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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ 鈴木剛 「新規開拓の渓 」

2014.04.18

鈴木剛 「新規開拓の渓 」

トラウトのフィールドモニター鈴木剛さんからリポートが届きました。

東北南部の渓流では既に雪代が収まってきた河川が少なくありません。特に上流部にダムを持たない渓流や支流域では、今年は良型が動き出すのが早いという情報を釣り仲間から聞いていました。この日、私は宮城県のとある渓流へと足を運びました。

新規開拓。事前に国土地理院の地形図で入渓ルートを調べ、林道を歩くこと数十分、急斜面に冷や汗をかきながら下り降りるとそこには理想的な渓相がありました。目の前の光景にさっきまでの冷や汗はどこかへ行ってしまい、ルアーケースからシュマリ50Sを取り出すとそそくさとラインに結び、川を釣り上がります。釣れない時間が暫く続きましたが、上流へ進むにつれて魚からの反応が出始めました。

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滝壺の底から一気に食い上げてきた泣き尺岩魚。

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そしてシュマリを猛スピードで追尾し襲いかかってきたのは良い面構えをした尺岩魚でした。

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この日はシュマリ50Sで通しました。水の透明度の非常に高い小渓流では手前の魚を走らせない為に遠い距離からポイントを狙い撃つ遠投性能、そしてレンジコントロールが容易な為、様々な場面で使い勝手の良いこのミノーは、特に今回の様な小渓流のアップの釣りでは力強い武器となってくれました。

この日は幸運にも釣果に恵まれましたが、新規開拓の釣りはある意味博打的な部分があり、ましてや入渓が困難な源流やそれに近い上流域では尚更のことです。それでも地形図を眺めながら、まだ見ぬ渓に期待を膨らませてしまうのは釣り人の性というものでしょうか。

時間と体力に余裕がある日にでもまた、ルアーケースにシュマリ50Sを忍ばせ、新たな渓へ探検に行ってみようかと思います。

 


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