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Bass Fishingプロスタッフフィールドインフォ 岡山Part47 塩見友広 「NBCブロックチャンピオンシップ弥栄ダム戦 」

2017.11.15

岡山Part47 塩見友広 「NBCブロックチャンピオンシップ弥栄ダム戦 」

9月24日に開催された「2017年中国四国ブロックチャンピオンシップ㏌弥栄ダム」を番外編としてレポートします。弥栄ダムと言えば…、今年の6月に開催された「JBトップ50第2戦」の会場として約10年振りに注目されたダム湖です。

 

弥栄ダム

 

弥栄ダムへの釣行は過去の中国四国ブロック戦(約10年前)振りの完全アウェイ。そして、諸事情により今戦の出場を見送る予定にしていたのですが、急遽出場が可能になり急いでボートの手配とリアエレキの手配に魚探の入れ替え&タックル載せ替え等々・・・、バタバタで準備を終えて前日プラクティクスへ入る事が出来ました。

 

満載ボート

 

10年以上振りの弥栄ダムに対応するため、スモールボートから溢れる量なタックルを工夫して何とか積み終え・・・。ボートのテスト運転もしてない状態でしたので、ダム全域をとりあえず流しながら様子をみて回ることに。しかし、全く釣れない!簡単に流せばチョロく釣れて来るだろ!的な考えは全く通用せず。1週間前から入っていた仲間内では3本、5kgくらいは釣れてるし、キーパーならば簡単に・・・の状況とは裏腹。若干焦りながらも中流域の岩盤ギリギリのフォールで1本、600gサイズを釣るが・・・。ごっそりベイトの群れを蓄えた岬周辺にはバスもリンクしているようでも何かがちがう・・・。

 

岬&ベイト塊り

 

これでは話にならないので、各流域筋の最上流域のシャロ―を自分らしい釣りで固める方が無難だと判断してサイトすると、シャロ―フラットに数匹の群れで行動していて、何かのキッカケで捕食スイッチの入る1kgオーバーまでの白い個体の魚と、岩陰やストラクチャーの隙間に入り込んで動かない黒い色の個体の2kg前後の魚の2種を確認。

 

しかし、秋の気まぐれな魚は、なかなか口を使わすにはタイミングと人の流れ次第といった感じで気難しく賢い。この魚で数本でも獲れれば恥ずかしくはない程度になるんではなかろうかと、ザックリとした考えで前日プラクティクスは終えました。

 

タックル準備

 

試合当日は霧が濃く放射冷却の影響が無いようなので、朝からシャロ―へ入るべきかなと、考えながらフライト抽選を引いて運良くファーストフライトを引き当て、あさイチ上流シャロ―フラットへ直行のプランに考えを固めスタート。

 

スタート

 

直行予定の小瀬川筋上流のオイルフェンス手前付近へ入ろうと一気に上流域へ1番乗り!のつもりでしたが・・・。強めの風が吹き始め、シャロ―のサイトに疑問を感じたので、その手前にある上流インサイド側の最初の深場と棚状割れ目が特徴的な垂直岩盤張り出しが気になり、とりあえず岩盤ギリギリへ「ACES63SLJ」にセットした2.6gダウンショットを1投!岩盤棚に乗せて転がり落とすイメージで落とし込み、フリーテンションのポーズからソフトタッチなシェイクをすると・・・

 

ACES63SLJのティップが微妙に入るだけの重く乗っかるようなバイト?に、体が半信半疑ながらも反応してスイープフッキング!1投目からラッキーなキーパーだと思い5mからゆっくり上げて来ると、途中から一気に猛ダッシュの突っ込みに「あれ?デカい?」気を抜いてたので慎重に浮かしてネットに納めた魚が、目測800gサイズのまずまずサイズ!このくらいのサイズが全域でもポツポツと混ざってるんだろうな~と、慣れないボートでのライブウェルの給水手順にもたついていると、後方から同じ旭川選抜の後輩にオイルフェンス下流インサイドへ入られてしまう。

 

上流域にて

 

同エリアを後輩とシェアしながら、風が落ち着くタイミングまでインサイドシャロ―フラットから落ち込む急ブレイクに絡む立木へ巻物~ライトリグまで幅広くアプローチして、フィーディング前の控えの魚を引き当てれるかもしれないと粘ってみるが、何もなく続く沈黙。谷間から日差しが差し込みだし風が緩み逆風に変わるタイミングで、ベイトフィッシュがシャロ―へ上り始め騒がしくなったシャロ―へボートを進めサイトしてみると・・・

 

砂ボトムに小さな沈み木がある下流側からギラ!と何かが上がって来るのを確認出来たので、ボトムに沈めたノーシンカーをリアクションを誘うようにタイミングを見計らってアクションすると一気にバイト!と同時に突っ走り・・・フックアウト!一瞬の出来事で魚種もわからなかったけど・・・二ゴイかも?

 

更に、オールフェンス下流側のシャロ―バンクに後輩の許可を得て入り、水深30cm程の浮きゴミ上をショートピッチにノーシンカーで波動を出しながら引いて来ると・・・ 浮きゴミがボワっと動いたので身構えてピクピクさせると「ポフッ!!」と浮きゴミごとバイト!近くの後輩にまで聞こえた激しいバイトの音に興奮!巻きアワセで絞り気味のドラグが引き出される状態で浮きゴミから魚が出る瞬間に・・・まさかのフックオフ!!

 

しょうがないと吹っ切て、浮きゴミ脇にある岩の穴の影を覗くと、2kgサイズくらいの真っ黒な尾っぽだけが見えてる魚を発見!しかし、勘付かれてしまい食わせ切れない。後輩の真横でもあったので深追いはしないで、対岸のロードベントへ移動。

 

ロードベンドにある張り出したテーブル上の岩の隙間へ「ACES63SLJ」のダウンショットに「シャイナースティック3in」を朝イチのイメージのまま落とし込み、放置から揺するようなシェイク引きで手前に軽く引掛けて、ハングオフでバイト!?岩の隙間に入られた状態でのバイトでハッキリと分からなかったのですが、ラインテンションを張ったら微かに生命感を感じるので、冷静に岩の真上まで移動して、イヤーなゴリゴリ感を感じながら魚を刺激しないようにゆっくり引き出すと、途中から干渉していた岩から魚が沖に動いたタイミングでプッ!と抜けてくれて、魚と一対一の勝負に! 

 

ラインが10mくらいは傷が入っているので沖へ誘導しながら時間を掛けて無理せずタックルを信じ耐えて、ライン傷がガイドに触れてゴリゴリ感を感じた目線上には800gサイズ!浮いた瞬間にネットへ!

 

同サイズがもう一本欲しいなぁと思いながらも、なかなか同条件なスポットを回ってもバイトを得れず。下流へ向けて移動しようかとロードベンド沖へボートを進めると、ダウンイメージ魚探の映像にハンプとそれに絡むベイトフィッシュの群れが大きく乱れた映像にすかさず後方へチョイ投げでフリーフォールで落とし、8m~5mの上がりショルダーをダウンショットで直撃!フリーフォールからラインテンションを張ると食って走っていて! そのままゆっくりキーパーサイズを抜き上げ。ケアをしながら入れ替えを狙い粘って、なんとか1本同サイズを釣り入れ替え。

 

その後も似たようなスポットを回りましたが、慣れないエレキ戦で帰着中のトラブルも気に掛かるので少し早めに切り上げて終了となりました。

 

帰着

 

帰着後は、予想ウェイトを報告して公開ウェインとなるので、目測1,900gくらいだと告げると、ウェインの順番を後方に並ぶように指示される。後方に指示されたって事は優勝の可能性もあるって事で・・・。事前情報の4~5kgに絡まないとお立ち台は無いと踏んでいたので、嬉しい誤算! 結果は・・・

 

3本1,855g

 

3本、1,855g。まあ、この重量では流石にトップ5位には入らないだろうと思っていたら・・・

 

お立ち台

 

嬉しい誤算で4位入賞でした!

 

4位コメント

 

前日プラクティクスだけでの状況判断としては冷静なエリア選択でしたが、メインにするはずだったサイトでのキッカー獲りが不発に終り、2度のビッグバイトを物に出来なかった事は残念です。しかし、久し振りの弥栄ダムでの成績としては上出来かな。また来年、中国四国ブロックチャンピオンシップ出場権利を得て、よいご報告が出来るよう精進して行きたいと思います!

 

タックル

ルアー

 

【タックルデータ】

・ダウンショット(2.6gシンカー)
ロッド:フェンウィック エイシスACES63SLJ
リール:ルビアス2506
ライン:エクスレッド4lb
ルアー:PDLロコイズム シャイナースティック3in/レッグワーム

偏光:サイトマスター・キネティックブルーPRO/ イーズグリーン

ウエア―類:Foxfire SCDSフ―ディー
Foxfireエアフロースリークオーター
Foxfire SCガイドレッグカバー

 


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