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お手入れ方法

DIYで長く快適に

ロッドをより長くお使い頂くために

ロッドのつなぎ方及びはずし方

ロッドにはブランクに継ぎ目のない"ワンピースロッド"と呼ばれるものがあります。 ワンピースロッドは使用にあたって、そのままの状態で使うことが出来ますが、ロッドによっては、 ブランクに継ぎ目を持つ2本継ぎの"ツーピースロッド"、あるいは複数の継ぎ目を持つ "マルチピースロッド(パックロッドとも呼ぶ場合もあります)"などがあり、使うためにはそれぞれをつなぎ合わせなければなりません。 ここでは、その方法と、はずし方を説明します。

継ぎ目の部分をフェルールもしくはジョイントと呼びますが、それには大きく分けてスピゴットフェルールとスリップオーバーフェルールの 2種類があります。それぞれ継ぎ方が違いますので、自分のロッドがどちらのタイプか確認しましょう。いずれのフェルール形式でも、 ガイドを曲げてしまわないよう、継ぐ時にはガイドに手をかけないように、出来る限りフェルールの近くを持つことが肝心です。

イラスト
スピゴットフェルールの場合

イラスト スピゴットフェルールのロッドの場合は、図のようにフェルールの近くを持ってガイドが真っ直ぐになるようにして軽く継ぎ、 そのまま止まるまで差し込むようにします。はずす時も同様に、真っ直ぐに引き抜きます。

スリップオーバーフェルールの場合

スリップオーバーフェルールのロッドの場合は、捻りながら徐々に力を加えて差し込んでゆき、 いちばん奥まで入った時にガイドが直線に並ぶようにします。はずす時も同じく、捻りながら緩めるようにします。
フェルールの緩みは破損の原因となりますので、しっかりとつなぎ合わせるよう心がけ、釣りの途中でも時折確認するようにしてください。 また、1日ロッドを使っていると、時としてフェルールがきつくなり、簡単には抜けなくなってしまうことがありますが、 そんな時のはずし方を載せておきましたので、参考にして下さい。

イラスト フェルールが抜けなくなってしまった場合にはロッドを後ろに回し、膝の力で抜きます。ガイドに手を掛けないように注意して下さい。

注意:スピゴットフェルールは、緩み防止の為、合わせ目が数mm空くように設計されています。
絶対に無理に押し込まないように注意して下さい。 また、この隙間が狭くなってきた場合、インローがすり減っていることが予想されますので、 ロウなどの固めのワックスを塗って、キャスティング中に抜けないようにして下さい。

ロッドのお手入れ方法及び仕舞い方

ロッドを使った後は、塗装の剥がれやパーツの腐食などの原因となるロッドについた水滴や汚れ、塩分などを拭き取っておくことが大切です。 水滴は乾いた布で良く拭き取るようにしますが、汚れや塩分の場合は石鹸水などで洗い流した後真水で十分にすすぎ、 それから乾いた布で拭き取るようにします。その後、日陰干しにして水分を十分に取り除いた後仕舞うようにします。

イラスト 注意:シンナーやベンジン、磨き粉の使用はお避け下さい。
たわしやスチールウールの使用も塗装を傷つける恐れがありますので使用しないで下さい。 ロッドは、お買い上げ時に付いてきた袋に入れ、さらにハードケース付きのものは、それに仕舞うようにします。 仕舞い方は図を参照してください。