Saltwater Fishing記事 | ティムコ

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Saltwater Fishing  プロスタッフ  フィールドインフォ   フィールドモニター大寿美茂 「岸壁ジギングで狙う赤潮時の湾奥シーバス」

2015.05.21

フィールドモニター大寿美茂 「岸壁ジギングで狙う赤潮時の湾奥シーバス」

GWが明け、シーバスフィッシングはバチ抜けも佳境に入ってきました。地域によっては既に終盤を迎え、ベイトパターンに移行されているのではないでしょうか。私のフィールドである東京湾奥では、本来ならば今がバチ抜け最盛期となります。ところが今年は、少し勝手が違っています。とにかくバチの出方にムラがあり、かつ出る量も少ない。そして、ライズの数が極端に少ないです。日によっては良い時もありますし、場所を変えるだけで全く状況が変わる事もあります。

 

ただ、20匹キャッチした翌日に5匹位まで釣果が落ちるという事はこれまでに余り経験した事はありません。周囲の方々も、大体同じような事を言われています。そのような事からも、全体的に見ると今年は外れ年といった感じです。バチ抜け不調の理由は不明ですが、今年の特徴として赤潮が例年になく早い事も原因の一つではないかと思います。昼間に港湾部で真っ赤になった水が上げ潮で奥まで入り込み、下げでも抜けきれない事があります。夜にルアーを通すと青白く光る、所謂「夜光虫」が原因で、これが出ると極端に見切られやすくなります。苦戦する理由の一つとして、これは間違いなくあると思います。

 

釣り人にとって迷惑この上ない赤潮ですが、これがメリットとなる釣りもあります。それが、岸壁ジギング。通称・岸ジギと言われるこの釣り、赤潮になると非常に釣果が上がります。本物の赤潮では魚が死滅してしまいますが、湾奥の赤潮は水の表層だけが赤くなる現象。赤潮の層の下の水は綺麗な事が多く、魚はその水に集まっています。昼間に行うこの釣りのキーワードの一つがシェード。物陰に隠れる修正のあるシーバスを狙うこの釣りですが、赤潮が起こると水中に入る光量が減ります。それによりルアーが見切られ難くなり、釣果の上がる傾向があります。

 

本来ならば真夏に最盛期を迎えるこの釣りですが、そのお蔭か今年はシーズンが早い。赤潮情報が入った週末の昼、ポイントへ到着すると噂通り水は真っ赤。この日は風が強かった事もあり、先ずはオーシャンドミネーターキーズの40gでスタートしましたがノーバイト。そこで、より見せる方向へシフトする為、同じくキーズの30gにチェンジ。フォールスピードを落として探っていくと、微細なバイトが表層付近で出てくる。岸際から少しでも離れぬ様に注意しながら落としていくとヒット。

 

Seabass01

 

 

この状況では、少しでも上で見せられた方が良いだろうと、オーシャンドミネータースピンショアに切り替えたら直ぐに結果が。

 

Seabass02

 

1時間程やって、5ヒット3ゲットと、この時期にしてはまずまずの結果が出ました。この日の状況から考察すると、やはり魚は赤潮になっている水のやや下に定位していたと推測出来ます。その為、フォールスピードの早いジグでは反応が取れなかったと思われます。

 

ODライトメタルを使用したキーズやスピンショアは、従来の製品よりもフォールスピードが遅い上にアピール度が強いのが特徴。より魚に見せたい時には強力な武器となります。そしてロッド。今回は調査的な意味合いを含めての釣行だった為、より感度の高いジャンピングジャックカナルトーナメント(JJCT610C)を持ち込みました。それが大正解。微細なバイトを取り続ける事で、魚の位置や活性を知る事が出来、そこから組立が出来ました。

 

バチにばかり目が行きがちな春の港湾部ですが、岸壁ジギングもシーズンに入っています。ただ、バチを飽食している為かイージーには釣れないのも事実です。そんな時に、より魚に見せられるキーズやスピンショアを使って、春のデイを楽しんで下さい。

 

 


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