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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 10番メイフライウェットで本流レインボー

2015.09.24

10番メイフライウェットで本流レインボー

シルバーウィークにからめて北海道に遠征した。今回はTさんと地元のKさんと3人で釣りを楽しんだ。道沿いには秋らしくコスモスが咲いている。

コスモス

 

遠征前から秋の釣りを想定して、シングル・ダブルを用意して挑んだ。実は昨年、巨大な本流ニジマスをばらして、そのリベンジもしたかったのだ。その時はカラフトマスの後ろに付く魚をエッグフライで狙ったが、シングルの5番がのされて、ばれてしまった。魚は70センチ近かったのだ。もちろん今回は改良したエッグフライをたくさん用意したわけだが、初日に釣場に着くとカラフトマスがほとんどいない。実際、釣りはそんなことが多い(笑)。

 

本流ブルー

 

本流は水が多めで、エッグフライが的外れで途方に暮れてしまった。しかし午後3時くらいになり、メイフライのハッチがあり、釣りが定まった。よし、ダブルハンドでウェットフライフィッシングにしよう。ポイントを移動して釣り始めるが小型が釣れるのみ。そこでポイントを少し変えてやってみた。フライは以前プロショップチャーさんが北海道でビッグレインボーを仕留めたパターンでメイフライの#10。ウッドダックのウイングが魅力的だ。

 

右岸

 

ポイントはウェイディングできない右岸でアンダーハンドが効果的だった。GASS6122にオプティランナー、ラインはスープラOH&DダブルハンドWF6FにOH&Dダブルハンドリーダー14ft 01Xにアクロンミスティ0Xを1m。ドロッパーにメイフライパターン、リードには黒いフライを結んだ。

 

メイフライウェット

 

静かさを要求されるメイフライのトラウトフィッシングということで浅い角度でキャストする必要があった。方法はリバースドハンドしかない。実際の釣りではそんな状況は多い。手を逆にしても投げられるテクニックは最低限必要だ。

 

本流ヒレ

 

いい感じの流れを静かにリーダータッチしながら下り、フライをゆっくりスイングさせていく。10mほど下ったと所でフライが何かに引っ掛かった。魚?にしてはずいぶん重いし、カラフトでも間違って掛かったか?と思っていると、ものすごい力で動き出した。リールは逆転し、昨年のレインボーを思い出した。しばらくファイとしていると水面にレッドバンドを見ることができた。レインボーだ。

 

本流ビッグレインボー

 

慎重に、慎重に、ファイトした末、ランディングに成功した。初めてのポイントゆえ、障害物があるかどうかもわからなかったが、結果うまくいった。口に小さな#10の760SPに巻いたメイフライウェットが掛かっていた。写真を撮り、しばらく3人で魚を眺めた後、リリース。元気に流れに帰っていった。思い出深い1尾だった。

 

【タックル】

ロッド: ヨランアンダーソンシグネイチャーGASS6122
リール: オプティランナー
ライン: スープラOH&DダブルハンドWF6F(ヘッド重量24g)
リーダー: OH&Dダブルハンド14ft 01X
ティペット: アクロンミスティティペット0X 100cm
フライ: TMC760SP#10に巻いたメイフライウェット

 

 

近藤記

 

 


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