前回の朝の釣れっぷりが忘れられなくて気が付くと今週もいろは坂を登っていた。朝は風予報だったのでゆっくり出発して午後と翌日の朝を釣ろうという算段。
現地に到着するとまだ白波がたっていて釣りは厳しそうな状況。しばし、車の中で湖面を見ていたが我慢できなくなり2時過ぎにスタート。風は右斜め方向より容赦なく押し寄せる。その内に風は止むだろうと思っていたが状況変わらず。そのまま6時になってしまい泣く泣くストップ・フイッシング。昨年から8連勝中の記録が途絶えてあえなく坊主。「寒さと風とノーフィッシュ」。名言ですね笑。とても辛い初日でした。
翌朝、4時30分スタート。4月中だというのに氷点下。水温は4度台。風は穏やかなので昨日より気持ちが前向きになれる。
暫くフライラインの音だけが響く沈黙の時間が過ぎていく。それにしても寒い。ふと見るとガイドが凍っていた。
アタリが無い理由を考えながらスースーとラインを引っ張っていたら、ズンという重みが突然伝わってきた。まぁまぁのサイズで58cm。時間は5時20分。
これでボウズ脱出。ホッとする嬉しい1匹。急な冷え込みで喰いが渋いのかアタリが続かない。何も無い時間が2時間続きそろそろ冷え切った体が限界に達する頃に手ごたえがっ。小気味良い引きで上がってきたのは50cmちょいのレイク。
カウント100程度の底ヅル引き。若干陽射しもでてきてこれからかと思いきやまたしても沈黙の時間が続く。魚の気配もなく9時過ぎにようやくヒット。岸際まできて最後の最後にフックアウト。ガクッ。2時間に一回の魚の反応?5時7時9時と定期的に廻っている?めげて上がろうかなぁと思うと魚の反応。岸に上がれない時間が続く。
予定通り?何も無い時間が過ぎていく。集中力がとぎれる寸前のお約束の2時間後にドカーンとトルクのある引きがきた。掛かった瞬間に明らかに大きいというのがわかる程にズシンズシンと首振り感が伝わってくる。簡単に掛けあがりの上まで上がってきたのだが、こちらの姿が見えたのか一気に沖に10mくらいダッシュ。出ているラインを回収してリールファイト体制に入る。「ギー、ギー」とドラグ音が響くこの瞬間がなんとも言えない。
何回かラインをだされて心臓バクバク。それでもなんとか無事にキャッチ。67cmのレイクトラウト。胴が太くてたくましい。
まだまだ水温低いので晴れて暖かい日にあたると爆釣もあるかも。
つづく
スーさん
【タックルデータ】
ロッド:Orvis クリアーウォーター12’6” #8
ライン:SAアトランティックショートダブルハンド#7/8 S3/S4
リーダー:OH&Dsシンキング11ftシングル0X
ティペット:アクロンフロロ1X
フライ:TMC708 #6 マラブーパターン・オリーブ/ブラック