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Bass Fishing社員ブログ フェンウィック60周年限定ウッドリーム・ノーネイムクランクと吉田幸二プロ

2014.02.17

フェンウィック60周年限定ウッドリーム・ノーネイムクランクと吉田幸二プロ

2014年、フェンウィックはおかげ様で60周年の節目の年を迎えることができました。これを記念したいくつかの商品を企画しておりますが、その中の一つがウッドリーム社のノーネイムクランクのフェンウィック限定モデルです。今回はなぜこのコラボが実現したのか、そのあたりをお話したいと思います。

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ノーネイムクランクと吉田幸二プロ

1986年、私が高校生の頃、フェンウィックから吉田バージョンというロッドが発売されました。日本初のプロモデルロッドと記憶しています。そのロッドが欲しくて欲しくて、生まれて初めてのアルバイト。バイト代をためてショップに行くと、既に完売の悲しいお知らせ。今でも、思い出せるぐらい当時はへこみました。初恋破れる!ぐらい傷心しました。いつかは吉田バージョンのフェンウィックを使うと心に刻み、社会人に。

2004年の初夏、ある湖へ遠征した時のことです。後輩とクランクでリップラップを流していると、後輩のクランクベイトだけが妙に当たりました。リーリングスピード、トレースラインを同じにしても、後輩のそのクランクだけが当たるのです。

あまりにも差がつくので、そのクランクを見せてもらいました。お腹にWoodreamのロゴ・シンプルなデザイン、愛嬌のある表情のウッドクランク。使わせてもらうと、いままでのクランクベイトにはない、よい引き心地・・はっきりとポジションのわかるクランクベイトでした。

後輩にそのクランクの正体を訊くと、あまりにも凄い釣れっぷりのせいか、はぐらかされるだけでした。帰京後、そのクランクベイトの正体が調べると、ウッドリーム社製のノーネイムクランク#1/0ということがわかりました。どこかで見たことある、クランク・・・・・それはBasser All Star Classic 2002 吉田幸ニ氏の活躍を支えたクランクベイトだったのです。

その後、印旛沼・利根川水系釣行の際には一日中信じて投げれるクランクベイトになり、多くのバスをもたらしてくれました。キャスタビリティー・アクション・造り込み、全てが満足いくものでした。丁度その頃、バサー誌別冊の「秘密のクランクベイト」の影響もあり様々なクランクベイトを試しましたが、私の釣りの中ではノーネイムクランクを超えるクランクはなかなかありませんでした。また、吉田幸二氏が開発に携わったと聴き、更にテンションがあがりました。ノーネイムクランクは私の中で普通のクランクベイトでは終わらない存在になりました。

2014年、フェンウィック60周年YEAR。 2013年よりロッドを含めて、記念モデルのプロジェクトが始まりました。ルアー好きの私としては、フェンウィック60周年記念ルアーは数種類は展開したいと考えてました。おこがましいですが、フェンウィックの60周年を彩るにあたっては条件がありました。ルアーとして、実力があること。美しいこと。所有感を満たしてくれること。すぐに、頭に浮かんだひとつがノーネイムクランクでした。フェンウィックプロスタッフでクランカーでもある吉田幸二氏とウッドリーム社に記念モデルの経緯を話すと、快諾していただき、記念モデルが発売されることになりました。

カラーに関しては吉田幸ニ氏とともに考えた6色展開。懐かしオールドカラーから、フェンウィックらしいスレッドカラー・吉田幸二氏魂心のオーバーザレインボー。カラーを決めるにあたり、吉田幸二氏と仕事をさせていただいたことは一生の宝です。また、ノーネイムクランク オリジナル#1/0・#2/0は絶版モデルになっていてポリカーボネイト製リップの供給が不安でしたが、ウッドリーム社様の協力のもと問題をクリアしました。

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ウッド製・スペシャルカラーということもあり、高価にはなってしまいますが、こうしてフェンウィック60周年限定ノーネイムクランクが完成しました。限定数量生産になります。是非、今シーズンお試しください。(2月末発売予定)

開発担当

※この商品はフェンウィック・プレミアムディーラーのみでの取り扱いとなります。
 


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