皆さんこんにちは、フィールドスタッフの田島です。今回は3月17日に開催されたJB霞ヶ浦開幕戦に向けてのプラクティスと試合結果をお伝えしたいと思います。実は私、1~2月にも足蹴く霞水系に釣行を重ねていましたが…、フィールドコンディションの激変や季節進行の読み違えからノーフィッシュが続いていました。そこで今回の試合に向けたプラクティスでは今一度基本に立ち戻り、セオリー通りのバス探しをしてみました。
春はスポーニングに適したワンドを基点にバスを探すのですが、3月上旬の湖上はまだ冬の気配が濃厚で、水温もやっと10℃台に届いてきたという感じです。そこで、越冬場所とスポーニングフラットの距離が近く、ブレイクや水門などの要素が凝縮されているジャンクションスポットを数箇所ピックアップしてバスのレンジを意識しながらあらゆるストラクチャーやカバーを釣り込んで行きました。すると、ドックに隣接した消波ブロックで待望のバイト!フレキシーシャッド3.5のDSで1キロを超えるナイスバスをキャッチすることが出来ました!
体色は越冬エリアから上がって来たばかりと思われる個体。この一匹からヒントをもらい、湖の中流域に位置するドック+消波ブロック+スポーニングエリア隣接というキーワードで、湖の地図を広げて同条件が重なるスポットを先ほどと同じフレキシーシャッド3.5のDSで狙ってみました。エリアを数箇所移動し、ジャカゴ周りを流し始めると直ぐにラインが走り明確なバイトが!この季節にラインに出るバイトは早合わせするとスッポ抜けることが多いので、ロッドを軽く立て重みを感じてから合わせると二匹目となる1キロアップをキャッチすることが出来ました。
水温10度台の早春とは思えないファイトで答えてくれたナイスバス!キャッチしたバスは長い時間シャローに居た事を感じさせる濃い体色をしており、先ほどのエリアよりも季節が進行している可能性を示唆してくれました。この2本のバスから湖の状況がおぼろげながら見え隠れする実りあるプラクティスになりました。
そして試合本番はプラクティスで好感触だった中流域からスタート、水温や風など状況はほぼプラクティス時と変化が無かったのですが、近隣で行われていた浚渫工事の影響なのか?水質が悪化しており朝の2時間はノーバイト・・・多少の水質変化よりもスポーニングに絡んだ地形的変化の方が付加価値が上回るのではないかと考え、バスは居ても食わないだけと自分に言い聞かせ、手を変え品を変え粘ってみましたが、どうやら状況が変わってしまった様でした…。
そこで、プラクティスで見つけた同条件でありながら、水質の安定したスポットを求めて移動。ジャカゴにフレキシーシャッド3.5のリーダーレスダウンショットをセットしたタックルでフリップして行くとプラクティス時と全く同じスポットでデジャブの様なバイト!即座にラインスラックを取りジャカゴに巻かれない様にフッキングを決めて無事にキャッチ!プラクティス時と変わらないサイズに安堵しながらも複数キャッチしなければ上位入賞は厳しいだろうと思い時間いっぱいまで同エリアを打ち続けましたが残念ながらタイムアップとなってしまい結果は1148gで17位でした。
試合後に上位入賞者のコメントを聞き、自分の釣りを振り返ってみると狙い自体は間違っていなかったのかな?といった印象でした。あと一本入れば上位入賞が見込めるチャンスでしたが、その一本の差が大きくリザルトに響くのがトーナメント… 勝つ者と負ける者の間にあるものは僅差な様で大きいのです。
反省点があるとしたら、朝一に入ったエリアを見切るのに時間を使い過ぎました。この反省点を活かし、次戦は時間やエリアを見切るマネージメントに注視してゲームを進められたらと思います。
このレポートが掲載される頃からプリスポーニングのバスを狙える本番になっていると思います。皆さんも是非、春らしいバスを求めてフィールドに繰り出してくださいね。
【タックルデータ】
ロッド:フェンウィックGW68CMLP+J
ライン:フロロ10lb
ルアー:フレキシーシャッド3.5 3/16oz ダウンショット
ロッド:フェンウィックS-TAV610CMHP+J TZ
ライン:フロロ12LB
ルアー:フレキシーシャッド3.5 1/8oz リーダーレスダウンショット