3月14日15日と芦ノ湖に行った。1泊2日の懇親会のような、合宿のような釣りで岸釣りとボートに分かれて、仲間で釣りをした。
14日の土曜日は曇ときどき雪。3月とはいえ、やはり箱根はまだ寒い。入ったポイントはバックスペースがなく、アンダーハンドが役立つ場所だった。皆で並んで釣りをすると、久しぶりに会ったNさんもキャストがとても上手になっていて目の前で、アンダーハンドで70オーバーほか、数尾釣り上げるところを披露してくれた。どんなことでも上達するということはすばらしいことだ。
さて自分のタックルはクロスS1トラベル6122-6で皆同じような番手だった。湖の場合、以前は多くの人がもっと長いロッドを使っていたが今は12フィート前後のダブルか、シングルハンドに落ち着いてきた。S1トラベルシリーズのダブルハンドは6ピースで仕舞寸法が4ピースシングルと同じになってしまうので湖畔を歩いて移動する場合にも非常に便利だ。しかも、やわらかく曲がり魚もバレにくい。
リールはエヴォテックG4・LW7-9ブルースプール。ラインはヘッドがOH&Dチェンジャブル6番約24gでシンク1&2をメインに使った。ランニングラインはループ029。フライはTMC9300 #8に巻いた典型的なマラブーフライ。
さて2日間の皆の釣果はとてもよかった。特に14日は最高の日並みだった。70オーバー2尾、60オーバー3尾、50オーバー多数と皆大きなマスのファイトを楽しんだ。私も73の太ったレインボーとのファイトを楽しませてもらった。
ここで湖のアンダーハンドキャストについてコツを紹介。まずグリップを広く握らないこと。ショートグリップを心掛け、腕をしっかりたたんでキャストするとうまくいく。要するにコンパクトだ。これはロッドがしっかり曲がるためで、グリップ、動作が大きくなるほどに逆の現象が起きてしまう。テニスや野球のバッティングと同じだ。
シーズン初期の湖はリトリーブの釣りがメインで、ウェイディングしながらシンキングラインを扱い、安定的にリーダーをターンさせる必要がある。最初はなかなか大変だと思うが、慣れるとシンキングラインのキャストのほうが楽に感じてくるものだ。シンキングラインは空気抵抗が少なく簡単に飛ぶ!またウェイディングも何の問題もなくなる。
そういえば今年は3月半ばでもうワカサギが接岸していた。後日OGGYさんがドラワカで大きなイワナを釣ってきた。4月はとてもよくなるかもしれない。関東では、これからは中禅寺湖もシーズンインして多くの人が楽しい時間を過ごすはずだ。皆さんもよい釣りを!
近藤記