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Fly Fishing社員ブログ 解禁直後の箒川C&Rは釣れるのか?

2019.03.07

解禁直後の箒川C&Rは釣れるのか?

栃木県の箒川キャッチアンドリリース区間は、ここ数年ティムコのフィッシングスクールを4月と5月に開催しており、4月にはマダラカゲロウのハッチが、5月にはモンカゲロウのハッチが期待できる絶好のフィールドだ。また一般河川が禁漁となる10月以降も釣りが出来る貴重なフィールドでもある。

 

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2019年は3月2日解禁となったのだが、年に10日以上訪れるにも関わらず3月の箒川の釣りはあまり話題に上らない事にふと気づいた。もしかして釣れないのか?それとも一般河川の人気で釣り人が少ないだけなのか?周期的な雨の合間のポカポカ陽気、あわよくば昼過ぎにはライズなんかもあるかな?と淡い期待を抱いて現着すると車から出るのも嫌になるほどの強風、しかも冷たい。水面は波立ちライズなんか期待できないようだ。そこで最近のマイブーム、ジグニングで探る事とした。

 

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釣り人はとりあえず自分だけなのでまずは定番の『バス転回場』から探る。水は前日の雨でちょっとだけ濁った様だ。風で波立っているのもあって手前の浅瀬ではほとんど魚が見えない。少しずつ奥の深みを探っていくと風の中でもわかる明確なアタリ。ニジマスだ。その後も同様の場所で数数を追加した。

 

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今回はなるべく広い範囲を探りたかったのでそこで粘らず、『曲り淵』に移動し淵を覗くと深みから浅瀬に掛けてかけあがりになっている淵尻に何匹か見えた。そこを流していくとスッとインジケーターが止まるアタリ。あわせると重い引きで大きそうである。しかもそれは突然ジャンプを繰り返し、好ファイトを見せるのだ。メジャーを当てると55cmのでっぷりとしたニジマスだった。ここでも同様に数を伸ばて移動。

 

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その後『向福橋下』、昼を挟んでの再び『バス転回場前』、『県営駐車場下』~『福渡橋下』とポイントを替えたがどのポイントでも複数匹のニジマスと出会えた。ポイントとしてはまだ早い流れに入っているわけでは無いようで、『深みの絡んだ水深50cmから1mのポイント』で、早くはないが適度な流れの真ん中に着いていた魚が釣れた、という印象だ。

 

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フライはコカゲロウやガガンボのハッチを期待して#16の小型のジグニンフを巻いていったのだがそれらは全く反応が無く、同じく初期に効くのではと巻いたオリーブのジグニングがもっとも反応が良かった。

 

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今回使ったロッドJスイッチN+1093-4N+はスイッチロッドでありながらリアグリップが取れるため10’6”#3のシングルハンドロッドとして使用できる。ジグニンフを使ったこの釣り方(ヨーロピアンニンフィングとかハイスティックニンフィング、タイトラインニンフィングなどと呼ばれる)ではロッド長が3インチ違っただけで探れる範囲が大きく違ってくる。長ければ長いほど有利なのだ。ただ持ち重りしたり硬くなりすぎたりするとロッドを1日保持できなくなったりティペットが切れやすくなったりする。

 

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その点このロッドは高弾性カーボンとナノレジンマテリアルの相乗効果で軽さと高感度、そして掛けてからの粘りを発揮する。40~55cmのニジマスを今回数多くキャッチしたがファイト中に6Xのフロロティペットが切れたのは一度も無かった(キズが入っていたであろうアワセ切れを除く)。これはナノレジンマテリアルの大きなアドバンテージだ。ニンフィングをやってみたいという方にお勧めのモデルである。

 

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【タックルデータ】

ロッド:ユーフレックスJスイッチN+ 1093-4N+ 10’9”#3
リール:ロスコロラドLT3/4
ライン:SAマスタリーコンペティションニンフ022フローティング
リーダー:フロロステルス4Ⅹ4ftと6Ⅹ7ftをアンプカティペットリングで接続
フライ:タングステンジグニンフ#12、14

フライ
ラビットジグニンフ#12オリーブ
フック:TMC403BLJ#12
ビーズ:タングステンビーズプラスノーマルLゴールド
スレッド:UNI8/0キャメル
テール:フェザントテールオリーブ
リブ:UNIソフトワイヤーSコパー
アブドメン、ソラックス:MSCダビングオリーブ
ウィングケース:ターキークイル

 


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