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Bass Fishingプロスタッフフィールドインフォ フェンウィックWorld Class Expedition海外テスト (バラマンディー&グルーパー編)

2021.02.15

フェンウィックWorld Class Expedition海外テスト (バラマンディー&グルーパー編)

2018年よりタイのバンコクに駐在しているJoeと申します。こちらでは主にジャイアントスネークヘッド(現地名:チャドー)を釣りにバンコクから車で行ける距離のリザーバーへ通っています。今回はご縁があり、フェンウィックのNewマルチピースロッド・ワールドクラス・エクスペディションWCE68CMH-5Jのプロトタイプを使わせて頂くことになりました。

 

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タイにはバラマンディ、チャドー、グルーパーなどが釣れるフィッシングエリア(日本でいうところの管理釣場)がいくつかありますが、今回はその中でも日本人アングラーの間で認知度が高い「パイロット」と「VIP」という2つのエリアでの釣行とフェンウィック ワールドクラスエクスペディション(以下、WCE)、ティムコルアーに関するインプレを書かせて頂きます。

 

【パイロットエリア】

タイではコロナ禍の影響で現在も国境が閉ざされており、自由に行き来ができない状態が続いています。タイのエリアフィッシングは日本から多くの観光客が訪れ賑わっていたのですが、最近のパイロットでは客の数がかなり減っています。だからといって「客数の減少=プレッシャーの低減=爆釣 」というような現地駐在アングラーにとって都合のいい釣果状況になっていないのが現状です。

 

以前はお客様に釣らせるために活きたティラピアを頻繁に撒いていたのですが、最近はコスト削減のためか、活き餌ではなく死んだティラピアや冷凍イワシのような魚を撒いていることが多くなっています。おそらく、これが原因でルアーへの反応がかなり悪くなっているのではないかと考えています。エリアだからと言って、ナメてかかると丸ボウズとなる可能性は十分あります。

 

パイロットでかなり実績が高いルアーの1つに「野良ネズミ・マグナム」があります。WCE68CMH-5Jはルアー適合範囲が広く、MF(ミディアムファスト)アクションのため、野良ネズミ・マグナムのような小型サイズのルアーでも問題なくキャストが可能です。「野良ネズミ」シリーズは長い尻尾が作り出す柔らかな動き、そしてハイピッチな首振りアクションでフィッシュイーターを狂わせる優秀なルアーです。着水音もナチュラルなので、魚に無用なプレッシャーを掛けにくい点も好釣果に繋がっている理由だと思います。

 

また、野良ネズミマグナムが好調な実績を生み出しているのは、なんと言ってもそのフッキング成功率の高さにあります。このエリアは比較的オープンウォーターなので、リリーパッドで用いるタイプの喫水が浅い中空フロッグではかなりの確率ですっぽ抜けてしまいます。ですが、エラストマー製で喫水がやや深い野良ネズミは吸い込みやすい様で、高確率でしっかりと咥え込みフッキングがイージーです。今回の釣りでもフッキング率100%というズバ抜けたフッキング率で活躍してくれました!「バコッ!」という心地よいバキュームバイト音が聞こえたら、躊躇なく力強いフッキングを決めて、後はゴリ巻きすればWCE68CMH-5Jのトルクフルなバットパワーが難なく魚を寄せてくれます。

 

WCEはフェンウィックブランクならではの優位性、対加重に対する信頼性の高さをアングラーに体感させてくれると思います!WCEのキャスティングモデルにはミディアム(M)パワーもラインナップされていますが、バラマンディやチャドーを狙うにはミディアムヘビー(MH)クラスだと安心感があります。パイロットでは最大メーターオーバー、10kgクラスのバラマンディが釣れる可能性もあるので、MHクラスがオススメです。

 

野良ネズミマグナムで良型バラマンディを釣った後は、ビッグベイトでさらなるビッグワンを狙うことにしました。「ブッチギル」は前後のペラを外すというチューニングは、バラマンディにかなり効くという噂を耳にしていたので、早速試してみることにしました。動きを確認してみると自然なローリングアクションとナローなS字を描いて泳ぎます。「これは釣れる動きだ!」と見た瞬間に思いました。

 

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パイロットのバラマンディは岸沿いが狙い目なので、投げては歩き、投げては歩きを繰り返し、やる気のある魚を効率的に探していく必要があります。途中で大型のバラマンディが何かをチェイスしている様子が見えたので、すかさずブッチギルをバラマンディの進行方向に投げてスローで巻いてくると「ガンッ!」とルアーが引ったくられました。フッキングすると、怪獣のような巨大なバラマンディが頭を出してヘッドシェイク!フッキングの状態を確認しましたがルアーが見えないので、どうやらブッチギルを丸呑みしているようでした。バラマンディの歯はヤスリ状になっていて、大型のバラマンディであれば60lbのリーダーさえも簡単にブレイクしてしまいます。今回のような怪獣クラスのバラマンディはある程度時間をかけて慎重にやりとりする必要があります。

 

そしてWCE68CMH-5Jのバットパワーをフルに使いランディングに成功。90cm一歩手前のこのサイズは、パイロットではかなり大型の部類に入るバラマンディです。写真撮影をした後は、ゆっくり時間をかけてケアを行い、無事にゆっくり泳ぎだす姿を見届けました。10kgクラスのバラマンディでさえも主導権を与えないWCE68CMH-5Jは、トルクフルで安心してファイトできました。WCE68CMH-5J は3/8ozクラスのルアーから2ozクラスのビッグベイトまでキャストすることができ、今回のようなモンスターサイズを掛けても問題なくやり取りができます。このロッド一本で対応できる釣りの幅はかなり広いと思います。リーダーも100lbクラスまでキャストが可能な「大きめなガイドセッティング」になっているのも見逃せないポイントです!

 

その後もブッチギルで数本追加し、満足な釣果を得ることができました。そこでパイロットでの釣りは昼に切り上げて、その足でグルーパーのフィッシングエリア「VIP」へ移動しました。

 

【VIPエリア】

VIPはグルーパーが釣れることで有名な海水のフィッシングエリア(管理釣場)です。グルーパーの他に、バラマンディ、稀にマングローブジャックも釣れます。ここは1日200バーツ(約700円)で釣れる池と、2,000バーツ(約7,000円) の池があります。2,000バーツのほうは良型のグルーパー、バラマンディが放流されており、数釣りを楽しみたいなら2,000バーツの方がオススメです。12時から開始する場合は半額の1,000バーツで楽しむことができるので、今回は午後からのスタートにしました。

 

「グルーパーをクランキングで釣ること」を今回の目的としていたので、ファットペッパーファットペッパースリーマッドペッパーマグナムの3種類を用意。フックは太軸へ換装しました。このエリアのグルーパーは(現時点では)スレ知らずで、基本的には投げて巻くだけで釣れます。しかし、水車など障害物があるポイントに潜んでいることが多く、ひったくるようなバイト後は真っ先に障害物へと突進する習性があるため、油断していると巻かれてゲームオーバー。グルーパーのパワフルな突っ込みを瞬時に止めるためには、しっかりしたタックルセッティングで臨まないと釣りが成立しません。

 

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まずはファットペッパースリーをキャスト、ボトムに当てながら巻いてくると元気なグルーパーが1投目から遊んでくれました。少し物足りないサイズでしたが、魚は素直でクランキングにがっちり喰ってくるので楽しい釣りです。ファットペッパーやマッドペッパーマグナムも好調で、大きめのサイズは3~4kgクラスまで釣れました。このサイズになってくるとバイト直後の真下への突っ込みはかなりパワフルです。最初の突っ込みにしっかり耐え、引き剥がすためのパワーをWCE68CMH-5Jは持ち備えています。

 

結局、12~18時頃まで腕が痛くなるまで釣り続け、爆釣を楽しむことができました。今回行ったVIPやパイロットでの釣りの様子は映像に残しているので是非ご覧になって下さい!

 

 

早くこの世界的なコロナ禍が収束し、世界中のアングラーが夢を求めて釣り歩ける日が一日も早く来ることを心から願っております。

 

【タックルデータ】

ロッド:fenwick World Class Expedition WCE68CMH-5J (プロトタイプ)
リール:スピードマスター200
ライン:PE3号
リーダー:ナイロン60lb

 


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