皆様、こんにちは。ティムコフィールドスタッフの安達です。今年の夏も暑いですね。梅雨以降、雨に恵まれずフィールドは減水・水質悪化傾向。暑さも加わり、水温は20℃後半の沸騰状態。冬の極寒期の次に過酷な季節です。
このような状況下、水温の低い朝夕のチャンスタイムを逃すと大苦戦する場合が多いですね。水温が低くなる条件を満たしたフィールド選びが重要なキーとなります。流れがある河川、木々に覆われたフィールド、ウィードやリリーパッドのような水生植物、またフィールドの立地による太陽の角度等、意識すると日中の暑い時間帯でもバスを仕留めることができます。
今回訪れた時刻はAM11:00。周囲を木々に覆われ、一部菱藻が密集する小規模野池。狙うは、木々のオーバーハング直下とウィード密集地帯。オーバーハング攻略で重要な事はキャスト精度とアピール。スキッピングで誰も到達しない日陰の奥の奥へルアーを進入させる必要があります。ルアーに求めるのは「自重」「滑りやすいマテリアル」「小さな入力で大きな波紋が出る形状」が挙げられます。選択したのは「野良ガエル」。フックは状況に応じてマス針・オフセットを使い分けます。
また、ウィード(菱藻)攻略で重要な事は、上と中の攻め分け。基本的に点の釣りなので、「止めてもルアーだと見切られない形状」が求められます。選択したのは「クリーピーエッグラバー」。半分にカットし、ウィード上はノーシンカー。ウィード中は1/16ozのネイルリグ。フックはオフセットを使用。
使ったタックルは下記の通り。
ロッド:フェンウィック・ACES62SLP+J
ライン:SUNLINE EGI ULT HS4 1号(リーダー:Vハード1.75号)
ルアー:野良ガエル・クリーピーエッグラバー
この釣りでルアー以外に重要な事はロッドとライン選び。いわゆる「パワーフィネス」セッティング。本来ならパワーフィネスロッドは7フィートクラスが一般的ですが、進入困難な小さなスポットに精度良くスキッピングでねじ込むには、短めのロッドの方が操作しやすい。なので、パワーフィネスロッドではないが短く強いACES62SLPを選択しました。
野良ガエルとクリーピーエッグラバーを用いて、炎天下無風の真夏の野池を攻略。どちらの釣りも言える事は、一つのスポットに対して一投目で勝負が決まる事が多いと言うこと。同じ日陰、同じウィードを何度もキャストしても釣れません。一投目で狙いのスポットに確実にルアーを入れるタックルセッティングが求められます。滞在一時間でしたが、6本仕留める事ができました!
暑い毎日ですが、水分補給・塩分補給・適度の休憩等、熱中症対策をしっかりして、真夏のフィールドに出向き、ティムコ製品で攻略して頂けると幸いです。それでは皆様、良い釣りを!!