7月16日、横浜ベイサイドマリーナへ行きフォックスファイヤーショップに寄った時、偶然にも今回の阿寒川のツアーの事前説明会をやっていました。この嬉しい偶然がなければ、ツアーに参加することはできなかったと思います。
参加することが決定してからの準備は大変でした。事前説明会の後に申し込んだためタイイングの講習に参加することができず、巻くフライの材料やパターンはメールで送ってもらうことはできましたが、実際のボリュームやタイイングの順序はわかりませんでした。見本として父が巻いてくれたものやコマーシャルフライを買って巻いてみましたが、出来上がってみるとなんか形がおかしくなってしまいました。しかしスイミングストリーマーだけは自信をもってうまく巻くことができました。またタックルは前回のツアーで父が使用していたものを借りました。(リールはなぜか使っている古いオービスではなく、新品のものにラインを付け直してくれました)。ウェーダ−とウェーディングシューズだけは新しいものを買ってもらいました。
初日は午前5時ごろに起き、どのような場所で釣りをするのだろうと緊張していましたが、羽田空港の集合場所に着くと、田代さんのヒゲを見て、そして今までのティムコスクールで一緒になった方々に会い、緊張がほぐれました。釧路から阿寒まではホテルの送迎バスでの旅で「これが北海道だ!」という様な牧場風景の中を約1時間かかって到着しました。釧路では曇りでしたが、ホテル到着後に早目の昼食を取り、いよいよ阿寒川へ出発となった時にはあいにく雨に変わってしまいました。
はじめの阿寒川への入渓点は滝見橋でした。川には橋の脇から今まで見たこともないような大きな蕗の葉をかきわけて入っていきました。釣り場に着き、初めて阿寒川を目の前で見てなんてきれいな川なのだろうと思いました。さらにその川の中を優雅に泳ぐレインボートラウトを見てドキドキしてしまいました。先ほどから降り始めた雨はだんだん強くなりついには雷まで鳴り始め、みんな木陰に避難、こんな天気では釣りは中止かと思いましたが、阿寒川釣行はいよいよスタートしました。田代さんのアドバイスを受けながら、自分で巻いたスイミングストリーマーのホワイトで40cmクラスのレインボーを一番最初に上げることができ、とても嬉しく思いました。レインボーの引きはとても強く大きな魚がヒットしたと思いました。この後は、ライズを2,3回見ただけで終わり、当たりすらなかったのは残念でしたが一匹でも釣れてよかったと思いました。その後バスでホテル跡に移動しましたが、まだ雨は降り続いていました。
初めてのイブニングでは、暗くなっていたのでフライを見つけることが困難でした。しかし目が慣れてくるとなんとかフライを見つけることができましたが、キャストするとまたすぐにフライを見失ってしまうので、フッキングさせるとしたら、勘であわせることしかできませんでした。結果イブニングでは釣れませんでした。
夕食は、20時ごろエメラルドに戻って、バイキング形式でおいしく食事を取れました。ホテルでの食事が終わったあと僕は疲れていてさっさと寝てしまいましたが、驚いたことに田代さんは焼肉屋に行き9皿食べたと言っていました。みんなは、「
鉄の胃袋 」だといっていました。
二日目は、見事に晴れてくれました。朝4時半頃にホテルを出て釣り場に着き、父に巻いてもらったスイミングストリーマーのイエローやオレンジで水中を引いてみましたが当たりはありませんでした。そして、7時ごろ食事を川の脇で取ろうとした頃に対岸の蕗の茂みの中から鹿が現れこの時初めて野生のエゾ鹿というものを見ることができました。
昼は暑くて釣りにならないので宿泊場所であるエメラルドまで戻り近くのてんぷら屋で昼食をとりました。そこではうわさに聞いていたものすごい量の公魚天丼とヒメマスのさしみを食べました。
そして、少し昼寝をした後、釣り場を午前中釣っていた滝見橋からホテル跡に移動しました。そこでも午前中と同じストリーマーでキャストしてみましたが釣れなかったのでドライに切り替えました。特にハッチもないのでテレストリアルへ交換、チェルノブイリアントを使い、反転流へキャストしてみました。すると3回ライズがあり、3回続けてばらしてしまいました。しかし4回目はきちんとフッキングすることに成功し52cmもあるレインボーをあげることができました。その引く力は普段管理釣り場で釣っているレインボーとはまるっきり別のものでロッドティップがグリップに付くぐらい根元からロッドが曲がり、ラインが伸び、切れそうなぐらい強い引きでした。田代さんの話だと、こういう川の釣りではグラスロッドの方が粘りがあり魚の引きに耐えて取り込みやすいとのことでした。僕がチェルノブイリアントで釣ったのを見て皆なチェルノブイリアントに交換していたのは嬉しかったです。さらに大きいのをと思ってキャストを繰り返しましたがその後、当たりはありませんでした。しかしイブニングで田代さんも「始めて見た」と言っていましたが、60cmクラスのレインボーが倒木の下でライズしていました。すごい魚でした。
また今夜も夕食後「鉄の胃袋」の田代さんたちは焼肉屋へと消えていきました。
最終日、この日も前日同様、見事な快晴でした。そしてこの日は滝見橋には入らず、最初からホテル跡に入り釣りをしました。しかし、ライズがあるだけで、当たりは全くありませんでした。アメリカカクスイやスイミングストリーマー、チェルノブイリアントなどを使ってみても反応は全くありませんでした。帰りの飛行機の都合もあるため午前中で終了、最終日の釣りは終わってしまいました。しかしこの日はフライの後からフライラインを着水させるというキャスティング方法を学ぶことができました。
ホテルに戻って食事を終えた後、釧路空港に向かう途中今回のツアーに参加した人たちが熟睡している中TIEMCOの社長さんに聞いていた『あかんベー』という名(阿寒のベコという意味)のアイスクリーム屋さんに立ち寄りました。
ここでは、今回のツアーで一番釣った(フッキングした?) 五十嵐さんのおごりでアイスクリーム発祥の地の横浜でさえ食べられないおいしいアイスクリームを食べました。
それから、空港に向かいました。釧路空港に着き待合所で待っているときに、なぜか自分は『蟹の笹寿司』を機内食用として買っていました。そして、離陸してシートベルトのサインが消えると笹寿司を食べ、食べ終わるとイヤホンで落語をきいていました。そして羽田空港に着き家に帰ると爆睡しました。
この3日間の阿寒ツアーに参加することは、自分にとって大変貴重な体験でした。そして、素晴らしい大自然の中で釣りをすることの楽しさが体にしみこんでいく様な3日間でした。
阿寒ツアーで使用したロッドとリール一式
ロッド:EUFLEX、Excursion 7.9フィート#5
リール:CFOIII・LOOP FW(4-7)
ライン:XPS #5
GENERASTION3 #5
リーダー:AKRON STANDARD LEADER 3X
FLUOROCARBON LEADER 3X