2月25日~3月2日にかけて「トライアルドリームツアーUSA」と題して、並木敏成プロと3日間サンティークーパーレイクへ釣行して来ました。
この「サンティークーパー」とは総称名で2つのダムからなる湖です。
上流に位置する湖を「レイク・マリオン」。下流に位置する湖を「レイク・モートリー」。この2つのダム湖を幅約40m、長さ約5kmほどの水路で繋がれていてバスボートでの移動も可能。
上流域は植物のタンニン色素からなるダークウォーター色で、中流~下流域はダークウォーターに濁りが入ったようなスティンウォーター水質。
ベジテーションはハス、アシ、イールグラス(アマ藻)、キンギョ藻、ホテイアオイ。
ブッシュはこのレイクで最もポピュラーで目に付く「サイプレスツリー」と言われる水中から生える生木(アメリカ版 柳の木みたいな…)
そして、サイプレスツリーに髭状に寄生する植物「スパニッシュ・モス」と呼ばれる寄生植物がとても印象的でアメリカンな雰囲気をかもし出してくれます。
このサンティークーパーレイクは、過去のバスマスターズ2006 エリートシリーズ第2戦で4日間のトータル重量が更新されたトーナメントレイクとしても有名なダム湖。
実際に今回訪れた時期は、バスマスターズ2戦の時(ネスト時期)よりも1ヶ月以上早いプリスポン(日本と差ほど変わらない)の水温10℃前後でした。
そんな特徴的で広大な湖を3日間というスケジュールで回ると言う事で、テンポ良く上流・中流・下流と広く浅く釣って回りました。
初日は運悪くコールドフロント(寒冷前線)による嵐が通り過ぎるのを待ってからの午後スタート。(1週程前に行われたバスマスターズクラッシック時の悪天が南下して来たとの事。)
時期的に1匹を見付けると周辺の良く似たスポットにスポーン前の魚が集まってきていて、比較的簡単に釣れてくれると思い広く浅く巻き物を中心に釣って行きましたが、寒冷前線による水温低下の影響なのか、又は別の魚種なのか判断のつかないショートバイトが多発して追加出来ないまま初日を終えてしまいました。
2日目、3日目はレイク・モートリーで様子を見てダメならボートを陸送してレイク・マリオンで釣りをするという大移動(マリオン湖は琵琶湖以上のサイズでモートリー湖は霞ヶ浦以上サイズ)&肌寒い強風の中で数千数億本もあるサイプレスツリーをテンポ良く打って行く荒行釣り。
無数にあるサイプレスツリーを片っ端から打っていく様な効率の悪い事はせず、メインチャンネルとリンクしたスポットや、上流からの湖流が当たる場所などを湖面図とGPSを頼りに打って行きました。
そんな絞ったスポットのサイプレスツリーにもバイトが出る決った条件が存在していて、数百~数千本に1本2本程度、根が横に張り出しているものがあり、さらに枯れたホテイアオイや木の枝が引っかかっているサイプレスツリーには必ずと言っていいほどバイトが出ました。(魚影は薄いが教科書通りの素直な魚達です)
しかしバイトは思った以上に浅く、すっぽ抜けが何度かあった中の1発が… 推定8ポンド… それ以上とか… (Basser5月号に乗った写真)
実際には5mほどの近距離でフックアップ!その瞬間にTAV-GP74CXHJがバットまで入る突っ込まれ方をして、今度は反転した魚が手前に走った瞬間に魚がヘッドシェイク… ガード付ジグだったためフック角度が上口奥の骨と皮の間に掛かった状態だったのか、身切れをしてジグが吹っ飛んで来てしまい、打つ手ナシでした…。
しかしここでへこたれている訳にもいかず、気を取り直して打ち続けて3ポンドサイズを1本引っこ抜き!
僕が強めに打つ時に愛用している「TAV-GP74CXHJ」はアメリカの地でも活躍してくれました。
そんな事で釣行日数3日間のトライアルドリームツアーUSAはすごく良い経験をさせて頂きました。
メーカーの枠をこえて世話になりましたO.S.P代表 並木敏成プロには大変感謝しております。
タックルデーター1
ロッド: ELT-CS72CM-TJ
リール:スコーピオンMg1001
ライン:バトルデザイア・バーサタイル12lb
ルアー:TDサイレントバイブレーション
タックルデーター2
ロッド: TAV-GP74CXHJ
リール:ジリオン7.3リミテッド100L
ライン:プレミアムプラスHG20lb
ルアー:OSPゼロワンストロング21g+ドライブクロー5in
偏光サングラス:バリケード・スーパーライトグレー
・今回の釣行時にずっと付けていた偏光サングラス「バリケード」はレンズ面積も広く、もの凄く掛け心地が良く軽量で3日間ずっと掛け続けていてもストレスを感じることなく釣りが出来ました。