7月に夏の北海道の川に立っていた。その日は本州のように蒸し暑い日でゴアテックスのウェーダーでも快適性は全くなかった。様々なポイントでフライを流すも魚は薄く、厳しい夏の釣りを久しぶりに体験した。そんな中、夕方前に寄ったポイントは水面が波立ち、酸素量が多そうで、暑い日でも可能性がありそうだった。
それまでメインで使っていたマシュマロタランチュラをコカブダブルウィングに変えた。持っていたのは完成品フライ。最近の完成品フライはクオリティが高く、巻くよりも買ったほうがいいことが多い。マシュマロタランチュラは個人的には穏やかな水面で使うことにしている。このポイントは波立っていてダブルウィングの方がいいと直感で思った。
上流からフライを流し込むと数投で魚は出た!フッキングすると一気に川を下り、リールが逆転していく。初めて使うクロスS1の590(新ナノレジンバージョン)は思ったよりも曲がり絶対にバレると思える場面で魚をコントロールしてくれた。
魚は何度も強い流れに入り手こずったが、ランディングすると見事なレインボーだった。
夕方は本流でウェットフライを流した。魚はたくさん釣れ、楽しい夏の釣りだった。
【タックルデータ】
ロッド:クロスS1590-4MF
リール:オプティドライフライ
ライン:エヴォテック85WF5F
リーダー:ループマルチライトリーダー+ミスティプラス3.5X
(本流タックル)
ロッド:GASS6122
リール:オプティランナー
ライン:OH&Dチェンジャブル(Fボディ+S2ティップ)
リーダー:自作
近藤記