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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 夏休みの北海道 其の三 「知床の渡船でのカラフトマス」

2011.09.22

夏休みの北海道 其の三 「知床の渡船でのカラフトマス」

夏休みの北海道三日目は、昨年も利用した知床の渡船でのカラフトマス狙いだ。昨年は予想外のサケのキャッチに楽しめた一方で、本命のカラフトマスはスレとバラシのみでちゃんとキャッチ出来なかったので、(前日に釣ってはいるが・・・)今年こそは本命のカラフトマスをキャッチするべく日の出前の出船という早い時間にも関わらず、遠くに見える国後島に向かってキャストを繰り返すのだった。

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日の出直前の様子、国後島に向かってキャスト

しかし、昨年は途中から沖に離れてしまったとはいえ朝のうちは大量に河口に集まっていたカラフトマスが、今年は殆ど見えない。朝一番のいい時間帯のはずなのに、数人挟んだ左手の河口に入っているウキルアーマンが3回ヒットさせたのを見ただけで、それ以外のこの湾に入っている10数人は誰一人アタリが無いようで、7時位になると多くの人が左手の岩場の方に移動してしまった。
そこで空いた場所に入って少し高い所から水中を覗き込むと、全く魚がいないと思っていたが、実は魚は沢山いて岸際を右へ左へと回遊していた。どうやら水面に背鰭を出していなかったのと、正面から低い角度で日が射していたため、水中が良く見えず魚がいないものと思い込んでいたようだ。
但し、大きい群れは1回に30~40匹位と結構な数で通り過ぎているようだが、回遊の速度が早いのと魚がかなり黒ずんでいるようで殆ど口を使わない。まあ、それでも群れが留まりやすい場所を丹念に狙っていると、数匹のスレの後やっと口に掛かったような首を振る感触が伝わってきた。
右に左にとシャープに走るカラフトマスの引きを楽しみながらも、最初の一匹をばらさないように物凄く慎重にファイトし、やっと岸にずり上げてキャッチしたのは、セッパリの見事なオスのカラフトマスだった。

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嬉しい最初の1匹、セッパリの見事なオス

その後は、潮が良くなったのか徐々に魚の群れが大きくなり、さらに誰もいない右の浅場に魚が溜まっているのを発見。それまで使っていた8番タックルから魚を怯えさせないように6番タックルに変えて、離れた場所から静かにキャストをするように心がけることで、幾つもの魚をヒットさせることができた。

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日が高くなってからは何匹もヒットすることができた

さらに、帰りの船が迎えにくる30分程前に本日一番の魚がヒット。ギンピカの魚体で掛かってから何度もジャンプを繰り返し、ランニングラインを何度も引き出して素晴らしいファイトを見せたオスのカラフトマスをキャッチして十分満足。まだ帰りの船は到着していなかったが、この魚をシメの一本としてタックルを片付けた。

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この日一番の魚、シメの一本

昨年はこの後、川でオショロコマを狙い、さらに夕方河口規制の無い河口で再びカラフトマスを狙ったが、この日は渡船でのカラフトマスの釣りだけで十分満足し、後は観光ドライブをしながら早い時間に宿に入って温泉に浸かりのんびりと過ごしたのだった。

タックルデータ
(最初に使っていた8番タックル)
ロッド:LOOP マルチダブルハンドMUL8130-4
リール:ダニエルソンXLW・8-12
ライン:LOOP オプティアダプテッドダブルOATH8-9F+ADT8-9F
リーダー:LOOPサーモン・ライトリーダー+プロトタイプのナイロンティペット0X 60cm

(途中から使った6番タックル)
ロッド:LOOP エヴォテック 6126-4MF
リール:ダニエルソンL5W・6-9
ライン:LOOP オプティアダプテッドダブルOATH6-7F+ ADT6-7F
リーダー:LOOPサーモン・ライトリーダー+プロトタイプのナイロンティペット0X 60cm

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