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Trout Fishingプロスタッフフィールドインフォ 川口慶 「清流のサツキマス」

2015.05.15

川口慶 「清流のサツキマス」

この時期になると全国からサツキマスの釣果が聞こえてきますね。私が住んでいる中国地方も例外ではなく、ポツリポツリと開花宣言が聞こえ始めました。

 

この日は、いつもならば自宅から程近い太田川で、本流アマゴを狙いつつタイミングを見計らってサツキマスを狙いに出かけるのですが、この日は透き通った水に浸かりたいと思い、山口県を流れる錦川へ。この川は、透き通った水が大変魅力的であるのはさることながら、昔から地元のアングラーから愛されてされてきた為、釣り場でのマナーが大切にされており、とても気持ち良く竿を振ることができます。そして夜明け前から遊魚券が購入でき、漁協の方々のチェックもきちんとされている為、放流もしっかりされており遡上数も多く、魚との出会いの確率が高まるフィールドです。

 

この漁協管内は川幅が広く深い場所も多く、重めのルアーまで使える様にRODはエンハンサーBS82を選択。夜明けを迎え、まだ光量が少ないのでシュマリ67SHIRO-SPアユをキャストしていると、狙い通りの場所から魚からの反応があったのですが、やりとりをしているうちにバラしてしまいました。

 

Satsuki01

 

気分を切り替え、確実に一匹の魚に出逢うため、エリアとポイントを絞りキャストを繰り返す。完全に明るくなってからもシュマリ67SHIRO-SPアユに反応が良くチェイスも何度かあり、この時も足元までチェイスしてきたのですがフッキングまで持ち込めなかったので、フォローにシュマリ80FSを入れてみました。ファストシンキングですが、テールから流れに馴染む様に沈んでいくので、ややアップクロスから軽くトゥイッチを入れて誘いをかけながら流れに入れ込み、少し下流に戻っていった魚にバタバタとしたアクションを見せる様にターンさせました。

 

そのとき水面が風で揺らぎ水中の様子が見えなくなる。魚が追ってきている気配は有りましたが口を使ってこないので、ターン後半で激しくシェイキングしルアーを派手に踊らせ、一瞬食わせの間を入れるとギラリと水中に光が広がり、ガツンとルアーに食らい付いてくれました。

 

Satsuki02

 

銀鱗が美しい、分厚いボディのグラマラスなサツキマス!

 

Satsuki03

 

早朝からのもどかしさを振り払ってくれた美しい魚との出逢いに感謝し、そっと流れの中に戻す。

 

サツキマスもそろそろ良い時期を迎えようとしています。シュマリ80FSがラインナップに加わり、サイズとアクションを大きくし誘い方を変えることで、今まで、もう少しで手の届かなかった高嶺の花との距離を、縮めてくれるのではないかと思います。

 

 

 


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