今年も3月の最初の土日に恒例の芦ノ湖釣行。今年は宿泊を芦ノ湖キャンプ村にして日帰り組、泊まり組と混じって大勢で釣りをした。
タックルはほとんどのメンバーがDHの#6、#7クラス。自分はGASS6122にエヴォテックG4 LW7-9。ラインはOH&DノースレイクSPのWF6F/I(ヘッド24g)+OH&Dシンキング14ft1Xリーダー+シンキングナイロン2X。OH&DノースレイクSPはヘッドとランニングラインが最初から繋がっているラインでヘッドはスーパーインターボディ+インターミディエイトティップとなっている。繋ぎ目がないのでとてもスムーズだ。
このライン北海道の湖用に作ったラインでインターヘッドのスローリトリーブ、スローフォーリングのための設計になっている。一本のラインの中にフローティング(ランニングライン)、スーパーインター、インターミディエイトと異なる3つのシンクレートが組み合わさっている。スカンジナビアンSTヘッドの場合ヘッドの後端が太いので全てスーパーインターにすると後端から沈む(先端が浮き上がっている)という現象が生じるためこのような設計となっている。芦ノ湖ではインターヘッドをここ数年メインで使っているため今回持ってきたわけだ。
さて釣りは各メンバー思い思いにやっていて、遠くからヒットしているのを見て何となく安心する光景が続いた。大型も混じりそれぞれ楽しく釣りをした。さて湖でシンキングのヘッドを扱うには慣れが必要だ。慣れると空気抵抗がない分、楽にキャストできる。シンク1/2くらいまでならウェイディングしても簡単だが2/3あたりから抜き上げにコツがいる。
大きな湖に向かってマラブーフライ#8をキャストしてリトリーブしてくると時折ニジマスが掛かってくる。水中という見えない世界で生命とコンタクトした時のドキドキは本当に楽しい。また数尾はフォーリング中にヒットしてきた。ピーンとラインとリーダーを伸ばして均一に全体がスローフォーリングしていくと効果的だった。
このスローフォーリングテクニックはどの湖でも有効だが、以前、北海道の支笏湖でブラウンが掛かってきたことがあった。湖ではフライを動かすよりも動かさない方が効果的なことはよくある。
近藤記