえず引っ張りで荒らす前に近くに魚がいるかもしれないと、シケーダーフライを水面に張り出している木の枝の脇にチョイと投げる。立ちこんでいる足が少しひんやりするのでこの辺りは少し水温が低いかなと思って水温計を取り出している時、「ゴボッ」という音で振り向くと波紋と共にフライが消えていた。また1投目からウソだろと思いながら合わせを入れると、一気にラインが引き出されリールが逆転する。ティペットは1Xなので切れる心配は無いと思うが、何度もの激しいダッシュに不安になりながらも何とかネットに入ったのは52cmのニジマスだった。

アンダーハンド釣行記

朝一番のブラウンをキャッチ出来なかったのは悔しかったがニジマスをドライで二匹キャッチでき、表面水温は21度から23度だったが、いずれの魚も高水温とは思えない元気の良さでファイトを楽しめた。この日は平日ということもあって私の他にはフライマンが一人だけ。今まで人がいてチェックできなかったポイントをここぞとばかりにチェックできたので、真夏の中禅寺湖は結構良いかもしれない。但し、飲み水だけは十二分に持っていかないと途中で喉が渇いて撤収することになりそうだ。

タックルデータ

ドライ用
ロッド:LOOPクロスS1シングルCRO896-4MF
リール:LOOP エヴォテックG4 LW・5eight(シルバー) + LOOP エヴォテック G4 LW7-9 スプール グリーン
ライン: LOOPオプティストリームWF8F
リーダー:TIEMCO OH&Dリーダー シングル 11FT 1X直結
(チェルノブイリアントの時はミスティープラスティペット2Xを40cm追加)

引っ張り用
ロッド:LOOP GASSダブル 6122-4 パワーラックス
リール:ダニエルソンL5W・6-9
ライン: LOOP GDC STヘッド GDC6 S3/S4
リーダー:フロロハイエナジーリーダー1X 12ft + フロロステルスティペット2X 60cm

OGGY


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