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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 汽水メバルと鮎ストリーマー

2011.07.20

汽水メバルと鮎ストリーマー

広島をはじめ中国地方ではメバル釣りが人気だ。繊細なアタリがわかるようになると釣果に格段の差が出るようだ。メバルは過去に何度かやったことがあるが今回連れて行ってもらったのは大きな川の河口だった。淡水と海水が入り混じる汽水域でメバルが釣れるというのが驚きだったが釣り方もまた独特のものだった。河口といえども水は流れているのでケミホタル(光る目印)の下にメバル用のフライを2つ付け、ドリフトさせるというものだった。釣りは夜がメインなので暗闇の中、オプティストリームのWF4Fにトラウトリーダー5Xを結び、ティップ側をカットして、用意しておいてもらった仕掛けとケミホタルをセットした。河口にありがちな高いコンクリートの壁を背にしてラインを回しながら下流のフライを上流に投げなおした。しばらくすると1尾目がきた。着水直後のアタリをうまく取れた。ブルブルっというメバルの引きは楽しい。

あとが続かず、かなり時間をおいて2尾目がきた。2尾目はドリフト中のわずかな変化であわせた。前日の雨の影響で状況はいまひとつのようだったがフライならば数尾釣れれば満足。ケミホタルが沈まないようにドリフトを速めたがフローティングのインジケーターがあればもっとゆっくりドリフトできてもっと釣れるのだろう。

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広島のメバル

さて次の日は広島の市内を流れる有名な太田川に行った。案内してくれたのは地元の有名なフライマンAさん。Aさんによると太田川はいつもより水位が50~60㎝高く、本来この時期に狙えるはずのサツキマスは難しいとのこと。そこで同じ場所でリバーシーバスができる(70~80㎝もあるらしい)とのことでGASS8140にアダプテッドラインのFボディ+S3ティップ+アクロンミスティ04X60cm+02X40cm+0X40㎝に9㎝の鮎ストリーマーを結んだ。最初に入ったポイントは不発だったが次に入ったポイントで鮎ストリーマーをスイング。15投目くらいに40㎝弱の銀色の魚が掛かった。ガツンと言う硬いアタリの後、魚体の大きさ以上に強い引きだった。しばらくファイトをして徐々にラインを巻きとりヘッドが入ってこれからランディングという時にジャンプ一発バレてしまった。サツキマスだ。

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鮎ストリーマー

案内してくれたAさんはシーバス狙いの大きなストリーマーにサツキマスが掛かったことでサツキマスの釣りの新しい糸口を見つけたようだった。この鮎ストリーマー、広島から自宅に帰ってきてからすぐに量産した。今年は北海道でも秋田でも広島でもこの鮎カラーに魚が喰いついてきたのですっかり気に入ってしまった。
この話には続きがある。大きな鮎ストリーマーにサツキマスが掛かった話が翌日には伝わり広島のささき釣具さんが「2本送ってください」とのこと。すぐ送るとそれを参考にして巻いて釣りに行ったKさんがXACT7130ロッド&アダプテッドシステムで見事サツキマスを昼間に釣ったのだ。その時の写真を手紙で送っていただきありがとうございました。おめでとうございます。

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Kさんからの手紙にはサツキマスが

もしかしたら太田川のサツキマスは昼でもストリーマーなら攻略できるのかもしれない。

 

近藤記

 


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