Bass Fishing記事 | ティムコ

平本 直仁

Bass Fishingプロスタッフ平本 直仁 WBSクラシックを振り返る

2016.01.07

WBSクラシックを振り返る

皆さん、あけましておめでとうございます。

 

2016年の初めにあたり、まずは2015年の最後のトーナメント、WBSクラッシックを振り返ります。今年からは出場者枠が狭まり上位15名に絞られたクラッシックですが、お陰様で年間TOP5入りし危なげなく権利を獲得することが出来ました。今年1年は全神経を浚渫に注ぎ、地道な魚探掛けが結果となって表れ始めた事は、手前味噌ですが、久しぶりに自分の成長を感じ、そしてまだまだノビシロあるじゃんオレ!と思ったり(笑)と、自画自賛させていただきまして、来年につなげていきたいと思います(笑)。

 

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今年のクラッシックは大型台風の影響もあり、今までにない時期での開催でした。当日のコンディションは、幸か不幸か例年に無く暖かい11月下旬で水温は14℃強をキープ(流入河川は本湖-1℃)。数日前に降った雨で流入河川は濁り気味。水位はほほ平水。どこに行ってもワカサギ釣り師の鈴なりは見れず、ワカサギ接岸が遅れている感じです。

 

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優勝以外意味のないクラッシック。一発勝負で浚渫心中を決意しプラに臨みましたが、結果的に3日間ノーバイト・・・。ハイリスクを突き抜けた単なる無謀なバカの一つ覚えになってしまう確率が高過ぎた為、別のパターンを模索しました。同時に北風対策も忘れません。冬に破壊力が上がる石積みや、流入河川に絡むストラクチャーでバイトは少ないものの、ハイクオリティのバスを確認することができました。ワカサギが絡むと更に威力を増すパターンだったため試合に向け冷え込みを期待していましたが・・・暖秋・・・。水温下がらず、ワカサギ寄らず・・・。まぁそんなもんです(笑)。

 

狙っていたのは、ストラクチャーにサスペンド気味でワカサギの回遊を待っている個体。出れば確実にキロUP。2Mレンジの1M前後に浮いている感じなので、とにかくノー感じを我慢して巻き続ける忍耐が何よりも重要でした(笑)ワカサギ師がポツリポツリ釣りあげているワカサギのサイズは6~7㎝。マッチザベイトで同サイズのミノーと、110㎜クラスのミノーを気分転換でキャスト。スローリトリーブを基本に、トゥィッチ、ポンプリトリーブです。

110mmクラスミノー
ROD: テクナPMX65CLP+J(パワーラックス500)
LINE: TORAY エクスレッド 13ポンド
REEL: KTF アルファス NEO ノーマルギア仕様

70㎜クラスミノー
ROD: テクナGP64CLJ(TFシリーズ)
LINE: TORAY エクスレッド 10ポンド
REEL: KTFアルデバラン フィネス ノーマルギア仕様

 

初日。厳しいながらも狙い通り1200gUPのハイクオリティバスを2本キャッチ。共に猛烈なファイトでハンドランディングはヒヤヒヤ物。でもキャッチできればそれが超カイカン!でも快楽は2度しか訪れず、タイムアップ。個人的にテクナPMX65CLP+Jは110mmクラスのミノーにはこれしかない!と思っています。ロングキャストから、ショートキャストまで対応。バイトを弾かない柔らかさと、掛けてからのトルク。長からず短からずのレングス含めバラスの取れたロッドです。今回のプラ~本戦までノーミス。そしてほぼ2つ以上のフックがバスに絡んでました。ミノー以外ではコンパクトサイズスピナーベイト~3/8oz、絡め掛けるシャロークランクにもお勧めです。

 

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2日目。前日に増して期待してスタート。というのも前日はこの時期超稀な完全無風状態でハードベイトには不向きな天候でした。巻き倒せたのは、濃いガス(濃霧)のお陰でした。2日目は予定通りの北東風&ローライト。絶好の巻き日和!午前中一杯とにかく一心不乱、無心で自分を信じ巻き倒したのですが、まるで反応してくれませんでした・・・。この異常事態にようやく見切りをつけ残り時間を風裏浚渫&ハードボトムに賭けることに。横の動きに反応が皆無だった為、ヘビキャロのスローなアプローチに変更。起死回生の1400のキッカーをキャッチ!いやぁ~これだったかぁ~という感じでした。しかし残り時間僅かだったため残ながら後続かず・・・無念のタイムアップでした。

 

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3/8oz ヘビキャロ
ROD : ゴールデンウィング 68CMP+J
LINE : TORAY エクスレッド 13ポンド + TORAY トヨフロン スーパーL EX HYPER 3号
REEL : KTFアルデバラン フィネス ノーマルギア仕様
LURE : 3inホッグ系ワーム

 

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もうこのタックルはデッキに乗っていないと安心できない程お気に入りのセッティング。浚渫ボトムの硬軟をわかりやすく伝達してれるので、集中すべき場所を教えてくれます。フッキングはスウィープ気味に。少しティプ寄りにパワーを持たせているP+アクションですのでティップでフックを乗せ、ベリー先端からじわじわとフックを撃ちこみバットで完全に貫くと言った感じです。これまではキャロ専用機としての使用でしたが、テキサス、HDSなどの撃ち物で試すのが楽しみです。

 

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ハイリスク覚悟で臨んだ試合。TOPには遠く及びませんでしたが、1本当たりの1300平均のハイクオリティバスを3本ウェイインできたのは今後に向けての自信につながりました。応援ありがとうございました。2016年は更なる飛躍の年にすべく可能な限り霞ヶ浦に浮きたいと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

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