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Bass Fishingプロスタッフフィールドインフォ 岡山Part50 塩見友広 番外編「ニューヨーク州釣行ツアー1日目」

2018.06.01

岡山Part50 塩見友広 番外編「ニューヨーク州釣行ツアー1日目」

5月16日~26日(時差の関係で10日間)にかけてニューヨーク州バッファローをベースにアメリカ釣行ツアーに行って来ました。アメリカ大陸の北部に位置するニューヨーク州バッファロー市。

 

ニューヨークと一言にいっても非常に広く、横断するとなると日本の国土の感覚ではイメージが湧かないのですが、強いて例えるなら中国四国地区~東北くらいの距離くらいのイメージかと…そんなニューヨーク州のバッファロー市はニューヨーク市より更に北西側470キロに位置して、カナダのトロント空港からの方が最短です。

 

日本の羽田空港より飛び立ち、約12時間のフライトでカナダのトロント着。 (事前にカナダeTA[渡航認証]申請と、その際の7$が必ず必要!)。さらに約2時間程のドライブでニューヨーク州バッファロー市です。(事前のアメリカESTA[渡航認証]申請とその際の14$支払いをオススメ)。陸路での国境越えにはアメリカ国境でI-94(白色の紙)の取得が必要で、6$の支払いが必要です。(ESTA申請をしてると非常に手続きがラク[渡航認証無しだと緑色の紙]とのこと。)

 

I-94

 

かつては鉄鋼産業で栄えていた都市でしたが、現在は畔に廃工場が多く閑散としたした所もあり、バッファロー市内市外をドライブしてみると、1ブロック隔てると治安の悪い箇所もあったりと…  アメリカの表と裏の面を垣間見ることも出来ます。そんなニューヨーク州の釣行ガイド&観光案内してくれたのは、エリー湖から世界最大の水量を誇るナイアガラの滝を介してカナダ側オンタリオ湖へと全長58kmで横断する「ナイアガラ川」から徒歩5分位の所に在住のウシオ氏。

 

ウシオ

 

ナイアガラの滝へは車で約20分、エリー湖へも数分。アウトドアショップ「カベラ」「バスプロショップス」からも近く、となんとも羨ましい立地に住まれています。前置きが長くなってしまいましたが、そんな彼と日本から同行したM君とニューヨークの湖と川を釣り回って来ました。アメリカで釣りをするには必ずフィッシングライセンス(游漁券的な…)が必要で、先ずはライセンス調達で最寄のスポーツ用品店「DICK'S」でニューヨーク州どこでも釣りが出来るフィッシングライセンスを28$(1週間)で購入。

 

ライセンス購入

 

 

因みに、各ライセンス価格は忘れましたが「日券」「週券」「年券」と3種あるようです。ライセンス購入は必ず必要で、釣行の際にも頻繁に目にした湖上警察とボーダーの提示要求の際に「パスポート」と「フィッシングライセンス」「規格のライフジャケット(腰巻式はダメ)」は必重で厳しく取り締まられ、携帯不備や違反すれば罰則を受けますので、アメリカ釣行の際は各州のルールを当然のことですが必ず守りましょう!

 

初日釣行の17日は、近辺で今最も釣れているとの案内でナイアガラ川へ!ナイアガラ川は2016年のB.A.S.S.エリート クラシックブラケット戦の上位8名の決勝戦でも使われた川です。(ケビンバンダム、ジョーダン リー、ディーン ロハス…他5名)。

 

ナイアガラリバー

 

ウシオ氏宅からボートを牽引して約5分くらいの所にあるコンクリート整備されたスロープへ。全体的な川の印象として湖畔は整備された公園と桟橋の付いた民家が多く緑豊かな開放的な河川。水質は透明度も高く水深3mくらいは川底が見え。アウトサイド側は流れが強く当たり、岩やブロックが乱雑に敷き詰められ、インサイド側は反転流が常に効いているような白い砂粘土質な自然ブレイクな感じです。そしてベイトは大小さまざまなサイズが多く見受けられ、バスのメインベイトはクレーフィッシュ(日本とは色も見た感じも違うザリガニ)とイエローパーチとの事です。

 

食われ頃サイズのイエローパーチ

 

ボートを浮かべて川を下流へ5分弱下ったインサイドのバンク寄りの反転流へエレキを下ろし釣り開始。1m程の広いシャローフラットからチャンネルブレイク落ち2~3m位の岩が点在する白い砂底底質のボートドックや桟橋が絡む範囲を、ジャークベイトでアップストリームとダウンストリームでボートをスポットロック機能エレキでロックして流すと…、1投目からヒット!そして…   どの魚もお腹パンパンな45cm前後の1kg後半サイズが驚きの入れ食い状態に…。

 

ファーストフィッシュ

 

2006年JBマスターズ決勝野尻湖戦振りにスモールを触りました…(汗)。そんな事で写真を撮り忘れる程に夢中に釣れ続いて何本釣ったのか数を忘れる…。ちなみに、ウシオ氏はフェンウィックのヘビーユーザーでもあり、二人共に「エイシス510CMJ」でのジャークベイト!日本ではフットボール専用的なイメージの強い510CMJでフルサイズジャークベイト(ジャーキングペッパー130SP)は硬過ぎて疲れると思っていましたが、使って魚を掛けてみて納得!ジャークの際の手首への負担は慣れないと少しヘビーですが、リーリングを上手く活かすジャークで慣れると手首への負担も軽減します。

 

ジャーキングペッパー1

 

そしてスモールに有効なミノーを跳ねさせ過ぎないジャークアクションには5'10"の長さが丁度よく、ショートレングスでも流れに乗った45cmオーバーの魚を掛けれるパワーと掛けた後も負けないトルクとバレにくいテパーが必要なので、エイシス510CMJは願ったりかなったりな1本でした。(スモールの素早い瞬発力に対抗するためXXHギヤー比リールと組み合わせる)。ジャークベイトの釣りが一段落したら、ボートドッグ桟橋のヨレへ「エイシス510CMJ」に「PDLキャリラバ3/8oz」を打つと…、

 

キャリラバ

 

サイズが少し落ちましたがポロポロと釣り続いてくれました。川のインサイドストレッチをひと流しして少し落ち着いたのでナイアガラ川を一気に上り、エリー湖からナイアガラ川へ流れ落ちるアウトレット激流れのラフウォーター(瀬戸内海激流れ、鳴門の激流れみたいな激しい流れ…)な巨大な瀬を越えて海のような広大なエリー湖へ!(エリー湖面積:25,821km2)(瀬戸内海面積:23,203km2)(琵琶湖面積:670km2

 

エリー湖アウトレット激流

 

バッファロー市のビル街を目の前に、防波堤3m~5m水深エッジと崩れをまずは“郷には郷に従え”のご当地リグの「ネドリグ」をエイシスACES63SLJに8ポンドフロロラインとテクナPMX TPMX610SLP+Jに10ポンドPEラインでシェイク&カナディアントゥイッチと言われる「見せて焦らして跳ねリアクション」の誘いで…

 

ネドリグ

 

ナイアガラ川の個体とは違いさらに太く体高があり、お腹パンパンのでかいサイズがとにかく連続ヒット!僕が一番しっくりきたタックルバランスのテクナPMX TPMX610SLP+Jに10ポンドPEライン+8ポンドリーダーで掛けたらPMX特有のトルクで一気にゴリ巻きでとにかく釣って釣って…即リリースで釣りまくる!!

 

50㎝サイズ

 

中には余裕の50cmオーバーで、目標にしていた3kg巨大スモールを初日にしてゲット!!

 

エリー湖の50オーバー3kg

 

ひと段落してダウンショットの釣りを試してみたくなったので、エイシスACES56SLJにリンキンシャッド4㏌の2.6gダウンショットでボトムを取ってシェイク&ステイを試すがフックアップに至らないショートバイト。そこで、リーダーをショート気味にしてシェイク&トゥイッチのアクションにすると途端に連続バイト!べりーからバット部まで使うフッキングで一気に巻き上げる!ACES56SLJのフルベンドした時のパワーはビッグスモールにも負けずにハンドキャッチ。

 

連発ツーショット

 

その後も要所要所を釣って、帰りのナイアガラ激流れ下流の流れが少し落ち着いたバンク沿いでストライプバスをゲット!

 

ストライプバス

 

テクナGPのフリッピングロッドでのオーバーパワーかと思うようなロッドでのチャターベイトが意外と良くて… 巨大スモールを連発して初日は終了。

 

リンキン+チャター

 

 

初日にして日本ではお目にかかれないサイズのスモールと魚種を、目の前の川と湖で釣ることが出来るアメリカに驚きました。3kgオーバーを狙って釣れるこの状況は5月の産卵前限定の釣れ方で、レイクエリーの25,821km2もの広大な面積の魚達が一気にバンク際に集結して釣れている様子。産卵後には広大なオフショアへと散ってゆきこの様な釣れ方はしないとの事です。

 

ニューヨーク州釣行ツアー2日目」へ続く

 

【タックルデータ】

〈ジャークベイト〉
ロッド:フェンウィック エイシス ACES510CMJ
リール:ジリオン1016SV‐XXHL
ライン:エクスレッド12ポンド
ルアー・リグ:TIEMCOジャーキンペッパー130SP

〈ネドリグ〉
ロッド:フェンウィック テクナPMX TPMX610SLP+J
リール:ルビアス2506
ライン:ルアーPE10ポンド+ルアーゲームフロロリーダー8ポンド
ルアー・リグ:エラストマー材質ワーム・ネドリグ1/6oz

〈ネドリグ〉
ロッド:フェンウィック エイシス ACES63SLJ
リール:セオリー2506
ライン:エクスレッド8ポンド
ルアー・リグ:エラストマー材質ワーム・ネドリグ1/6oz

〈ダウンショット〉
ロッド:フェンウィック エイシス ACES56SLJ
リール:イグジスト2506
ライン:エクスレッド6ポンド
ルアー・リグ:リンキンシャッド4㏌・2.6gダウンショット

〈チャーター〉
ロッド:フェンウィック テクナGP C TAV-GP76CMHJ ”Flippin Stik”
リール:タトゥーラtypeR
ライン:エクスレッド12ポンド
ルアー・リグ:PDLリンキンシャッド4㏌+チャターベイト

偏光:セプターブラック イーズグリーン
その他:Foxfireマルチマッフル ブラウンカモ 

 


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