Bass Fishing記事 | ティムコ

平本 直仁

2018.05.10

2018WBS第2戦 

みなさんこんにちは。WBS第二戦に出場してきました。優勝に絡むだけのハイクオリティバスを狙えるパターンには残念ながらたどり着けず・・・さらにはサイズを選ばなかったとしても5本取ることすら厳しいレイクコンディション。心してかからないとノーウェイトも十分あり得そうな状況。今回の試合のキーワードは【凌ぐ】。腰を据えてじっくり焦らず1本1本積み上げる事を目標にしました。

 

レイクコンディションは一言で言うとデスレイク!(笑)大潮翌週で潮の動きの弱い小潮。晴天無風。数日前の大雨と大風による濁り。水温が下がったかと思えば初夏の気温で水温一気に5℃以上上昇等々、バスにとっても我々にとってもこれでもか!というくらいのバッドな要素満載・・・さらにはミッドスポーニングのタイミング・・・プラクティスから、プリ、産卵を意識したオス、ポストのバスが混在していることを実感。

 

  • プリ:800~1000 ブレイクに浮き気味
  • オス:500~700 シャローフラットのネスト
  • ポスト:800~ ブレイク下、障害物/壁べったり

 

アプローチ

  • オス:JHW、ネコリグ、DS、キャリラバ3/8oz
  • プリ:キャリラバ3/8oz、ノーシンカー、DS
  • ポスト:キャリラバ3/8oz、ライトキャロ

 

ワンポイント

  • オス:ウルトラスローズルズル
  • プリ:スッと見せてフォール~着底で食わす
  • ポスト:ウルトラスローズルズル+弱い吸い込み対策

 

というのが僕的なとらえ方。

 

狙いやすさ

  • 産卵を意識したオス > プリ&ポスト

 

狙いやすい易いのは数的にも圧倒的にオス。狙いたくはないものの背に腹は代えられない状況で試合を迎える事になりました。とはいえ、見えないのでそう簡単に取れる状況ではありません・・・

 

この時期実績の高い葦前のエリアからスタート。朝一番から1.2gシンカーネコリグでとにかくじっくり見せるイメージでウルトラスローズルズル。風が無い事で全く釣れる気がしません。無風でも唯一良かったことと言えば集中できたことかな?wwロッドはGW68CMLP+J。極端すぎないティップアクションタイプで高感度。レングスもありバットパワーもあるのでテトラや石積み等の穴撃ちにも対応。

 

h_tacle

 

今回は穴撃ちではないのでメインラインはフロロ8ポンド。リーダーにはフロロ10ポンド。ライン寄れが大嫌いなので結束にはでスイベルをかましています。※ちなみに僕はDSにも、バックスライドにもスイベルかます派です。これは劇的に寄れなくなる=ストレスがたまらないのでお勧めです。

 

コッ と小さくラインを叩いてラインが動く。この時期特有のバイト。撃たれまくって強プレッシャー下なのでホントバイトが小さい。GW68CMLP+Jはそんな貴重なバイトをしっかりと情報として手元に伝えてくれました。粘りに粘って1時間に1本ペース。この釣りで2本キャッチ。サイズはともに600g前後・・・。とにかくスローな展開に気持ち煮詰まって我慢しきれず、キャリラバ リアクションで気分転換&サイズアップを狙いました。

 

こちらも1時間に1本ペースで3本追加したのですが、どれも600g前後のオス。狙いのブレイク沖に浮いているプリでも、ブレイク下のポストでもなく、ブレイクエッジ上のオスバス達でした。正直想定外。ロッドはACES510CMJ。軽量ショートレングスのレギュラーテーパーロッドでキャリラバにメリハリの利いたクイックなアクションを与える事ができます。トレーラーはTIEMCO Gary ピックルワーム。フォール、ピックアップ中のテールアクション、着底後のスタンド~倒れ込みアクション◎で非常に釣れるセッティングです。ラインはフロロ10ポンド。僕的には操作性を重視して3/8ozは10ポンド、1/2ozには12ポンドを選択しています。

 

h_waiting

 

結果は頑張って5本揃えたのですが2955gとスコアを伸ばすことができず10位。なんとも平凡な順位でした。でも0~1、2本が半分強を占めた試合の中、正直リミットメイクは嬉しく、辛うじて目標の【凌ぐ】ことはできたかな?と思っています。今回の試合はトーナメント人生で一番エリアコンパクト、スロー、丁寧に向き合った試合でした。そういった中で凌げたことは今後に向け勉強になった試合だと思っています。揃ってからの勝負場所、戦略に欠けていたことは大いに反省する点として刻み込みました。

 

h_weighin

 

本来この時期、キャリラバ3/8oz+ピックルワームのリアクションはプリ、ポストに非常に効果的で僕的に超コンフィデンスを持ったアプローチなのですが、今年はリズムが合いませんでした。このセッティングは一年中効きますので是非試してみてください。5月に入りそろそろポスト回復組も増えてくる季節。まだスローフォールやステイ等のスローアプローチ優先ではありますが、徐々に表層系も楽しくなってくる季節です。

 

スローアプローチには、Locoizmスキッドファイヤー3in、ノーシンカーバックスライドやシャイナースティック4inのパラレルフォール。表層直下にはプロップi字系ステルスペッパー。表層系には、野良ネズミ、野良ガエルなどのエラストマー系とバスティンツイスター、プロップペッパー等のノイジー系。リアクションには、もちろんキャリラバ+ピックルワーム、リンキンシャッド4in等、流行りのシラウオパターンにはスーパーリビング系ワーム、フレキシーシャッド3in 等々、今年の新作TIEMCOルアーズ出しどころ満載でこれからのシーズンが楽しみです!

 

 


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