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Fly Fishing製品ニュース サイエンティフィックアングラーズの新技術「シャークウェーブ」

2014.03.03

サイエンティフィックアングラーズの新技術「シャークウェーブ」

SASharkWaveLogo

世界初の3種のコーティングを搭載したフライライン

シャークウェーブの開発

2007年に初めてシャークスキンを発売した時、それは単に最新の技術ということだけにとどまらず、シャークスキンはテクスチャード(textured、表面加工を施した)フライラインという全く新しい製品カテゴリーを作りました。ラインはミシガン州のミッドランドにあるサイエンティフィックアングラーズの工場で開発・生産され、フライラインの歴史において最も興味深く、革新的な進化の一つとなりました。

表面加工を施したフライラインのメリットは数多くあります。表面積が増加することによりラインは水面でより高く浮き、ドラグが少なくなり、より簡単なメンディングを可能にし、水しぶきが上がることが少なくなり、そしてラインのピックアップがより簡単になります。ミクロ単位で加工された表面は空気を閉じ込め、摩擦抵抗を低減しながらシューティング性能と浮力の二つを同時にアップさせます。しかもその微細加工されたパターンはラインの耐久性を2倍程度まで増加させます。

多くの賞賛をいただきましたが、SAはその後も開発の手を休めることはしませんでした。

シャークスキンの開発で積み上げてきたことを活かして、マスタリー・テクスチャード・シリーズが誕生しました。これらのフライラインはシャークスキンのテクノロジーと伝統的な表面の滑らかなフライラインの感覚を併せ持ち、結果シャークスキンの様な性能を発揮しながら、よりスムースな感覚のラインが出来上がりました。

ここで我々にある考えが浮かびました。シャークスキンの良いところを取り、それをテクスチャード・シリーズと合わせてみたらどうなるだろうか?

結果は?それが今回の「シャークウェーブ」であり、世界で最初の3種類の表面加工がなされたフライラインです。ラインのティップ部にシャークスキン、ベリーとランニングライン部にはマスタリー・テクスチャード、先端から30フィートの位置を触感で教えてくれるポイント、ラインの判別を容易にするIDの印刷、乾性ASTテクノロジー、より進化したドライティップテクノロジー、抵抗の少ないストリームラインドループなどを備え、これまでにないフライラインに仕上がっています。

それでは改めてサイエンティフィック・アングラーズの最新テクノロジーの一つ一つを見ていきましょう。

Sharkskin
SHARKSKIN
シャークスキンはスムースな表面をもったフライラインの先鋭的な改良とも言えます。SAの独占的技術であるこのマイクロパターンのテクノロジーは、シャークスキンの表面に優れたシューティング性能、浮力、耐久性を供給する空気を保持します。

Textured

MASTERY TEXTURED
マスタリー・テクスチャーは伝統的なマスタリーシリーズのフライラインとシャークスキンの表面加工の融合です。これまでのフライラインのスムースな感覚を持ちながらシャークスキンの利点とパフォーマンスを併せ持っています。

SAID
SCIENTIFIC ANGLERS LINE IDENTIFICATION
常にフライラインに革新をもたらすというラボのミッションのもと、SA・IDは実現しました。このライン・マーキング・システムは一目でラインの識別を可能にします。SA・IDはフライラインのティップセクションの最初の2フィート以内の位置にあります。

DryTipTech
IMPROVED DRY TIP TECHNOLOGY
SAの独占的な技術であるマイクロバルーン製法を利用して通常の2倍高く浮くティップセクションを開発し、ドラグを軽減しリーダーの沈みも抑えることに成功しています。

AST
ADVANCED SHOOTING TECHNOLOGY
SAの特許技術であるドライスリック・テクノロジー(乾性製法)はラインの滑りというもののスタンダードを定義し続けます。ASTフォーミュラは他の伝統的なフライラインに比して、汚れを寄せ付けず、より遠くへキャストし、より高く浮き、綺麗なままです。

StreamLinedLoop
STREAMLINED LOOPS
非常に滑らかで強いSAの溶着されたストリームラインド・ループ(流線型ループ)は、よりスムースなキャストとフライラインからループ部分へのシームレスなターンオーバーを実現し、よりソフトなランディング、引っ掛かりの無いピックアップを提供します。

 

TactileRPoint
TACTILE REFERENCE POINT
指先の触感で位置を教えてくれるこのポイントは、先端から30フィートの約30インチの表面加工がされていない部分となっています。感覚と音によってセクションの移行をキャスターに教えてくれます。

進化したドライティップ・テクノロジー

DryTipTech
マイクロバルーンとは一体何でしょうか?顕微鏡でしか見えない空気やガスで満たされたビーズがPVCと混じり合わさっています。フライラインの密度を下げ、水の上でより高く浮くのを助けます。

Microballoon

  電子顕微鏡で7番のフライラインを100マイクロンでみた写真。

浮力と水面との接触角度

フライラインと水との接触角を測ると、そのラインがどのくらい浮力があるのかが分かります。シャークウェーブは110度以上の角度を持ち、つまり伝統的なラインよりも高く浮くことを意味しています。

Buoyant

製品ラインアップはまずは以下の3種類からの登場となります。

マスタリー・シャークウェーブ・トラウト
WF3F-WF8F
ステルスカラー、ブライトカラー

SWUltimateTrout

マスタリー・シャークウェーブGPX
WF3F-WF9F
ステルスカラー、ブライトカラー

SWGPX

マスタリー・シャークウェーブ・ソルト
WF6F-WF12F
SWSW

3月下旬発売予定

 


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