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アンダーハンド釣行記

Fly Fishing社員ブログアンダーハンド釣行記 エヴォテック100でボートシーバス

2011.09.12

エヴォテック100でボートシーバス

大型の台風が去った後に横浜からボートでシーバスフィッシングを楽しんだ。9月~11月中旬は日中のトップの釣りが盛り上がる時期でイワイスーパーミノーなどのフローティングミノーにドカンと出てくる最高のシーズンだ。いつもお世話になっているシークロの岡本キャプテンと東神奈川からお昼の12:00に出船した。さすがに9月に入り日差しも弱まり、ほんのり秋の気配を感じた。残暑というよりは初秋といった感じだった。

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当日のタックル

選択したタックルはロッドがEVOTECの7100-3MFにリールがオプティランナー。ラインはいつものオプティスティルウォーターWF7Fとエヴォテック100 WF7Fを両方用意した。オプティスティルウォーター、エヴォテック100はどちらもヘッドが10m以上とシングルハンド用としては長く、遠投する釣りに向いている。今回は主にエヴォテック100を使ったがスティルウォーターラインよりも50cm前後短い10.4mヘッドだ。これが実に使いやすかった。(この釣りは5mの近距離でも釣れるが投げた方がたくさんフライを引けるため釣れやすくなる)

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TMC8089Nに巻きました

台風の影響で海にも大量の流木などが浮いていて、オーバーヘッドでしかできない場面があった。(アンダーハンドはリーダータッチする部分の水面が凍っていたり、落ち葉だらけの場合はうまくキャストできないと思った方がよい)そんなときはスティルウォーターよりも少し短いエヴォテック100だとオーバーヘッドのバックキャストが楽で快適だった。もちろんアンダーハンドも快適でボートシーバスには一番向いているラインだと思う。ただしロッドは10ftをお勧めする。トップの釣りでの操作性と長いヘッドとの相性を考えてのことだ。もしロッドが9ft、9.6ftならエヴォテック85やオプティストリームをお勧めする。初心者の方はロッドの長さに関係なくこちらをお勧めする。

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ボートからだと水面が低くなる

アンダーハンドはボートやフロートチューブからのキャストでも威力を発揮する。ボートからの場合は水面が立ち位置よりも1m前後下がる状態になるので短いヘッドでいつもの感覚でキャストするとリーダータッチで抜けてしまうのだ。一方、シュートではフライラインが落下するまでの時間が稼げるので遠投は楽にできるメリットも生まれる。そこでオプティスティルウォーターやエヴォテック100などの10mを超えるヘッドを選ぶと水面にアジャストしやすく、遠投も効くというわけだ。アンダーハンドでやるとフォルスキャストがほとんどないのでどんどん攻められるというメリットもあり、慣れれば100mの壁を攻めるのもあっという間にできる。またアンダーハンド用のタックルはオーバーヘッドで使っても最高のバランスがとれているのでオーバーヘッドのみでトライしてもOKだ。

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思い通りにラインをコントロールして出した1尾

さてリーダーはフライが大きい場合(ここではスーパーミノー)は短くするのが法則だ。マルチリーダー13ftの先端をカットして6~7ftまで詰めて、20~30lbのショックリーダーを70cmど繋いでいる。リーダーがもったいないという方は35~40lbバット1.5m+20~30lbを70㎝+フライという感じで自作してもOKだ。多少操作性は落ちるが慣れない人は障害物や貝で切ってしまうことがあるのでこちらの選択もありだ。

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きれいな横浜の夕焼けに出会えた

このトップのシーバスの釣り、渓流のフライフィッシングからは程遠い釣りのようだがやってみると、渓流を攻め上がるのと全く似ている。次々移動し、多様な人工の障害物すれすれに次々フライをキャストしていく。出なければ次という感じで釣りをしながらいつも渓流みたいと思っている。9月~11月半ばまでは昼間にできる最高のシーズンなのでシークロさんに予約すればスニーカーとタックルだけで釣りが楽しめ50cm~70cmほどのシーバスに出会えるだろう。もちろん岡本さんが親切に面倒を見てくれるので楽しい釣りができる。東神奈川の駅からマリーナまで歩いて5分なので私もいつも電車で行っている。興味がある人はまず一度乗ってみてください。

近藤記


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