こんにちは。フィールドスタッフの福光です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。私は、転勤によってホームグラウンドが移ったタイミングでバスボートのエンジンが壊れてしまい、修理に時間が掛かることと新たな場所での環境作りが必要なので今シーズンの試合はお休みしていました。長いトーナメント人生ではこういうこともあります。そういった理由でトーナメントから離れて釣行頻度も落ちていたわけですが、実際に離れてみると試合に出場したり、自分のボートに乗って釣りが出来る環境に感謝しなければならないと改めて思いました。
さて、ボートも直り、久しぶりにマイボートで釣りに出掛けました。釣りのテクニック面で色々と試したいことがあったのですが、他にも試したいことがありました。それは、昨年導入した新たなサイトマスター「ラスターオレンジ」カラーのレンズを装備したキネティックを試してみる事でした。
私の偏光グラスの使用はキネティック・ライトグレーシルバーミラーが標準で、土砂降りの雨の時など極端にローライトな時だけはバリケードのイーズグリーンを使用します。これまではこの2色が基準で、フィールドによってレンズカラーを変えることは無かったのですが、新たに通うことになるフィールドではシャロ―でのウィードフィッシングに対応する必要があったのでコントラストが強く出るラスターオレンジのレンズカラーを導入してみました。
魚をサイトするというよりも魚が付くであろうストラクチャーのウィードを見えやすくするための選択、サイトマスターのレンズカラーの説明にも「明るさとコントラスト性能の絶妙なバランスが、動きのあるシーンでも高精度な立体感を実現します。」とあり、茶色味を帯びたウィードが水面付近まで伸びているパッチを見つけやすくしたいがための選択でした。
そして装着してウィードエリアに行ってみると、初めは分かりにくかったものの、慣れてくるとウィードパッチが浮き出てくるように見え始めました。違いは明らかで、視界が明るくなり遠くからパッチの形を認識しやすくなりました。また、茶色味掛かったウィードパッチだけ浮き上がる感覚でレンズカラーの説明通りの使用感でした。
そして、その視界を生かして遠くから見つけたパッチの周りを釣ると小さいながら連発。本来はパッチの中にリーダーレスダウンショットを落とし込んでビッグバスを狙っていたのですが、当日のコンディションで目論見通りとはいきませんでした。
しかしながら、ハイシーズンに向けてのイメージが出来、ウィードエリアでのアプローチに楽しみが増えました。また、フィールドの特性によってレンズカラーを使い分ける優位性を発見することができました。
もし、一つの偏光グラスを使い続けているならば、フィールドや釣りの種類に対応するためのレンズカラーチョイスを考えてみてはいかがでしょうか?きっと釣りの楽しみが増えると思います。また、長くバスフィッシングを続けている中でもこういった新たな発見があり釣りの楽しみが増えるところがバスフィッシングの奥深さでもあると感心しました。
サイトマスター・レンズ比較サイト