1月中旬の3連休は寒いという予報だったが、近所の川ではオイカワがライズしていた。オイカワのフライフィッシングは一年中楽しめて、初心者のフライマンにもお勧めだ。
オイカワはプールにいた。人がキャスティング練習したり、鯉がクルージングしてくると一時的にライズが止んでしまうが、静かにしていると再びライズを始めた。
タックルは届いて間もない新製品エヴォテックキャスト286ミディアムアクションにオプティクリークWF2F。リーダーはOH&Dシングル11ft6Xのバットを2ftカットし9ftにして、8Xティペットを70cmほど繋いだ。
フライはシマザキストレッチボディの黒でTMC508#22に巻いたCDCフライ。オイカワのフライは様々なパターンが使えるが、ストレッチボディでのフライは長い間しっくりこない悩みを解決してくれた。ストレッチするのでCDCのファイバーを挟みやすくアイカザイム風のパターンが簡単にできる。なお、CDCフライは1尾釣るとなかなか復活しないが新製品のフライウォッシュで洗浄して再びフロータントを施すと復活してくれる。
さて釣りはなかなか難しい。ユスリカを食べているようだ。静かにしていないとライズはすぐに止むし、キャスト回数が増えても止む。風もある。プールのライズを狙うキャストというのはヤマメでもニジマスでもオイカワでもかなり難しいものだ。水面と平行に生き物のようにループが伸びていき、リーダーがターンするのが理想だが。15年ほど前だったか、レネハロップが日本で釣りをする映像がテレビで流れ、まさに生き物のように伸びるループに目を奪われた記憶がある。
プールのオイカワはセオリー通りに、静かに、キャスト回数を少なくして釣ると反応してくれた。真冬でも楽しめてテクニカルなオイカワフィッシングはお勧めです!
近藤記