Fly Fishing記事 | ティムコ

アンダーハンド釣行記

2014.12.12

晩秋から初冬の芦ノ湖

今年の秋は芦ノ湖に11月に3回、12月の最初の週に1回の計4回行ってきた。うち2回目に行った時はアブレてしまったが、他の3回については印象に残る魚をヒットさせることが出来ていずれも楽しめた。

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11月8日(土)

この秋の最初の芦ノ湖釣行となったこの日は、朝5時15分に某有名ポイントに入ると既にルアーマン3人とフライマン1人が入っていた。先行者全員がひざ上まで立ちこんで沖に向かって投げていたが、皆が立ちこんでいるより手前のひざ下位の浅場に魚がいる雰囲気だったので、シングルハンド8番で水深20cm~25cm位の誰も狙わない浅場を狙った。いつものフラッシュストリーマー(TMC202SP#4)を引っ張っていると3投目にいきなりヒット。その魚はばらしてしまったが、暫くして再びヒットしたのは芦ノ湖では初キャッチとなる太いイワナ52cmだった。

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その後も、同じように浅場を丹念に探るとギンピカのニジマス45cmを追加。さらに浅場に泳いでいる魚影を発見し、その近くをリトリーブすると勢いよく追ってきて、リーダーまでティップに入ったところでヒット。そこから何度もラインを引き出したのは鰭が綺麗で太いニジマス51cmだった。

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11月16日(日)

の日も先週と同じポイントに入ったが、1週間で10cm以上の減水。先週良い思いをした浅場は水深が10cm程になってしまい。魚の入ってくる頻度が少なかった。それでも何回かは浅場にまわってきて、ピックアップの直前まで追ってきた魚もいたが、残念ながらヒットせずアブレ。しかも帰りの高速が事故で大渋滞。迂回した道もやはり渋滞で家に着くまでに5時間近くかかってしまった。

11月22日(土)

3連休初日のこの日は前回までと違うポイントに入ることにした。朝6時過ぎに駐車場に着いて、2ヶ所ほどポイントをチェックしたが何も無く、春に釣れなかったけれど気になっていた岬に9時過ぎに入る。この日は殆ど風が無く、水面が鏡になる時間も多く最初の内は魚っ気が全く無かったが、岬の急な駆け上がりの下を魚が回遊してくると信じて、ダブルハンド6番にタイプ3/4のシューティングヘッドで40秒以上沈めてフラッシュストリーマー(TMC202SP#6)を引っ張っていると、10時半前にようやくヒット。何とか43cmの放流魚をキャッチして安心したところ、直ぐ近くでライズが起こった。その後11時半位にも直ぐ近くでライズ。いずれもまあまあのサイズっぽかったが、通り過ぎる時に1回2回ライズしただけで、フライには反応しないで行ってしまった。

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しかし、それがあったので、シングルハンド6番にフローティングのヘッドを用意してカメムシをつけて立てかけて置いて準備しておくと、13時半~14時半の1時間位の間に目の前でやる気のあるライズが始まった。最初はつけてあったカメムシを投げたが、反応が無かったので#14のブラックのエルクヘアカディスに変えるとヒット。シューティングヘッドを1/3位しか出さない直ぐ近くでヒットし、ヒット直後にドラグを鳴らして走って4~5回ジャンプをし、さらに何度もドラグを出しながら深場に逃げ込もうとするのを何とかこらえて、キャッチしたのは54cmの太くてコンディションのいいニジマスだった。

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さらにその後、少し小振りな40cmのきれいなニジマスを追加。これもヘッド半分位しか出さない目の前でのヒットで、これらを釣った後も暫くライズがあった。いずれも盛期でもあまり見ないような水面に頭を出して何かを喰った後、そのまま二度三度と喰い続け、さらに狭い範囲を回遊しながらライズを繰り返すといった感じのやる気のあるライズで、晩秋の小春日和で活性の高い良い日に当たったようだ。

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12月6日(土)

12月になって寒気が入ってきた最初の週末。芦ノ湖の朝は氷点下に下がり、湖を渡ってくる風も冷たかったが、朝6時にポイントに着くと既に6人入っていて入る場所が無い。仕方なく少し離れた場所に入ると、寒いのと誰も釣れていないのとで、段々と人が帰りだして本命ポイントに入ることが出来た。それでも最初は両側に人がいたので前方にしかキャスト出来なかったが、11時近くになると私を含めて3人だけとなり、私の左側には誰もいなくなったので、ダブルハンド6番でフラッシュストリーマー(TMC202SP#4)を引っ張る。斜めに投げて一投毎に2~3歩ずつ歩きながら広く探ると待望の当たりがあった。GASSダブル 6122-4を十分に絞り込む重量感のある引きに、いいサイズと判断して素早くランニングラインを巻き取ってリールファイトにかかる。何度もラインを引き出した後、ようやくキャッチしたのは放流魚ではあったが63cmのニジマスだった。

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その後、今度はシングルハンド8番に変えて岸と平行にキャストして引っ張っていると、13時過ぎに再びヒット。先程よりは小さいが鰭の綺麗なコンディションのいい45cmのニジマスだった。

その後14時過ぎには小雪が舞ってきたので、15時少し前に少し早いが撤収することとした。この日は初冬の一日といった感じで、朝の冷え込みや午後の小雪など寒いのは寒かったが、表面水温は9度台あり春の解禁当初に比べるとよほど暖かいので、防寒をしっかりしていたので快適に釣りが出来た。運よく魚もキャッチすることができたので、今年の湖のいい締めの釣行となったのだった。

【タックルデータ】

(ドライ用)
ロッド: LOOP エヴォテック696-4MF
リール: LOOP エヴォテックG4 LW・5eight(シルバー)
ライン: フローティングのシューティングヘッド6番
リーダー: OH&Dリーダー シングル3X +フロロステルスティペット4X 60cm

(シングルハンドでの引っ張り用)
ロッド: LOOPクロスS1シングルCRO896-4MF
リール: LOOP エヴォテック G4 LW6-8 リール オレンジ
ライン: SA STシングル OH&D ST18G/8S(1/2)352381
リーダー: TIEMCO フロロリーダー ハイエナジー 9FT 0Xまたは2X(直結)

(ダブルハンドでの引っ張り用)
ロッド: LOOP GASSダブル 6122-4 パワーラックス
リール: ダニエルソンL5W・6-9
ライン: (浅場) SA STダブル OH&D ST23G/6S(1/2)945798
          (深場) ループラインGDC STヘッド GDC6S3/S4
リーダー: TIEMCO フロロリーダー ハイエナジー1X 12ft (直結または フロロステルスティペット2X 60cmを足して使用)

OGGY

 


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