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長谷川 武宏

Bass Fishingプロスタッフ長谷川 武宏 野尻湖2015年シーズン開幕!

2015.06.12

野尻湖2015年シーズン開幕!

待ちに待った野尻湖2015年のシーズンも開幕致しました。本年度は、閉幕が一週間遅くなり11月8日(日)までとなります。今シーズンも宜しくお願い致します。

 

解禁日の野尻湖は、天候も良く、また暖かくとても釣り易い一日となりました。朝の数時間はいい感じで釣れていたのですが、午後になると一気に沈黙気味へと移行し、なかなか難しかったようです(毎年そうなのですが…)。やはり、急激なボートプレッシャーが大きいのかもしれませんね。昨年同様、水位がまだまだ低い状態での解禁となりましたが、少しずつ増水し、現在では満水になっています。

 

今年は、暖かいせいか雪解け水も多く、池尻川が濁っているため、東北電力からの揚水が行われず(規程で濁っていると水を入れる事ができない…と聞いています)。自然の流れ込みだけでの増水、ということで水位の上昇も遅かったのかもしれません。現在では満水となった私の所属する一番館桟橋では、全ボートも下ろせる様になりましたので、ほっと一息といったところです。

 

解禁当初は、いつもの様に山には雪!という感じなのですが、異常注意報が出てしまうほどの暖かさに、びっくりしたのは私だけではありませんね(笑)。

 

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これら妙高山、黒姫山から吹き下ろして来る風(野尻湖では北系の風)はさすがにいまでも冷たく、気温も一気に落ちる為、まだまだ上着などは絶対に必要となりますので、ご注意下さいね!上着はシーズン中必携だと思います。

 

さて、解禁後ゴールデンウィーク頃には、例年よりかなり早くネストも見られ出しましたが、さすがにその数は少なく現在までダラダラと続いている状態です。俗に言う“だらだら乗っ込み”といったところでしょうか。5月の最終週は連日ガイドでしたが、一日に50UPが2本、6日で6本の50UP、そして翌週(6月の第1週)にはまた50UP、という驚異的な釣れ方で、私的には超絶好調!な二週間となりました。ガイド中は、お一人のゲストさんの時以外殆どキャストせず、釣る事がすくないのですが、幸運にも私自身2日連続で50UPを釣る事ができました。

 

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6月の第2週目に入り、状況は急変してきました。まだシャローの所々には、かなり少なくなりましたがネストも見られ、ふらふらしているスモールもみられるのですが、反応も悪くなってきたようです。一方、早期のアフターパターンでもある5〜7mライン付近でもバイトが出る様になり、アフターへと確実に移行してきています。サイズ的には平均レベルという感じですが、バイトも多くなって来ていますのでディープへ…という流れは確実でしょう。但し、私的には例年、このような状況時になってからも、シャロー狙いは一つのパターンとして捉え、超ビッグスモールをゲットしています。ビッグバドや、ビッグベイトなども面白いでしょう。

 

皆さんがこのコラムをご覧になる頃には、アフターパターンも落ち着いてくる頃だと思いますので、狙い目となるパターンなどをお話したいと思います。

 

1.  ライトキャロ

野尻湖定番のライトキャロですが、注目するべきものはスジエビ、そしてゴリです。漁探を駆使してエビなどの群れを見つけるのですが、スモールらしき物がアタックしている(さしている)画像が見つけられればしめたものです。ピン的に集中的に狙うことが大事です。ライトキャロのワームですが、比重の差でバイト率が変わって来ます。重いもの、軽いもの…という事ですね。重いものとしては、これも定番シルクワーム。今では野尻湖定番とも言えますね。

 

そして、軽いもの…ついに出ますね!クリーピーシュリンプ。漂わせ、ラバーの微波動で誘うというもので、強力な武器になるはずです。ショップでチェックしてみて下さいね。エリア的にはスポーニング場となったフラットエリアに近接する緩やかなブレイクや、馬の背、岬などです。

 

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2.  ネコリグ

狙い目などはライトキャロとほぼ同じと考えていいとおもいます。スポーニング時の3mライン中心の時は、シンカーも1/64ozでしたが、水深がディープへとなりますので1/42ozが基本となります。スーパーフィネスクローラーなど4inch前後のストレート系ワームが基本でカラーはコーラが圧倒的に強く、天気などによってはラメ入りも…という感じです。

 

これらの2つのリグを基本に、ワカサギの群れが安定してディープに付きだせば、先述のライトキャロや、ダウンショットのドラッギング、フットボールなども面白くなってくるはずです。また、アングラーの姿が消えたシャロー回りでのミドストも意外な大型に出会えることがあります。今までは比重の大きい(重めの)ワーム…シャッドシェイプ3inchなどを使用し、ボトストと言われるボトムを這わせるような感じでのパターンでしたが、今年は、グリマー7の出番でしょう。2〜3mラインをゆっくりと泳がせて来ると良いと思います。是非試して見てください。

 

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昨年大量発生したマイマイ蛾。凄かったですよね!今年も、長野市では大量発生し、野尻湖も多くの幼虫をみかけますので発生…となることと思います。という事は…ムシパターンとなる訳ですね(笑)パニックシケイダーや、タイニーシケイダーバスチューンなど多くのルアーが発売されますので、楽しみにしたい所です。

 

次回は、ワカサギパターンと、このムシ・セミパターンのお話をさせて頂こうと思っていますので宜しくお願い致します。

 

それでは!

 

 


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