ソルトスタッフの森川真志です。いよいよ春のシーバスハイシーズン到来となりそうな今日この頃ですが、それに先駆け3月7日の晩から8日にかけて開催された「TOKYO SHORE SEABASS TOURNAMENT」(通称T.S.S.T)に参戦してきました。
T.S.S.Tは数あるシーバス大会の中でも歴史があり、多くの著名なアングラーを輩出してきたことでも知られる大会です。このT.S.S.Tですが、その名の通り「東京湾全域」と「東京湾に流入する河川」を舞台に繰り広げられるショアシーバストーナメント。レギュレーションはリミット3本でその総全長で競います。限られた時間の中でこの広いエリアからいかにして良型の魚をキャッチしてくるか、ここがこの大会の難しさでもあり楽しさでもあります。
そんな中、今回は湾奥河川でのウェーディングゲームで挑みました。狙いはベイトフィッシュを追って水深1~2mのシャローに差してくるBIGシーバス。河川の流れが牡蠣瀬やゴロタなどのボトム変化に当たり、流速変化が起きるピンへシャローミノーをドリフトで入れて行くという作戦です。まだまだシーズン序盤のチャンスが少ない時期。この少ないチャンスをいかにミスなく、しっかりとキャッチするかが重要となってくる今大会に選んだロッドは「Zele」の「JJZ93S」。
前述したとおり、浅く根ズレを起こしやすいポイント性質上、掛けた魚は一気に浮かせ引き寄せないとキャッチの確率は大きく下がってしまいます。そこをこのトルクとパワーを兼ね備えた「Zele」で、ヒット直後は強引に、また足下に寄せてからは魚の引きに追従させ、そのブランク特性をいかんなく発揮することにより、83cmのランカーと76cmの良型のキャッチに成功することができました。
そして結果は準優勝。リミットを揃えることはできませんでしたが、攻めて攻めぬいた結果、この2本のキッカーを獲ることができ初戦を好成績で終えることができました。
スリットカーボンを使用した、このトルクある「Zele」、皆さんにも是非体感していただけたらと思います。魚を掛けた時のその安心感にきっと驚くはずです!