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長谷川 武宏

Bass Fishingプロスタッフ長谷川 武宏 野尻湖解禁!そして、これからが本番!

2014.05.14

野尻湖解禁!そして、これからが本番!

野尻湖も、先月末に無事解禁し、2週間ほどが過ぎました。皆さん、明けましておめでとうございます!今年も、野尻湖を宜しくお願い申し上げます!さて今年の野尻湖は例年とは違い、解禁当初まで冬の減水状態のままで、ボートの上げ下ろしにも大変という状況でした。

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これは、寒さの為に雪解け水が少なく、新潟方面(池尻川など)の水が少ないため、東北電力による揚水が殆どなかったからという事です。流入してくる雪解け水等だけでは満水近くに、とはいかなかった様です。当然、冬のまま迎えた春のシャローは、あらゆる意味で寂しく、魚達によっては全く魅力のないエリアだったと思います。ただ、水温は例年より大幅に高いものでした(例年5〜6℃が今年は10℃以上)。

さて、その水位ですが、もちろん少しずつではありますが増水し続け、現在では満水まで後一息という所まできています。スポーニングにはなんとか間に合ったかな?といったところですね(笑)。

解禁日から、ゴールデンウィークにかけては、出艇数も多かったのですが、比較的安定して釣れていました。レンジもこの時期ならではの3mラインを中心に、ミドスト、シャッド、表層系など楽しめたと思います。ただ、ここへ来て増水が一気に加速的になった途端、シャロー周りから大型の雌のスモールがどんどん姿を消し、雄やスポーニングに関係のない小スモールばかりになってしまいました。底付近に流れ込んで来る非常に冷たい水を嫌っての行動なのだと思います。そして、コンタクトポイントや、それに続くセカンダリーポイントの4〜6mというレンジで腹パンパンの雌の大型が…という流れになってきました。

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この原稿を書いている前日に行われたチャプター野尻湖第1戦では、3本で3kg以上が10人以上というハイウェイトな戦いになり、この時期の野尻湖のポテンシャルの凄さを感じさせられました。優勝者のパターンも、先述のコンタクトポイント絡みのシャッドで、同様のパターンの方の多くが上位にきていたようです。

一方、この試合の前日、前々日にはスモールの50cm、53cmがシャロー周りで出ましたので、シャロー系復活も時間の問題かと思います。

さて、これからのパターンですが、いよいよスポーニングに入ってくると、当然ネスト狙いのアングラーも非常に多くなりますが、引き続きシャッドのドラッギングは有効ですね。私のシャッドの釣りは、基本的にシャッドのリップをボトムにタップさせ続けるので、浅いレンジであれば、リーネ55SPを使っています。この時期はどのシャッドであっても、カラーは赤が超!絶対王者ですので、ゴーストテネシーというカラーのものを、赤のマジックで塗って使っています。もちろん他のシャッドも同様に塗るのですが…(笑)この時期の野尻湖のボート上には赤のシャッドが定番です!

そして、この時期ならではのミドスト。3mラインにボートをキープさせ、シャロー方向にテンポ良く投げていきます。野尻湖では、ミドストと言ってもいわゆる“ボトスト”が効きます。ボトムを時折感じながら、そう!ジグヘッドをたまにボトムやストラクチャーなどにコンタクトさせることによってバイトチャンスを増やしている訳です。この釣りで大事なことは、ワームのローテーションです。ローリングや、ワームの出す波動を変える事によってその日の反応の差に気づく事ができれば、もうこっちのものです!私は、非常に大きく動くスーパーシャッドシェイプ、少し押さえ気味のシャッドシェイプ3インチなどをメインに使用しています。

おっと!そうでした!PDLフィンズダズラー3インチはご存知ですか? まだ、発売されていませんが、このワーム期待大ですね!楽しみです。

そして、表層系の釣りです。ワンド奥などのシャローや、フラットエリアのシャロー、コンタクトポイント系張り出し回り…など有効なエリアも多く、また見える!という楽しさもあり、とても楽しいつりですね。クリアーレイクならではの釣りです。

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次に来るのがネコリグです!ネコリグは私のメイン的な釣りとなっており、欠かせないものとなっています。これからシーズン中いつでも、という感じですが、次回のコラムで詳しくお話しさせていただこうと思います。これからの野尻湖もまだまだ一桁気温がありえます。寒さ対策は決して忘れない様にして下さい。また、水温も表層では13℃以上となってきていますが、ボトム付近は確実に一桁台です。落水などにも注意して下さい。釣りや、ボーティングのマナー等を守って、今年のシーズンも事故などのない、楽しいシーズンになるよう、ご協力をお願い致します。

それでは!

 


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