ロコイズムから新たに発売された「リンキンシャッド4インチ」について、自分なりの使い方を踏まえ解説したいと思います。
先に発売されたリンキンシャッド3インチは全国的にも使用しやすいサイズ感と3次元的にアクションするジョイント構造で釣果を伸ばしていますが、新たに加わった4インチに関して、どのような状況でどのような使い方が有効なのかイメージしやすいよう紹介します。
まず始めに、メインとなるのはジグヘッドを使用したミドストです。ミドストに関しては、ベイトフィッシュのサイズが大きいフィールドや、少し濁り気味でアピール力がほしい場合などで3インチに変わり威力を発揮してくれます。3インチよりも重量があり、圧倒的に飛距離が稼げる点も魅力です。
同じような理由から、オフセットフックを使用したノーシンカーやヘビーDSなどにも有効で、自分がホームとするクリアリザーバーから琵琶湖や霞ヶ浦水系といった幅広いフィールドで結果を残しています。
次に、リンキンシャッド4インチだからこその有効なフリーリグを紹介します。その名の通りシンカーがフリーに動く為、シンカー着底後にワームがノーシンカー状態になるリグなのですが、これにリンキンシャッドを組み合わせるとフォーリング時にはスパイラル&テールがバイブレーションし、シンカー着底後にはそのフレキシブルなジョイントボディーが効果を発揮しダートしながらの水平フォール。素早いスパイラルフォール後のダートフォールが思わずバスにバイトさせてくれます。
実際、TOP50開幕戦の野村ダムでは、岩盤などの縦ストに浮くプリのメスバスに効果絶大で、直前プラクティスまではビッグバスが連発。本戦こそプレッシャーによりバイトが減ってしまいましたが、それでもグッドサイズを持ち帰ることが出来ました。先日開催された第2戦北浦水系でも杭や護岸の壁、水門といったシチュエーションで効果を発揮してくれました。フリーリグと同じような理由でヘビキャロでの使用も効果的ですね。
それから、忘れてはならないのがトレーラーとしての活用方法。ジョイントボディーが発生する3Dアクションが、トレーラーとして使用することでその効果をいかんなく発揮してくれます。特にお勧めなのは、チャターベイトのトレーラーなのですが、その他にもスピナーベイトやバスベイトはもちろん、フットボールジグのトレーラーに使用すると、フォールでのバイブレーションや、着底後にジョイントボディだからこそのなまめかしいアクションがバイトを誘発してくれます。水の抵抗が少なく、フォールスピードを殺さないのもいいですね。
まだまだ使用方法は沢山ありそうなのですが、それだけ色んな使い道が想像できるマルチなシャッド系ワームであるリンキンシャッド。是非、フィールドでその実力を体感してみてください。