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Bass Fishingプロスタッフ センドウタカシのサイトマスター・レビュー

2015.04.15

センドウタカシのサイトマスター・レビュー

眼科医からも指摘されるほど黒目の色素が薄く、眩しがり屋の自分にとって、偏光グラスは生活必需品。目の健康を守るため、釣りの時だけでなく日常生活でも、屋外へ出る時はほぼ常に偏光グラスを着用しています。

 

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んな自分が現在メインで着用しているのが、タウンユースにも違和感無く溶け込むウェリントン型のクラシコ ブラック。これは、単にデザイン的な好みという部分も大きいのですが、元々、8カーブなどのカーブのきついレンズが苦手で、出来るだけフラットで大きなレンズ面のものが好みだからというのも理由の一つ。また、光の侵入を抑えてくれる遮光フードや自分で調整可能なチタン製ノーズアーム&テンプルなど、デザイン性だけのファッショングラスには無い機能美も魅力でした。

 

実は、2年前、クラシコ が発売されたことがサイトマスター使用のキッカケ。それまでは、メガネ屋さん等にオーダーして、気に入ったフレームに好みの偏光レンズを入れて貰ったものを使用していました。そして、その全てが、CR39やウレタン系の高屈折レンズなど、プラスチック製のレンズのものでした。というのも、かつて、懇意にしているメガネ業界人から、「高性能プラスチックレンズの台頭により、もはやプラスチックレンズとガラスレンズの実用上の性能差はほとんど無くなった。むしろ、軽さという面でプラスチックレンズに分が有るとなればガラスレンズを使う意味なんて無い」というような話を聞かされたことが有ったからです。

 

確かに、その方の話もあながち間違ってはいません。日常的にメガネを使用される方の中には軽さを求める方も多いし、軽さを求めるならガラスよりプラスチックを選ぶのも当然。実際に、自分も、その時点ではプラスチックレンズに何の不満も無かったし、例えばブラインドテストで使い比べてみたとして、高性能なプラスチックレンズとガラスレンズの性能差に気付く人がどれくらい居るか…。

 

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しかし、それは、新品状態の初期性能の話。しかも、一般的なメガネ、サングラスのような使い方ならまだしも、釣りやアウトドアで、時に雨風や灼熱の炎天下などの過酷なシチュエーションで長期間使い続けていくにつれ、その差が明らかになってくるのですサイトマスターで使用されるガラスレンズは、傷がつき難く、レンズ自体の化学変化や経年劣化が少ない。さらに、プラスチックレンズに比べ熱伝導性が低く、偏光膜への負担が少ない。すなわち、タフ=ロングライフということ。

 

これまで、プラスチックレンズを使用していた頃だと、自分の使い方で、着用頻度の高いものは1年持てば御の字。慎重に取り扱っているつもりでも、1年も使えばレンズに曇り感が出始めたり、歪みが入り始めたり…。それが、サイトマスターを使い始めてからは、不慮の落下でレンズに傷が入ったケースを除き、2年以上、新品時と変わらないクリアな視界が維持されています。偏光グラス自体、決して安い買い物ではないだけに、初期性能が長期に渡って維持されるということは、自分のように日常的に偏光グラスを掛ける者にとっては、非常にありがたい事であります。

 

そして、サイトマスターは、レンズカラーに関しても磐石。自分の場合、スーパーライトブラウンスーパーライトグレーイーズグリーンの3色を主軸として、サイトフィッシングでコントラストをはっきりさせたいような場面でスーパーセレンライトローズがローテーション入り。それらを、光量、背景色などにより使い分けています。自分自身、バスだけでなく、ソルト、渓流、エリアトラウト、と、色々なジャンルの釣りを嗜み、様々な釣り場に出向きますが、ごく特殊な状況をのぞいては、現状、上記の5色で補えないシチュエーションはほとんど有りません。

 

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んな中でも使用頻度が高いのが、スーパーライトブラウン。明るさと偏光機能を高次元で両立し、曇り~晴天まで、フィールドを問わずオールラウンドに使えるのが持ち味。自分にとっては、最も目に優しく、長時間着用しても疲れにくいカラーでもあり、釣行時はもちろん、外出時や車の運転などの普段使いにも欠かせません。遠征などで荷物を減らしたい時は、ローライト用のイーズグリーンとスーパーライトブラウンの2本だけを持って行くということも多く、細かい所にこだわらなければ、それで大体のシチュエーションはカバー出来てしまいます。

 

また、ライトローズも、お気に入りカラーの一つ。これまでのコントラスト系カラーは、自分の目に合わないためか、長時間掛け続けると目が疲れたり頭が痛くなったりということも多かったのですが、このライトローズは、見え方がナチュラルで、長時間掛け続けても不快感を覚えること無く釣りに集中させてくれます。また、コントラストが出やすくラインが見やすいということもあり、細号数ラインやルアーの動きを目視してアタリを取るようなシチュエーションでは欠かせない存在です。実際、このレンズのおかげで獲れた魚も少なくありません。

 

2015年は、コンテンダーファイブフォーティーという、スポーツサングラスには少ない4カーブレンズ採用モデルも追加。遮光性&フィット感抜群のスポーツフレーム+フラットな視界、ということで、そちらも非常に楽しみなところ。

 

という感じで、もはや釣り、アウトドアの枠を超え、自分のライフワークに無くてはならない存在とも言えるサイトマスター。ストレス無く、よく見え、長く使える、心強い相棒。唯一の悩みと言えば、サイトマスターを使い始めてから、片時もサイトマスターが手放せなくなってしまったこと。これは、本当に誤算でした…。

 

 

 


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