6月の半ばに知人が誘ってくれ源流のイワナを釣る機会ができた。源流のイワナ釣りは自分にはあまり縁がなく、以前東北でよくイワナ釣りをしたが平坦な川が多かった。
急な斜面を下りて川に着くと、こんなところでフライフィッシングをするのかと言うくらいの巨大岩が連続していて、場に馴染むまで時間が掛かってしまった。
人は誰も入っていないらしく、入渓点からすぐにイワナは釣れた。行く前の話の通り、フライは何でもよくエルクヘアーカディスやマシュマロビートルにポイントごとにアタックしてくる。
タックルはGASS288にOH&DヤマメWF3F。リーダーはOH&Dシングル11ft6Xのバット1ftカット、ティップ3ftカットで7ft弱にして5Xティペットを80cm前後結んだ。源流のように狭いポイントではリーダーを短くして、キャストもほとんどフォルスキャストしないで振り込むだけにしている。
誘ってくれた知人と交互に釣っては上流を目指す。その区間では高低差は徐々になくなり平坦になっていき、岩も小さくなっていった。イワナはほとんど巻きから出てきた。ポイントの大きさで魚の大きさも決っていた。
一区間の釣りを終え、川を振り返り、怪我をしなくてよかったと安堵した。清い水、大岩、新緑と源流イワナ。思い出に残る旅となった。
近藤記