皆様、こんにちは。フィールドスタッフの安達です。5月19日(日)生野銀山湖で開催されました、JB生野銀山湖シリーズ第二戦。5月終盤、寒暖も和らぎ過ごしやすい季節となりました。生野銀山湖は山上湖なので、下界と比べ季節の進行は三週間遅れている感じです。なので、バスは産卵を強く意識し、この季節独特の攻略が必要となります。
基本的な釣り方の軸は「サイトフィッシング」。水中のバスの動きを観察し、混在するバスの種類(アフター・プリスポーン等)を理解し、エリアに応じたタックル選択が必要となります。バスの個体が非常に少ない生野銀山湖は一回のミスが致命傷になります。絶対に失敗してはならない状況下、選んだタックルは下記の二つ。
【タックル1 : 繊細さと強さを求めたタックル】
ロッド:フェンウィック・LINKS62SLP+J
ライン:SUNLINE EGI ULT HS4 1号(リーダー:Vハード1.75号)
ルアー:ジグヘッドリグ
【タックル2 : キャスタビリティとルアーアクションを求めたタックル】
ロッド:フェンウィック・ACES-SF60SULJ Ultra Finesse Special
ライン:SUNLINE EGI ULT HS8 0.3号(リーダー:Vハード1号)
ルアー:シュリンプ系ワーム 1/96ozネコリグ
この季節ならではの場所に依存するバスに対しては、確実に捕るためタックル1を選択。ルアーが口に入っているのは一瞬なので、フッキング時の力が伝達しやすい、短く硬いロッドが必要でした。このタックルでミスなく二本捕獲に成功。時刻は9:30。試合終了までたっぷり時間があったので、新たな出会いを求めて湖をくまなくチェック。さすが日本屈指の難しい湖・・・・まったくバスと出会うことができず、既に時刻は12:30。
上流川筋のガレ場に差し掛かった時、倒木の上にサスペンドする800gのプリスポーンを発見。チャンスは一投なので、キャストを控え、バスが移動するタイミングを見計らい、ガレ場のバンク沿い水深20cmのウッドチップの下に入っていったのを目視確認。絶対に失敗してはならない場面で選んだのはタックル2のACES-SF60SULJ Ultra Finesse Special。極細PE仕様のこのロッドは、キャスタビリティ・アクションに優れ、操作性は異次元。
ミリ単位のキャストが決まり、ウッドチップを利用しルアーを吊るし、細かいアクションを加え、ワームに命を吹き込みました。着水音なく、絶妙なポジションにルアーを送り込んだので、狙っていたバスはゆっくりルアーに近付き、躊躇なく吸い込みました。フッキングも決まり、試合終了間際の起死回生の一本となりました!
3本1300gで四位入賞することができました!
極細PEラインの長所は、飛距離・感度の良さが挙げられますが、実は短所もあり、ノット結合部分が時としてキャスト精度を狂わせます。今年新発売したACES-SF60SULJ Ultra Finesse Specialは極細PEに特化したロッドです。このようなPE独特の短所を設計段階で盛り込み、素晴らしいロッドに仕上がっています。勿論、PE以外のフロロやナイロンラインも使えます。難しい日本のフィールドにマッチしたロッドに仕上がっていますので、是非手に取っていただき体感していただけると幸いです。
それでは皆様、良い釣りを!!